11/28
閑話<1>
我が祖国は、グリラーナ王国という緑豊かな国だった。
だが、十年前に友好国であったソラシア帝国によって滅ぼされた。
ソラシア帝国の次に大国である、アストラッド王国とその友好国であるジルーラ王国に我らは逃げ延びた。
いや…、グリラーナ王国第12代国王…ガリラ王達グリラーナ王家の人々に逃がされたのだ。
王と王妃、王太子殿下の三人以外の我らを二国へ逃がしてお三方は、国に残られ…殺された。
唯一生き残った、最後のグリラーナ王族。
第一王女ファル・グリラーナ殿下を我らに託して…。
ファル様が居る限り、グリラーナ王国は滅んでいない。
ファル様は、グリラーナ王国再建を我らに約束し、その準備を始めている。
我らも、ファル様の指示に従って動いている。
我らグリラーナ王国の民は、全てファル様の忠実な臣下であり、家族なのだから…。




