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IVクラウンの脅威

 なんでだ、なんで自動装填ができない。

 剛圧弾は出来るのに、、

 クソっ、、

 ガトリングに気を取られていると、

 「ラナプー、避けろ!」

 と、ウラディンの芯のある叫び声。

 

 前に目をやると、砂の塊がこちらへ襲うように向かってきていた。

 

 やばい近すぎる、避けれない、、


 ザァザァァァァァァァ


 「しっかりしろよラナプー!

 でないと俺が2人庇うことになるだろ。」

 

 砂の塊は盾にぶつかり、粉々になっていった。

 

 パトリックはロロベルトの首根っこを掴み、姫のところへと助けに来てくれた。

 

 「すまん、気を取られていた。」


 ウラディンは、無駄だと分かっていながらも何か答えが見つかるかもしれないと、ひたすら応戦している。

 単純な近距離戦では、ウラディンが優勢だが、なんせ再生が鬱陶しい。

  

 「なんだこのミミズ野郎、」

 ウラディンは少しイライラモードになっている。


 「ウラディンちゃん、後ろ!!」

 すると、1匹のサンドワームの再生に手こずっているウラディンの背後から、もう1匹のサンドワームが地面から現れた。

 

 おいおい、マジか、ブラックサンドワームが2体。

 あのクエストの受付嬢、えらいクエストを紹介してくれたな。

 

 2体となると、報酬金も確か倍になると言っていたな。

 でも、これ報酬金どころか、自分たちの命の問題だな。

 死んだうえで更に窃盗犯になるのは名誉もクソもない。

 それだけは阻止する。


 ウラディンは、背後から来るサンドワームの攻撃に対して、守りの態勢は間に合ったが、姫達の方へと弾き飛ばされてしまった。


 「めんどくさいな、、

 それにアイツら血が無い。

 ウラにはちょっと相性が悪すぎる。」


 「どうしたものか、、」


 「そういえばラナプー、さっき攻撃に反応できてなかったけど、どうしたんだ?らしく無いぞ。」


 「それが、砂に対しては毒が効くと思ってな、、

 毒の弾丸をセットしようと思ったんだけど、何故か失敗しましたって出てきてな、、」


 「何言ってんだ、ラナプーは弾威特化のゴリ押しパワー系でしょ?毒なんて、、、」

 一瞬ウラディンの時が止まった。

 アイルソンとの会話を思い出したのだ。

 全ての属性が使えるかもしれないという事。


 「ラナプー、ちょっとそれ触らせて。」

 ウラディンは、姫のガトリングに手を置く。

 「やっぱり、冷たい、、

 パトちゃんも、触ってみて、」

 そう言って、パトリックの方にガトリングを向ける。

 「異常に冷たいな、、もしかして、このガトリングも封器なのか?」


 どうやら封器ってのは普通じゃ無いらしいな。

 「姫のウィンドウには封器と書いてあるぞ、、」

 「流石アイルソン、予想は合っていたな。

  よし、だとしたらラナプー、〈封器解放!〉って言ってみて。」

 

 さっき2人が言っていた合言葉みたいなものか。

 やはり何か関係があるのか?


 「封器解放、、」

 何も起こらない。

 「もっとこう気持ちを込めて、封器解放!!みたいな感じで。」

 

 「封器解放!!」

 シィーーーン

 なんか恥ずい、、

 

 「おかしいな、、」

 「この掛け声に何の意味があるんだ?説明してくれ。」


 「〇〇使いが使う武器は封器と呼ばれていて、いにしえの神の魂が宿っているんだ。

 解放っていう合図でその魂が解放されて、神の真の力を使うことができる。」


 ウラディンとパトリックは再度ガトリングに触れる。

 

 「変わらないか、、」

 2人とも?の目をしている。


 すると、

 「ちょっとお3人さん、前前!!」

 ロロベルトが慌てふためいた声で、サンドワームの方へ指を向けた。


 前を見ると、サンドワームの巨体をも隠すほどの巨大な砂嵐が、こちらへ向かってきている。


 「おう、流石!!

 IV王冠〈フォークラウン〉も2体となるとえげつないな!」

 「パトちゃん、頼んだ!」

 ウラディンはそう言って、パトリックの肩をトントンと叩く。

 「よしっ、任せろ!」


 パトリックはそう言って、一歩を前へ進む。


 「ん?、、ラナプー、俺があの嵐を抑えている間、撃てる弾でどっちかのサンドワーム目掛けて何発かかましてくれ。」

 

 どういう意味分からないが、パトリックは何かに気づいたようだ。

 

 「あぁ、分かった!

 黒・剛圧弾、自動装填〈オートセット〉!」


 位置的に左側にいるサンドワームへ狙いを定めた。

 ドドドドォォォォォォ

 肉片が散らばる。


 「ウラディンちゃん、アイツの再生速度を見ててくれ、

 ロロっちは、全方位を警戒してて、

 3匹目がいる可能性もあるからな、」

 

 「分かった!」

 「分かりました!」


 早口で2人にも指示を出す。

 柔軟かつ冷静な対応だ。


 「岩虎〈ガントラ〉!!」

 〈封器skill岩虎を実行します。〉


 パトリックは、巨大な盾を地面の砂に打ち付ける。

 途端、岩の形をした鉄の塊がどんどんと現れ、難攻不落の城のような防御壁を作る。

 その壁は、砂の一粒さえも通さないほど精密で頑丈な作りをしている。

 砂嵐はその鉄壁にぶつかるや否や消滅し、涼しいそよ風だけが残った。



 「再生がさっきよりも遅かった。」

 その隙に偵察を終えたウラディンがパトリックの元へ情報提供に行った。


 「やっぱりな、、奴らの動力はこのカンカンな太陽光だ。

 巨大な砂嵐、それによって出来た影のせいで、さっきまで機敏だった奴らの動きが急に鈍くなった。」


 それを一瞬で見抜いたのか、、

 流石大型ギルドのリーダーなだけあるな。


 「そうなると、太陽光の当たらない場所で戦えば良いのか、、どうやって??」


 姫、パトリック、ウラディンが頭を悩ませていると、

 「それなら俺がやります!」

 入ってきたのはまさかのロロベルト。


 「何かできるのか?」

 「うん、ラナプリンさんほどじゃないけど、俺だってskillの1つや2つは覚えた。」


 そう言って、ロロベルトは地面の砂に手を添えた。

 「地廻竜の瓦解〈ちかいりゅうのがかい〉!」

 〈skill地廻竜の瓦解を実行します。〉


 すると、蟻地獄のようにどんどんと2体のサンドワームが接地している地面が沈んでいく。


 そして、周りの砂がその沈んだ穴をサンドワームごと覆う。

 サンドワーム専用の落とし穴みたいだ。

 意外とやるじゃん、ロロベルトよ。

 

 「武器無しでこんな事が出来るのか!?」


 「良いskill持ってんじゃねぇか!」


 ウラディンとパトリックは感心している。


 「NICE!!、、、でもすぐ戻ってこれるくね?」


 そりゃそうか、、なんせ最初は地中にいたんだからな、、


 〈skill超速を習得しました。〉

 〈skill飛躍を習得しました。〉

 〈ability超筋力を習得しました。〉


 へへぇっ、多分だが良さそうなのが一気に3個セットで来たな。

 全部を流れで使えってか?

 それに昨日ホテルに泊まった時、全封器skillの流し読みをしててよかった。

 確かこの状況にピッタリのskillがあった。


 「毎度毎度能力の説明が無くて助かるよ、異世界さん、、超速!」

 〈skill超速を実行します。〉


 姫は、サンドワームが埋まっている座標まで音速に近いスピードで移動して、


 「飛躍!」

 〈skill飛躍を実行します。〉


 強化された脚力で凄まじい跳躍を見せる。

 そして、地面に向かってガトリングのトリガーを押す。


 「物質貫通〈エムブレイク〉!」

 〈封器skill物質貫通を実行します。〉


 ドドドドォォォォォォ


 高い位置から放たれた弾丸は、砂という物質を貫通して地中にいる2体のサンドワームに命中する。

 

 弾丸の直撃音が地面を伝い、砂漠中に響き渡る。

 もがいているのか?地面の砂が所々隆起しているが、少しして収まった。

 

 帰り用のゲートが現れる。

 任務完了だ!!


 でも素材は、、、掘り起こすしかないのか、


 あーめんどくさっ。


 

〜アル・パトリック〜

〈crown〉盾使い 〈証〉茶

〈封器〉岩丈の王アトラスの城盾

〈属性〉岩


〈skill〉超速

    飛躍

    馬鹿力

    ???

    ???


〈ability〉 耐熱

     白兵戦

     超筋力

     適応神経

     ???

     ???


〈封器skill〉岩虎

      ???

      ???

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