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ガトリング使いvs弓使い

○○ラナプリンの戦○○


姫がジークを担ぎ、ロロベルトがフリードを担ぐという構図は変わらない。

 南側には避難した一般民達や王族の人で溢れかえっている。

 その中には姫が攫われて直後に開かれた会議の中にいた知った顔もいる。

 もちろんハヴレイン国王も護衛に囲まれて避難している。

 

 「3度目じゃのうラナプリン。

 そしてそこのお連れさんは2度目じゃな。」

 と言ってハヴレインはお連れ呼びをしたロロベルトに顔を向ける。


 「あぁそうだな。」

 「どうも。」


 なんというか姫はこの侵攻に責任を感じているので少しぎこちない空気が漂う。

 

 「この侵攻もロキが関係してるのか?」


 「断定はできんがその可能性が高い。」


 「すまん、、」


 「謝らなくて良い、わしの見立てが合っていたらこの戦争も直に終わる。それまで辛抱じゃ、」


 ハヴレインは何か策を考えているらしい。

 ここは任せるかしないな。


 すると、姫達の前方に1本の大きく厚みのある矢が地面に刺さった。

 敵か、、


 その矢はみるみる変化していき、銅色の鎧を着た1人の男になった。

 避難民達は怯えからくる悲鳴をあげる。


 「誰だお前は?」

 姫が鎧の男に問いかける。


 「私の名はグリフィエン、トリビア王国の戦士だ。」

 見た目通りの低く落ち着いていて芯の通った声。


 このグリフィエンという男、ジャックが警戒した2人のハンターのうちの1人である。


 「案ずるな、他のトリビア戦士のように単に殺戮を好む下品で野蛮な行為はしない。

 私は私の正義を確かめにきた。

 エイム国王がお前を攫ったという虚言をいい、戦争を持ちかけるような発言をしたのは何故だ?」


 「虚言じゃねーよ、本当に攫われたんだよ。」


 「俺もこの目で確かに見ました。

 トリビア王国のハンターと名乗る3人組にラナプリンさんがゲートに連れて行かれるところを。」


 「トリビアのハンターにならないか?とか言われて、断ったら殺すとかさ、

 どうなってんだよそちらの国王はよ!」


 姫とロロベルトは事実を熱弁する。

 だが、このトリビアの男は腑に落ちてないようだ。

 

 「エイム国王がそのような愚行をする筈がない。

 とても信じられんな。」

 

 「トリビアのハンターならそう思うじゃろうな。

 わしも直接エイム国王と話した。じゃが何か様子がおかしかった。

 今エイム国王の真贋を確かめる策を講じている。

 それまで待っててくれやせんかのう?」

 

 このハヴレインの訴えは戦争をやめるための付け焼き刃的な言い訳なのか、、

 いやさっきの確かな策があるような口ぶりからして本当だろう。

 

 「それも時間稼ぎの為の虚言なのだろう?」


 素直に聞いて貰えねーな。


 「違うわ!」


 「それじゃあ力で証明して見せろ。」


 すると男は、

 「封器解放」

 と続ける。


 

 やばい、〈神の勇者〉か!

 やる気満々じゃねぇか、

 

 「ロロベルト、国王達と一緒に避難しろ!」


 「ラナプリンさんは?」


 「他の方法で逃げる。お前を連れて逃げるより1人の方が楽だからな。」


 「分かった。」


 流石のジークとフリードも目の前の鎧男を前に「俺達も戦うぜ!」とは言えないようだ。

 ロロベルトにしがみついて一緒に逃げる準備をしている。


 ちびっ子2人を付属したロロベルトは目を瞑り、呼吸を整える。

 そして

 「出てこい地廻竜!」


 〈skill地廻竜の化身を実行します。〉

 するとロロベルトが両手を翳した地面から、全長50メートル程の巨大な竜が現れた。

 ロロベルト、国王、ジーク、フリードを含めた避難民たちはその竜に乗り空を飛んで逃げていった。

 

 あいつ、いつのまにあんな竜を躾けたんだ?

 後でじっくり聞かせてもらうか、、

 

 さて逃げるとは言ったものの、無理なのは分かっている。

 姫と鎧の男、グリフィエンとのタイマン。

 〈神の勇者〉、姫もそれの分類に入るのか?

 だとしたらあまり実感がないけど、、


 まぁ単純に捉えるとウラディンやパトリックと同等の力量ってことか。

 姫1人で勝てるのか?

 

 「封器解放!」

 こちらも解放する。

 お前を狩っても何の弾丸も作れなさそうだけど、、

 やるしかない。

 

 グリフィエンは全身ほどの大きさをした弓を持っている。

 

 〈封器skill黒・氷翼弾の自動装填を実行します。〉

 

 グリフィエンは力強く弦を引く。

 ガチで狙ってんな、脳天に鳥肌がたちそうだ。

 ロロベルトのお陰で避難民達に被弾する心配はないな。


 パァッッン

 

 〈ability適応神経〉

 おっとー、とんでもない矢速、、

 

 パァンパァンパァンパァンパァン

 続いて矢の連射を仕掛けてくる。


 ドドドドォォォォォォ

 こちらも氷の弾丸を連射する。


 矢は氷翼弾にぶつかると、氷でその勢いを落とされグリフィンの方へ押し勝っていく。

 グリフィエンは鈍重な見た目からは考えられない程俊敏に氷を躱す。

 よし、とりあえず歯が立たないという事は無さそうだ。


 お互いの武器の事情もあり一定の距離を取りながら戦う。

 埒が開かないと感じたグリフィエンは、自身の背後に向かって矢を放つ。


 〈封器skill 弦時雨げんしぐれを実行します。〉


 背後に放った矢が地面に着地するとグリフィエンはその矢にテレポートするかのように入れ替わる。

 姫の前には1本の矢が現れ、遠距離にグリフィエンが移動した。

 最初に現れた時もこの方法で移動してきたのか、


 〈封器skill 光檄矢こうげきしを実行します。〉


 中距離諦めて、遠距離戦に持ち込んできたな、

 そういうことならこっちも良いのがあるぞ。


 〈封器skill 狙撃弾スナイプスを実行します。〉


 連射できる狙撃銃だと思え!!

 ドドドォォォォォォ


 数の暴力で矢は撃ち落とされ、黒・剛圧弾がグリフィエンの鎧を貫通し直撃する。

 

 あれ?もしかして姫強いか?

 〈神の勇者〉相手に優勢だぞ。


 グリフィエンは遠距離で直撃したものの、怯む様子はなく次の矢を撃ってくる。


 同じ構え。

 またさっきと同じ遠距離用の矢だろ?

 それは姫のガトリングには通用しない!


 ドドドドォォォォォォ

 次は先手を取る。

 ん?おかしいな、中々矢が来ない。

 待て、もしかして、


 剛圧弾がグリフィエンに当たる直前、姫のすぐ目の前に見覚えのある矢が突き刺さる。

 テレポートの矢か、、

 やばい、近すぎる。


 〈ability白兵戦を習得しました。〉

 

 瞬間に目前に現れたのは、弓をまるで剣のように振り翳すグリフィン。

 姫はガトリングでその弓を弾く。

 

 ability白兵戦、ナイスタイミングの習得だ!

 そして、この状況にも最適なskillが姫にはある。


 「近接散弾スキャリング!」

 〈封器skill 近接散弾スキャリングを実行します。〉

 近距離戦に持ち込んだグリフィエンに対して、剛圧弾を散弾銃のように変え、近接威力フル特化のskillをぶち込む。


 仰け反ったグリフィエンは、最初の中距離の位置に戻る。

 胴体と腕の鎧から大量の血が溢れ出している。


 「どうだ?こっちの言う事を信じる気になったか?」


 「なるほど、強いな、」


 おっと?少しは信じてくれたか?


 「お前の力は分かった。

  ただその力は、私が信じたい者を疑うという行為に至らせる程ではない。」

 

 なんだよそれ、どうせ最初っから殺す気で来たんだろ?

 〈正義〉〈信じる〉とか、神様面しやがって、

 

 「最終確認だ。

 臥魔ふうま


 グリフィエンから神々しく禍々しいオーラが溢れ出す。

 なんかやばそうじゃね、聞いてないぞこんなの、、

 すると、グリフィエンの隣に現れたのは艶のない黒に染まった1匹の馬。

 グリフィエンはその馬にのり、慣れた手引きで馬を操ると、skill超速に似たスピードと動きで弦を引いた。


 パァン

 弓を放つ音が遅れて聞こえてくる。

 咄嗟に体を横に逸らすが、

 目尻あたりを掠った矢の傷跡から血がスーと流れてきた。

 超速はskillだから、その速さは一時的だ。

 だがグリフィエンは馬に乗ることでその速さをabilityかの如く常時保っている。

 矢は変則的な軌道を描き、どこから向かってくるのかが読めない。

 躱した矢は見えなくなるほど先にある建物全て貫通している。

 弓威、弓速も大幅に上がっている。


 1発目は適応神経でなんとか躱したものの、体が悲鳴をあげている。

 次は避けられない。


 グリフィエンは2発目の矢を引こうとしている。

 やばい、、

 

 パァンッ



〜グリフィエン〜

〈crown〉弓使い

〈god crown〉正義

〈封器〉騎道の王アテナの戦弓

〈属性〉力


〈skill〉???

    ???



〈ability〉適応神経

     狙い名人

     ???



〈封器skill〉弦時雨

      光檄矢

      ???

      ???

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