おうとにいこう
読んでいただき有り難うございます。
皆様の暇潰しになれば幸いです。
王都で王様に会わなければならなくなって
テンションだだ下がりのアルド君
無事に王都にたどり着けるのか?
馬車の旅は心と体を蝕みます。
ストップ・馬車旅!
そんな気分な
アルドです。
もー、マジ嫌、マジ勘弁。
馬車の車輪が小石を踏む度に、
腰から眉間に抜けるような衝撃が。
唯一の救いが、今回の馬車がお貴族使用でクッションがあるぶん幌馬車よりはダメージが軽いぐらい、
だが、ゴンと跳ねるのは変わらず
領都で乗った時に、「揺れない!凄い!」と思ったけど、あれは、馬車道が舗装してあっただけ、
悪路は一緒、クッション付きの豪華な幌馬車だよ。
つらい
今、辺境伯の馬車に、ブライトネル夫妻と、ジャックさんが乗り込んでいる。
大司教様達、教会チームは後ろの馬車で、ついて来ている。
ジャックさんと、ブライトネル様は、難しいお話をしているのがつまらないのか?
フリーダ様がジャックさんからもらった
吹き戻し鼻眼鏡を着けて、たまに
プピィ!ってしてくる
深窓の令嬢の鼻眼鏡はシュール
そして、プピィという音と共に髭が、ぴーーん となる。
やってる本人が馬車の窓から外を眺め暇そうにしながら、プピィっている。
馬で警護に付いてくれている騎士さん達は笑ってはいけないからフリーダ様をわざと視界から外し、息を整えてから、
護衛対象を確認して…の繰り返し
大変だね。
因みに今、絶対に笑ってはいけない鼻眼鏡!
をしているのは
美味しいポトフの店を教えてくれた
エドさん
エドワルド様じゃないよ、
たたのエドさん。
じつは、俺もついさっき気がついた。
手を振ってみよ。
いぇーい。エドさん。
あっ気がついた。
「えぇぇぇぇぇぇ!」
エドさんうるさいぃ、
大声出したら駄目だよ。
敵襲かと、思って皆ピリピリするから、エドさん。
めっ!だよ。
ほら、隊長さんに、怒られてる。
はぁ、こんなのを一週間の予定である。
長い…。
こんな生活嫌だ、せめて揺れがない馬車をキャンピングカーにすれば旅も楽かも。
!!その手があったぞ!!
おれは、難しい話が終了して、オセロが売れているとか、商売のお話しに割って入る。
「ブライトネル様、お話中すいません。ジャックさんにお聞きしたい事があります。」
ブライトネル様は少しいじけて
「お兄様とはいわないのかな?」
スネるかね?そんなことで。
偉いさんでしょ?トネルお兄様は、
「辺境伯領を出て、王都や王様の前で言わない為の練習です。
ご容赦を
少しジャックさんにお願いと相談がありまして。」
ジャックさんはハテナっと首をかしげながら
「なんでしょうか?私に解ることであればなんなりと。」
と答えてくれたので、
「揺れない馬車のアイデアが有るんだけど」
「えぇ!」
馬車の中の全員が食いついた。
「金属加工が得意な職人さん知らないかなぁ?
名工の方でなくて、頭の柔軟な職人さんと、あとミスティルの素材に詳しい方がいれば、揺れない馬車が出来ます。
それと、細工仕事が得意な家具職人さんがいれば、「走る、揺れない家!」の様な馬車ができます。」
ジャックさんは何かぶつぶつ言い出した。
ブライトネル様も腕を組んでかんがえている
二人が、「やはり護衛を付けなければ危険では?」
とか、「派閥がなぁ」とか 「あちらを取り込むには…」
とか、話し始めた。
面倒臭いから参加しない。
暇だから、同じく暇そうにしてるリーダお姉様のお相手をする
アイテムボックスからメモ紙を取り出して、
リーダお姉様の前で折り紙をしてみる
興味がありそうに見つめりリーダお姉様
「アルド君何してるの?」
「折り紙と言います。
紙で色々な物をつくります。
と言っても折り方の本がないので出来るのは、覚えている数種類ですけどね。」
と、喋ってるうちに、
「はい、出来上がり」
リーダお姉様に鶴をプレゼントする
手のひらに乗せて、ムフゥーっと鼻息荒くしている。
次は蛙を折ってトネルお兄様へ
何故か真っ青な顔に
手のひらからゆっくり摘まんでリーダお姉様の手のひらにのせる。
?なにごと?
リーダお姉様が「ふふふふっ」と笑っている
どうも、ブライトネル辺境伯様は蛙がお嫌いなようだね。
ぶつぶつ言っていたジャックさんが何か決心されたようで、
「アルド君、各方面の説得は私がしますから、私にも理解出来る様に揺れない馬車の説明をして頂けませんか?」
と真剣な顔で言ってくる。
アイテムボックスから、
紙と、テーブル代わりの木の板と木炭の欠片
を出して、
板バネシステムのサスペンションをカリカリと絵描き説明を始めまた。
ゆくゆくはスプリングを使って快適な馬車旅をエンジョイしたい。
あらかた説明したあと、移動中に文字などを書いたため、
ウプッ、酔った。
真っ青な顔の俺を見て、ブライトネル様が
馬車を停めて休憩にしてくれた。
「ウプッ、お、おうとに、いってきます。」
読んでいただき有り難うございます。
少しでも、「面白い。」と思って頂けた方や、
「仕方がないから応援してやろう。」と思われた方
宜しければブックマークをお願いたします。
評価や感想、
イイねを頂けたら、
すっごくすっごく、嬉しいです。
頑張るぞ!!って気持ちになりますので、
ヨロシクお願いします。
次回、王様と私 を お楽しみに。




