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運がないだけですので  作者: ヒコしろう


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アルド君会議

見られたくないもの程見られるもので、

知られたくないもの程明るみにでる

人生なんてそんなものなんだなぁ


アルド



本編をどうぞ。




笑い過ぎてクタクタな朝を迎えたアルドの両親は、

アルドをターニャちゃんの家族に預け、

早速村長のフリューゲル様のお宅を訪れていた。


フリューゲル様は魔族領と隣り合た帝国の小さな領地を任された元貴族様で、魔王軍の進行で国を亡くしたが、領民や

戦争で焼け出された魔族の方々も連れてこの村まで落ち延びたのが20年ほど前らしい。

中には魔王軍に家族を殺された者もおり、何故敵まで連れて行くのかと不満も出たが、


「確かに、魔王軍は憎いが、魔族全てが敵ではない!」


と、皆を説得して、纏めあげた凄腕の貴族様だ。


他国に嫁いだ姉を頼り、この 果ての村 の隣

と言っても馬車で3日のブライトネル辺境伯領に暫く身を寄せていたが、やはり他国の辺境伯領でも魔族への風当たりは強く魔族と一部の領民を連れてこの 果ての村 にきたのだとか

その頃はシルフィさん達10人ちょっとしか住んで居ない集落だったが、一気に100人くらいまで人口も増え、村として発展し始めたそうだ。


村長と言っているが空白地を開拓したので、領主でも良いと皆は口にしているが、


「シルフィさん達が受け入れてくれたから、私は 果ての村 で頑張れた。領主などおこがましい。」


と、今もあくまで村長として頑張ってくれている

信頼出来る人物だ。



夫婦は息子 アルド の件を包み隠さず相談した。

ステータスの事も

スキルの事も

そして、

勇者の協力者の事も


ついでに、尻に力を込めて「アイテムボックス!」


の事も全て打ち明け相談した。


数年前に移住してきたアルドの両親も実の家族より信頼している村長にあんな面白いことを黙っておくはずがない。


娯楽の少ない田舎だから…


そして、全て話して笑ったのちに、村長が、


「あい解った。

アルド君は、多分何かしらの使命を持った子供なのかもしれない。

あの子の成長が、いつか現れる勇者様の助けとなるのであろう。

魔王討伐は死んでいった我が騎士達、守れ無かった妻や息子の供養にもなる。


是非協力させて欲しい。」


すると村長は何通かの手紙を書始めた。

書き上げると封筒にロウをたらし封をすると直ぐ様フリューゲル様に長年仕えている、執事のトンプソンさんを呼び手紙を渡すと、トンプソンさんは軽くお辞儀を済ませ風の様に馬で何処かへ向かって行った。


とても初老の男性の身のこなしではない


村長の提案で今夜、アイテムボックスの師匠になるこの村の知恵袋のシルフィさんと、スキルの事や神託の記述が在るかもしれないので、バゼル神父とシスタークリステラにも同席願い、第一回 アルド君 会議を行いましょう。

との運びとなった。




一方その頃…


おはようございます。 アルドです。


今朝は朝からパパさんとママさんがお出掛けの為、ターニャちゃんのお家に来ています。


今日はターニャちゃんも読み書きの塾がない日なので、

朝から二人で遊んだり、ランドコッコの餌やりを手伝ったりと忙しくしています。


流石にターニャちゃんとのおままごとは、見た目三歳、中身は50手前には中々心にこたえるので、「ランドコッコが見たい。」とグズってみせて早めに切り上げた。


ランドコッコの餌やりが終わりターニャママが、


「ターニャちゃ~ん、アルドくぅ~ん、お茶にしますよぉ~。」


と、お茶に誘ってくれたのだか、お茶請けに出てきたのが、卵たっぷりのタルトの様な甘い焼菓子と、今朝ママさんからターニャママへと渡った


お尻に力を込めて 「アイテムボックス!」のくだりだ。


勿論爆笑でした。


ちなみに、家族会議の結果

俺は、初期スキル アイテムボックス の普通の男の子で通す事が決定しているので。アイテムボックスがばれても良いのだが、


わざわざ言わなくても良いじゃん。ママさん…


顔を真っ赤にして


「穴が有ったら入りたい。」


と呟いたら、ターニャママが


「あら、だったら上手な穴の掘り方教えましょうか?」


と成り、お茶の後にお昼まで

ターニャママ直伝!!

スコップ一丁で穴堀り講座!!


が開催された。


自分の中に在るドワーフの血が騒ぐ騒ぐ。

めちゃくちゃ楽しかったです。


お昼に家に帰ったら、お昼ご飯前にパパさんに井戸の横で丸洗いされました。




読んでいただき有り難うございます。


少しでも、「面白い。」と思って頂けた方や、

「仕方がないから応援してやろう。」と思われた方

宜しければブックマークをお願いたします。


評価や感想、

イイねを頂けたら、

すっごくすっごく、嬉しいです。


頑張るぞ!!って気持ちになりますので、

ヨロシクお願いします。


次回、 初めてのお勉強 を お楽しみに。



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