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孤独な少年のわずかな命  作者: 大根先生
第一章
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第一話

初めて、小説を描く事になるので覚束ない点もあるかもですが何卒、温かい目で見守って頂けたらなぁと思いますm(__)m 更新頻度は、なるべく上げたいと思っております‼

もしも悪い病だったらどうしよう。

そんな不安を胸に近くの病院へと訪れた。


色々と手続きを終え、椅子の方に腰を下ろし待っていると看護師の方に呼ばれ、個室の奥へ誘導された。

今から診察が始まる。そう思うと緊張と不安が高まり、今にも胸が張り裂けそうだ。

カーテンを開くと椅子に腰掛けた診察の先生とその向かいにもう一つ椅子が用意されていた。

さぁどうぞと言われるがまま空いている椅子に腰掛けた。


「では早速、診察の方を始めます」


色々と様態を聞かれ、今日あったことを全て伝えた。

僕が説明を終えると、先生は苦い表情へと変わり


「精密検査の方とレントゲンを撮るので付いてきて下さい」


言われるがまま、見たことのない機械が沢山置かれている部屋へと連れて行かれ、レントゲンを撮り精密検査を行った。それでも先生の苦い表情が変わる事は無かった。

色々と作業を終え、診察室に戻るとレントゲンの写真を見ながら先生は僕に告げた。


「検査を終えた結果、残念ながらガンです...それもかなり進行していて手の施しようが無い状態です...ガンの進行を見る限り余命3年ほどに...」


その言葉にショックを受け一瞬、気を失いそうになり、余命宣告による悔しさと悲しさ、そして絶望に僕は満ちあふれた。

抗がん剤治療などを進められたが断り、重い足を一歩づつ動かし帰宅するのであった...。



---



気付けば僕は、自分の部屋に引きこもっていた。

学校にも行かず、親からの電話も無視し


「はぁ、なぜ俺は生まれてきたのだろう...」


と、ベッドの中で呟きそっと目を閉じた。



---



「チュンチュン...、チュンチュン...」


鳥の鳴き声が聞こえる。

心地良い鳥の鳴き声で目を覚ますと、そこは見知らぬ草原だった...。


「これは一体...」


夢ではないと疑い、何度も目をこすった。

だがしかし、目に映る広大な景色が変わらず辺り一面広がっていた。












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