下層への誘い
皆様ありがとうございます。
皆様のお陰を持ちまして、
「累計PV 15,000」を 越えていました。
心から感謝申し上げます。
いよいよダンジョン下層域に突入するアルド君
何が待ち受けているのでしょうか?
71階層に来ました。
アルドです。
ダンジョンの下層域と呼ばれる70階層より深い階層である。
一番深いサブダンジョンでも、80階層で、最難関サブダンジョンも踏破目前の深さだが、ここはメインダンジョン、ここから100階層迄が本番と言われており数多くの手練れが命を散らす。
そんな魔境に降り立った訳だが、
あからさまに様子が違う。
サーチしたマップが広い広い。
彷徨く魔物にフル装備個体が混じる。
殺意の質が段違いだ。
経験の指輪(流石に指は無理なので腕輪)をつけたキバさんが、気配消しからの不意打ちの水龍の牙で倒していく。
ドロップ品に装備品が混じる様になったくらいでゴーレムチームは安定して下層域を進む。
ゴーレムチームのレベルが全員100を越えボス意外の階層の魔物に安定して勝てる様になった。
だが、絶対何かある!サーチを使いだだっ広い階層のを調べる。
すると、今までに無いおかしな事が起こっている。
サーチで見える赤い点が少し濃い赤色の点に接触しては次々に消えていく。
絶対ろくでもない事が起きていると感じ、ミレディに念話を送り、ゴーレムチームと会議をする。
しかし、マップで確認をすると下り階段に行くには、どう転んでもソレに遭遇してしまう。
すごく嫌だが、戦う事になった。
濃い赤い点がいる回廊を覗きこむと一匹の魔物が武器を振り回し他の魔物を殺している異様な光景だった。
鑑定をかける。
「ブラックミノタウロス レベル180」
「状態: 狂乱」
「突進」「身体強化」「斧 レベルMAX」
ヤバいやつだ。
このフロアの敵の二倍近いレベルがある。
何かしらの状態異常だが…。
少し気になり振り回している戦斧を鑑定すると、「狂乱の呪い」の文字が有った。
やつは、あの戦斧の呪いで、手当たり次第周りの魔物を倒して、レベルアップしている様子、寿命か何かで死ぬと、リポップしてまた戦斧を拾うと呪いで暴れるを繰り返しているのだろうか?
ただ言えるのは、油がノリノリの最高な状態だろう、レベルといい身体の切れといい…。
全く運がない…。
育つ前か、老衰間近に遭いたかった。
みんな作戦会議だ!
とりあえず武器は呪い付のだから、触らないこと。これ絶対!
キバさんはウォーターカッターで黒牛さんの目を狙って。
キッド君は封入の矢の「電撃」で黒牛さんの武器側の腕を狙って
ミレディさんは指示役と、盾で二人を守って。
シルバーさんは俺を乗せて上空で待機。
おれは濾過ポイアタックで黒牛さんを狙う。
と、作戦を立て黒牛さんとの戦闘に入った。
不意打ちスキルに期待して、
キッド君とキバさんが狙いうつ。
キバさんの攻撃はたまたまかレベル差なのか黒牛さんの目蓋を切り裂いたのみだったが、視界を奪うことには成功している、キッド君は、黒牛さんの右腕を吹き飛ばし戦斧を落とす事に成功した。
順調だ。
しかし、順調に思えたその瞬間、黒牛さんは左手で戦斧を拾い上げミレディさんに斬りかかる。
盾でいなすミレディさんだが、圧倒的にパワー負けしている。
急がなければ!
おれは濾過ポイを用意する
濾過スキル
濾過膜A 指定枠1 「魔石」
濾過膜B 指定枠2 「呪い」「MP」
パッケージ あり
発動!
濾過ポイを構え、シルバーさんのスカイウォークと加速で黒牛さんに突っ込む。
当の黒牛さんは、左手一本でミレディさんを追い込んでいる。
キッド君が水龍の守を発動しバリアをはりミレディさん達を守っている。
黒牛さんがバリアごと三人を倒そうと、戦斧を上段に構え「チャージ」を発動して力をためている。
俺はシルバーさんから黒牛さんにむかい飛び降り、そのスピードのまま濾過ポイでヤツの全てを濾しとった。
パッシュんと消える黒牛さんの目が少し安堵の色を帯びていた。
まるでやっと悪夢から覚めたように…。
魔石と立派な角そして戦斧をのこして戦闘は終了した。
スキルカードの横に、一枚紫色のカードが混ざっていた。「狂乱の呪い」…。
はじめてこの世界に呪いが存在するのを確認した。
凄くいやな気分になった。
ダンジョンを下れば下るほど、この世界の深く暗い部分に引き込まれる気分になる、それほど敵意や悪意に晒され続ける事は、得たいのしれない魔物のように俺の精神に襲いかかる。
しかし、今の俺には仲間がいる、なんと心強いことか。
改めて仲間に感謝する。
皆とならばダンジョンを踏破できる!
と、確信をした。
ブラックミノタウロスより強い魔物に合うこともなく80階層に到着した。
大きな扉を押し開けると、今までとは違う空気のボス部屋だった。
明らかに生活感のある部屋でお茶を楽しむ男性が一人
そして、80階層のボスは、喋ったのだ。
「いゃぁー、ようこそいらっしゃいました。この階層を任されて三千年近く初めてのお客様が、子供とゴーレムとは、いささか残念です。
地上の事を聞きたかったのですが、ガキではろくな会話は無理でしょうね。」
失礼なヤツだ、よし!シバこう。
まずは鑑定先生、宜しく!
「魔族 ベノン レベル120」
「ダンジョンサブマスター」
「呪詛付与」「呪いの爪」「不老不死」
なんか、嫌なスキルがあるな。
コイツが狂乱の呪いの元凶だろう。
俺が納得するのを他所に魔族は、
「ゴーレムに頼って来たみたいですが、ガキはすぐに帰りなさい。
お前の様なガキをマスターは待っておられない。
話のわかる冒険者なら私が案内して、マスターの元まで行くのですが…。」
はっきり言ってこいつ嫌い。
ミレディさんが念話でずっと。
「このゴミ弱いデス。早く殺るデス!」
とお怒りだ。
俺は、表向きは丁寧に話しかける。
「貴方は誰ですか?私はアルドと申し…。」
と、自己紹介の途中で
「あー、うるさいうるさい!
あなたは、お呼びでは無いのですよ。
神に選ばれたものしか興味がないのです。いまなら初めてのここまで来れた強運に免じて見逃してあげましょう。
さっさと消えなさいガキ!」
念話でゴーレムチームに「待て」をだしておき、同時に濾過ポイの準備をする。
ボソッと「濾過」
1.5メートル
濾過膜A 指定枠1 「MP」
濾過膜B 指定枠2 「スキル」「ダンジョンサブマスター権限」
パッケージ あり
俺の事をばかにしながら、自分に酔ってべらべらしゃべる魔族
「発動」
濾過ポイが現れるやいなや魔族に被せる。
魔力が根こそぎ霧散し気を失う魔族。
おれはスキルカードと金色の「ダンジョンサブマスター権限」をアイテムボックスにしまう。
濾しとれた事に驚くと同時に、今になりこいつの態度にしっかりと怒りをおぼえた。
「シルバーさん、お仕事お願いします。
」
俺の呼び掛けにシルバーさんが答える
「主よ、何なりと!」
「悪いけど、このアホ咥えて上で待機して、
合図したら、ぶち落として。」
お願いを聞いたシルバーさんが、
「心得た!」
と、アホを食え舞い上がる。
濾過ポイを消して新たに作りなおす。
濾過!
2メートル
濾過膜A 指定枠 1 「身ぐるみ」
濾過膜B 指定枠 2 「運気」「腕力」
パッケージ あり
発動
「シルバーさん、よろしく!」
落ちてくるアホの尊厳をおもに濾しとってやった。
素っ裸で倒れているアホ
ゴーレムチームが鼻唄まじりに何かをはじめた。
ミレディさんがボス部屋の手頃な石柱をアイテムボックスにしまって戻ってきて
目の前に出す。
シルバーさんが、アホの頭を咥え空中に飛び、柱の所に行く。
キバさんは、ロープを咥えミレディさんと一緒にアホをくくりつけた。
あれ?キッド君は?
と思ったら何処からともなく薪をあつめてアホの足元に薪を組み始める。
ミレディさんは鼻唄を歌いながら、MPカードの数値の低そうな物を一枚アホの鼻先で割る。
魔力が少し戻り覚醒するアホ
「う、うぅん…。
ん!?なんですか?これは!!」
ミレディさんは
「黙るのデス!この色んな所がミニチュア魔族が!そのアホ丸出しの口をとじておくのデス」
うん、ミレディさん確かに彼のおつむの中身もオデコの角もミニチュアだろうけど、それ意外の一部地域のミニチュアは放って置いてあげて。
「貴様ら私がこのダンジョンのサブマスター、ベノン様と知っての態度ですか?恥を知りなさい!」
騒ぐアホ、会話にならない
念話で、ミレディさんがキッド君に
「もう、火を着けるデス。」
と指示をだす。
「待て待て待て。判断が早い!」
俺は、コッホンと咳払いをして、話を始める。
「えー、先程の挨拶の続きですが、私はアルドです。
神々の依頼で、メインダンジョンに来ています。
最下層のダンジョンマスターに用がありまして、サブマスターとやらには特に用がありません。
失礼な態度を取られたお礼に、魔族のベノンさん、貴方の「身ぐるみ」「スキル」「サブマスター権限」「運気」「腕力」それと人としての「尊厳」を奪いました。
話しや対応によってはお返しするかも知れませんが、返答によってはさようならになります。」
と、俺が話すと。
「何を偉そうにガキが吠える、私は不老不死だ脅しなど恐れぬ!」
アホだ、「スキルを奪った」って言ってたよね俺…。
ミレディさんが痺れを切らして、
「アホ魔族!良く聞くのデス。
もう、お前は、不老不死でもなければサブマスターでもない、力もなく運もつきているデス!
マスターの話を聞く気が無いならもう、火を着けマス。」
アホがようやく慌てだす。
「ちょ、ちょっと。
話をしましょう。マスターの所に案内する。
いや、させてください。」
俺は、ため息をつき
「ベノンさんよぉ。
マスターとやらは下にいるんだろ?
どうせ、
勝手に行くから案内は結構それより…。」
俺は、呪いの抜けた戦斧をゴロンとアホの前に転がし、
「これに呪いを付与してミノタウロスを縛り付けてたのはお前か?」
と、聞くと、
「はい、確かに千年ほど前に強い魔物を作り出す実験で…」
あぁ、黒牛さんは千年苦しんだのか…。
「ミレディさん、あとは任せたよ。」
「マスター、承知したのデス。」
ミレディさんはキッド君に
「お仕置きです!」
と告げる。
薪に火を近づけるキッド君
「ちょっと待ってくださぁーい!」
お仕置きタイムはいきなりの
「ちょっと待ったコール」に阻まれた。
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頑張るぞ!!って気持ちになりますので、
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次回、マスター、マスター を お楽しみに。




