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あの日僕らが見た世界  作者: コタツミカン
プロローグ
1/4

終わりの始まり

今回、初めての投稿になりますので読みにくかったり、わけがわからなかったり、矛盾していたりすることがあると思います。

どうか温かい目で見守ってやってください笑笑



あの日、僕らの世界は崩壊した。それは偶然だったのか必然だったのか、今じゃそんなの誰もわからない。周りにいた友達は次々と《奴ら》に食い殺され《奴ら》になった。


いつ自分も《奴ら》に食い殺されるかわからない。もしかしたら10分後、1時間後、1年後、もっと早いかもしれない。


それでも僕は残そうと思う、僕らの生きた証を





キーン、コーン、カーン、コーン・・・


「ヤバい、早く走れ瞬」


「これでも全力だって!」


新学期早々、親友の瞬と遅刻なんて何とも不安な。

瞬とは小学校からずっと一緒で野球もしてた。何かと喧嘩ばっかりだが気の合う奴だ。こいつとだったら一生やっていける気がする。俺はそー思う。


「あっぶねぇ〜ギリギリ間に合った!」


「健吾〜瞬〜!」


廊下を全力で走ってくる人影が見えた。遥だ。


長い髪に小柄な体、いかにも小動物みたいな奴だ。


「ねぇーねぇー聞いてよ!智樹の奴うざったくてしょーがないんだけど。今朝も電話が9件もきててしつこい!」


遥と智樹は高校1年の時から付き合っているが、智樹に関してはあまりいい噂を聞かない。


「もうさ、智樹と別れたら。あいつ浮気とかよくするって聞いてるし。」


「そーだよ、早く別れて健吾と付き合っちゃいなよ!そーすりゃいーじゃん」


(お前が遥のことが好きなの知ってるんだよ)


「な、何言ってるんだよ!そろそろ授業始まるから行

くぞ。後でな」


「はいよ。」




時として日常は儚く砕け散る


・・・5


「ったく瞬のやろー、ふざけやがって。」


でも、2年生も始まったばかりだし色々遊んだりしたいなぁ


・・・4


体育祭で瞬と対決したり、遥と二人で文化祭を回ったり。あとは海もいいな、カラオケも行きたいなぁ


・・・3


「おーい、席つけー」


あと、山ちゃんとか金子とか聡一郎とも遊びたいなぁ〜


・・・2


「出席とるぞ、石川……、江南……、片山…」


そろそろ遥にも思いを伝えなきゃ、遥が智樹と付き合ってからなかなか一緒にいれなかったし、瞬の奴は俺の気持ちに気付いているだーしな


・・・1


「鈴木……、菅原……、田中……、谷原…」


まぁーでも、あいつらとは今もこれからもお世話になるだろうし、ずっと仲良くいたいなぁ


・・・0


「きゃーーァーーー」


(何だよ朝っぱらからうるせーな)


グチュグチュバリバリバリ


「・・・何だよあれ」


今も思えばその醜く心地悪い不協和音が俺の時間を止めたのかもしれない









最後まで読んでいただきありがとうございます。

間違いなどあると思いますが、よければ次回も読んでくれると幸いです。

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