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林檎の木の下で  作者: 瑠樺
第二部 序章
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主要登場人物まとめ

挿絵(By みてみん)

クロエ・メイフィールド

-Chloe.Mayfield-

5月5日生まれ。趣味はお菓子作り、絵を描くこと、植物を育てること。嫌いなものはお化けと争いごと。

好物はクリーム系の料理、桃、梨。少しだけジャガイモスープが苦手。

幼少時を施設で過ごした影響からかかなりの貧乏症で安物食い。必要なものが必要なだけあれば良いという考え。


ご主人様を自称するヴィンセントに嫌味を言われたり、食事に難癖を付けられたりという災難な従僕生活を送る。

クロエの中で周囲の男たちは、ヴィンセントは【華やかな人】、エルフェは【格好良い人】、レヴェリーは【可愛い人】、ルイスは【綺麗な人】、ファウストは【不思議な人】という認識である。

好みの男性は、真面目で優しい人。趣味や価値観が共有でき、林檎の木を植えてくれるような人が理想。


ある事件の後、長かった髪を断ち切ったのはクロエなりに自分を変えようという意思表示。

他人に認められ、好かれるようになる為には、まず自分自身を好きにならなくては駄目だということに気付く。

テーシェルで暮らし始めてからは髪を下ろすことが増え、手足も伸びたため大人っぽくなった。

栄養状態もあるが、虐待の過去が成長を妨げていたのだろうと語る者もいる。


誕生花は「スズラン」。花言葉は「希望、繊細、幸福が戻ってくる、愛の告白、清らかな愛、曇りのない純粋さ」。

イメージカラーは勿忘草色。イメージの童話は【茨姫】、【灰かぶり】。



◆ ◆ ◆



ヴィンセント・ローゼンハイン

-Vincent.Rosenhain-

7月12日生まれ。178センチ。趣味はクラシック鑑賞、人をからかうこと。嫌いなものは家族愛、生意気な女、宗教。

好物は酒、トマト系の料理、辛いもの全般。甘いものが嫌いで「味覚異常を起こす」と言って口にしない。

家族は勿論いるし、年の離れた弟が一人いるらしいが、あまり自分のことについては語りたがらない。


性格は兎も角として根の方は大人。大人の余裕を以ってクロエたちをからかって遊んでいる。

好みの女性は、自分の意思をしっかり持っていて尚且つ面白い人。実は年下好きで、守備範囲は狭いらしい。


容姿はクロエが思わず天使だと見紛うほどに清らげに整っている……が、たまに悪魔のように歪む。

自分の容姿が他人からどのように見られるかを知っていて、それを引き立てる服装を好んで着ている。


かつてチームを組んでいたディアナに対しては、恋情とも憎悪ともつかない複雑な感情を抱いている。

思い出のペンダントは肌身離さず持ち、行動理由には常にディアナとエルフェのことが絡んでいる。

本人曰く、ディアナは「三十年近く経っても忘れられない女」らしい。


誕生花は「アキレア」。花言葉は「戦い、指導、心の傷、悲嘆を慰める、真心を持って、私を治してください」。

イメージカラーはピーコックグリーン。イメージの童話は【蛙の王様】。



◆ ◆ ◆



レイフェル・エルセーヌ・ルウ・レイヴンズクロフト

-Raphael.Elleseine.Lu.Ravenscroft-

11月15日生まれ。184センチ。趣味は高級食器収集、菓子のレシピを考えること。嫌いなものは害虫と兄姉。

好物はワイン、チョコレート、魚系の料理。好き嫌いは殆どなく、料理人の端くれとして何でも食べる。

組織の狙撃手として働く一方で喫茶店【Jardin Secret】を開き、更に何でも屋を営む。根っからの仕事人間。


ヴィンセントとは二十年以上の付き合いになるようで、あのろくでなしを黙らせられる人物である。

好みの女性は、自立した人。趣味などで気が合えば些細なことには拘らない。


容姿はガラス細工のように繊細に整っている。女性的という訳ではなく、どちらかといえば精悍な顔立ち。

普段は至極穏やかな彼だが怒らせると凄まじく怖いらしく、レヴェリーは疎かヴィンセントにも恐れられている。


自分以外のことには気は回る方でディアナの恋愛相談を受けていた。

しかし、そのことが誤解を呼び、ヴィンセントとディアナは決裂し、メルシエは人生を狂わせた。

エルフェが他人との間に壁を作るのは、自分が干渉することで他人の人生が歪む姿を見たくないから。


誕生花は「ローズマリー」。花言葉は「追憶、思い出、忘れずに、あなたは私を蘇らせる、変わらぬ愛と記憶」。

イメージカラーはファントムグレイ。イメージの童話は【青い鳥】。



◆ ◆ ◆



レヴェリー・クラインシュミット

-Reverie.Kleinschmidt-

4月14日(実際は8日)生まれ。169→172センチ。趣味は漫画、テレビゲーム、ホラー映画鑑賞。嫌いなものは嘘をつく人。

好物はストロベリー、チーズ系の料理、甘いもの全般。ニンジン、タマネギ、ピーマンといった野菜が苦手。

ノリの良い性格をしていて一人でボケからツッコミまでをこなす。常識人でもあるので苦労は絶えない。


ルイスの双子の兄。離れていた月日の反動かブラコン気味で、何かと構おうとしたりお兄さん面をしたりする。

好みの女性は、芯の強い大人の人。可愛い部分を持ってる年上の人が好き。微妙に面食い。


容姿は弟のルイスとはあまり似ておらず、極々平凡な少年らしい面立ちをしている。

身長が低いことを密かに悩んでいてミルクを毎日飲んでいる。


レヴェリーがクロエやルイスに対して保護の姿勢を取るのは、強迫観念にも似た義務感があるから。

「自分を必要としてくれる人などいるのか」という深層意識があり、弱い存在を守ることで存在意義を確認している。

そんな中で出会ったグロリアやアンジェリカの生き方は新鮮で、苦手意識と対抗意識を持っている模様。


誕生花は「イカリソウ」。花言葉は「あなたを捕まえる、君を離さない、人生の出発」。

イメージカラーは●茜色。イメージの童話は【ヘンゼルとグレーテル】、【白雪姫】。



◆ ◆ ◆



ルイシス・ヴァレンタイン

-Louises.Valentine-

4月14日(実際は8日)生まれ。172→175センチ。趣味は読書、ピアノ、ボードゲーム。嫌いなものは綺麗事を並べる人。

好物は柑橘系の果物、マスカット、薄味のもの。肉など臭いの強い食べ物が苦手。

公用語の言い回しが多少ぎこちない。その為に刺々しく喋っているように聞こえてしまう。


レヴェリーの双子の弟。態度には出さないが、自分にないものを持つ兄を他人として尊敬している。

好みの女性は、控えめで優しい人。どちらかといえば年上趣味で、自分と対等にあることのできる人が理想。


容姿は兄のレヴェリーとはあまり似ておらず、線の細い面立ちをしている。

そんな目立つ容姿の所為で良いこと以上に悪いことがあったので、容姿に関して触れられることを嫌う。


クラインシュミット虐殺事件の後に出会ったアゼイリア夫人に対しては、憎しみよりも哀れみの情を抱いている。

彼が現在喪服姿なのは家族の無念を忘れない為であり、彼女を悼む意味でもある。

因みに、本名が嫌いなのは家族や貴族に呼ばれる名だから。彼等の前で肩肘張ってしまう自分を嫌っている。


誕生花は「レンゲソウ」。花言葉は「感化、心が和らぐ、私の幸福、あなたは幸福です、あなたは私の苦痛を和らげる」。

イメージカラーは●紫苑色。イメージの童話は【雪の女王】、【幸福の王子】。



◆ ◆ ◆



ファウスト・カヴァレーラ・ルウ・レイヴンズクロフト

-Fausto.Cavaleral.Lu.Ravenscroft-

8月31日生まれ。186センチ。趣味は変装、下町巡り。嫌いなものは命を軽んじる人とうさぎ。

好物は緑茶、蕎麦、クロケットなど。クリームが苦手で弟の菓子を食べられなく、せめてもと学んだのがデコレーション。

その結果、方向性が明後日の方に逸れ、今では弟のエルフェに引かれるほど。本人も冗談でやっている。


レイヴンズクロフト侯爵家の特徴である銀髪碧眼を持つ美男子。それを隠す地味な変装をするのが好き。

他人を怒らせて本性を暴き、他人を疲弊させて手玉に取る。その裏で冷静に人間を量っている。


そんな奇矯な闇医者のもう一つの顔は、ヴァレンタイン小侯爵付きの従者ジルベール・ブラッドレー。

両侯爵家の不和を解消するという名目で潜り込み、そのまま住み着いてしまった。


教会の元【死神】。アデルバートとエレンの友人で、十年前にも双子と一度だけ会ったことがあった。

エレンの遺言により双子の成長を見守っていたが、従者としてルイスに仕えるのは自分の意思である。

ルイスへの忠誠心は生きる道を照らしてくれたが故だと語るが、その真意は不明。


誕生花は「リンドウ」。花言葉は「正義、苦悩、さびしい愛情、悲嘆にくれるあなたに、悲しんでいる時のあなたが好き」。

イメージカラーは●トワイライトスカイ。イメージの童話は【なでしこ】。



◆ ◆ ◆



エリーシャ・ローゼ・ヴァレンタイン

-Elysia.Rose.Valentine-

12月11日生まれ。138センチ。趣味は庭の散歩、ティータイム、ピアノの連弾。嫌いなものは怖い人。

好物はアイスクリーム、ビスケット、サーモンのリエットなど。嫌いなものも黙って食べる。

舌から贅沢を覚えないようになど両親からは厳しく育てられたので、克己的で大人びたところがある。


兄に負担を掛けないようにと何も知らない少女を演じていたが、本当は実年齢以上の考えを持っている。

侯爵令嬢としての体面を崩すような振舞いはしない。諸々のことから父親とはあまり折り合いが良くない。


ビスクドールのような可憐なドレスも相俟って人形のように愛らしい容姿をしている。

年齢の割には大人びた面立ち。病弱故に年頃の少女のようなお洒落ができないので、せめてもと髪を伸ばしている。


誕生花は「チューリップ」。花言葉は「愛の告白、美しい瞳、まじめな愛、早く会いにきて」。

イメージカラーは●撫子色。イメージの童話は【ラプンツェル】、【親指姫】。



◆ ◆ ◆



グロリア・デ・ルカ・ジナステラ

-Gloria.De.Luca.Ginastera-

6月16日生まれ。165センチ。趣味は格闘技、昼寝、掃除をすること。嫌いなものは軟弱者。

好物はチェリー、カボチャ、ファルネーゼ料理全般。基本的には腹を満たせれば何でも構わないという考え。

人間として不足した部分を補う為、ファウストの勧めに従って休日は読書をして過ごしている。


二年前までは過激派と名を轟かせたが、現在はヴァレンタイン侯爵令嬢の腹心侍女ビアンカとして穏健派に転身している。

エリーゼのことを可愛がっているので、彼女を悲しませるルイスのことは嫌い。ついでレヴェリーも大嫌い。


黒髪赤眼のエキゾチックな顔立ちをした美人。化粧っけはないが、マニキュアだけは丁寧に塗っている。

エリーゼの髪を凝った形に結うのが最近の楽しみ。


誕生花は「チューベローズ」。花言葉は「冒険、危険な楽しみ、危険な快楽、あなたは私の心を鎮める」。

イメージカラーは苺色。イメージの童話は【白雪姫】。



◆ ◆ ◆



メルシエ・メルネス・メルカダンテ

-Mellcier.Mellnas.Mercadante-

9月3日生まれ。168センチ。趣味は料理、拳銃集め、タロット占い。嫌いなものは聖職者とヤクザ。

好物は海鮮料理、肉料理全般。良いものを食べて育ってきたので食には少々うるさい。

アンティークショップ【Waldhaus】を開きながら、組織の銃手としても働く。仕事が生き甲斐の女性。


骨董商になったのはエルフェの影響。店で妙な格好をして変人を気取っているのは、高貴な身分を隠すため。

メルカダンテ伯爵家の娘でありながら縁談を断って家を出たという過去がある。


薔薇色のショートヘアに青い瞳。一度見たら忘れられないような強烈な印象を持っている。

髪を短く切り揃えているのは身分を捨てた証。過去に囚われない生き方をしたいと思っているが、中々難しいらしい。


誕生花は「マーガレット」。花言葉は「恋を占う、さよなら、忍耐と悲しみ、心に秘めた愛」。

イメージカラーはワインレッド。イメージの童話は【憂悶聖女】、【マッチ売りの少女】。



◆ ◆ ◆



ディアナ・アシェリー・フロックハート

-Diana.Ashley.Flockhart-

3月5日生まれ。167センチ。趣味はショッピング、御当地グルメ巡り。嫌いなものはデリカシーのない男。

好物はアップルパイ、チョコレート、苺大福、たこ焼きなど。外見に似合わず大食漢で並みの男性以上の食量を誇る。

そんなに食べても太らないのかと問うと、「狩りで消費するから良い」という物騒な答えが返ってくる。


容姿は金髪碧眼と恵まれている方だが、本人は身嗜みや振る舞いということには拘らなかった。特に美人という訳でもなく、気取らない鮮やかな雰囲気が美しい人だったようだ。


「母親になる」という言葉を残してヴィンセントとエルフェの前から姿を消す。以後消息も生死も不明。


誕生花は「リナリア」。花言葉は「私の恋を知ってください、乱れる恋心、幻想」。

イメージカラーはライムグリーン。イメージの童話は【赤頭巾】、【人魚姫】。



◆ ◆ ◆



アデルバート・ジュード・クラインシュミット

-Adelbert.Jude.Kleinschmidt-

11月24日生まれ。175センチ。趣味は球技、オペラ鑑賞、妻や息子と過ごすこと。嫌いなものは貴族と自分。

好物は紅茶、蒸留酒、激辛のもの。一見すると完璧な紳士だが、夫バカかつ親バカでのろけ癖がある困った人。

何でも笑顔で受け流す大らかな性格の一方、つい子供相手に本気になってしまう面もある。


政略結婚をした両親の元に生まれ、侯爵家の人間としての在り方を叩き込まれて育った為に冷めたところがある。

自身もまた愛情の通わない結婚をしたが、妻は不義を働き、他の男の子供を託卵されるという裏切りにあう。


妻と子供の死後は人間嫌いに拍車が掛かっていた。エレンと出会ったことで徐々に変わってゆく。

エレンへのプロポーズに白薔薇を捧げている。その時の言葉は「キミを苦難の雨から守る雨傘になりたい」。


誕生花は「ガマズミ」。花言葉は「無視したら私は死にます、私を見て、愛は死より強し、結合」。

イメージカラーは●ローズアンバー。イメージの童話は【美女と野獣】。



◆ ◆ ◆



エレン・ルイーズ・クラインシュミット

-Ellen.Louise.Kleinschmidt-

5月18日生まれ。156センチ。趣味はガーデニング、ティータイム、息子弄り。嫌いなものは宗教と神様。

好物は紅茶、リ・オ・レ(ミルクリゾット)。ティータイムが人生で何よりも大事な時間と語る。

春の空模様のように暢気でおっとりとしているが、人畜無害そうな顔で爆弾発言をすることがある。無自覚な毒舌家。


誰もが振り返るほどの可憐な容姿をしている。社交界では「白薔薇の君」と尊称される淑女。

当のエレンは幼さの残る性格で、完璧な淑女からは程遠い。そんな部分をアデルバードは愛していたようだ。


音楽の道を諦めて何年かしてクラインシュミットに嫁ぎ、荒れ果てていた庭を花で埋め尽くした。

好きな言葉は「例え明日世界が滅亡しようとも、今日私は林檎の木を植える」。


誕生花は「白薔薇」。花言葉は「私はあなたに相応しい、恋の吐息、心からの尊敬、生涯を誓う」。

イメージカラーは●ブライダルローズ。イメージの童話は【美女と野獣】、【ある母親の話】。



◆ ◆ ◆



アンジェリカ・グラッツィア・カールトン

-Angelica.Graziana.Carlton-

9月15日生まれ。155センチ。趣味はネイルアート、お祈り、ブレスレット集め。嫌いなものは裏表のある人。

好物はジャガイモスープ、グラタン、肉料理など。肉が好きで野菜嫌い。

最下層部育ちであまり良い食事をしてこなかった反動で食べることへの執着が強く、食べるために働いている。


カールトンの村長の娘で、乳母のディアナによって育てられる。巻き毛もドレスの趣味もディアナの影響が強い。

ディアナの奔放な生き方を軽蔑しながらも、育ての親として慕う気持ちがある。


爪から分泌される毒はカールトン一家特有のもので、外法に対しても効果がある。カールトン一家はこの能力を使って村を治めてきた。


誕生花は「マリーゴールド」。花言葉は「悲哀、絶望、勇者、生きる、悪を挫く、生命の輝き、濃厚な愛情」。

イメージカラーは●オーロール。イメージの童話は【マレーン姫】。

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