ープロローグー
ひっそりやって行こうとおもっております。
暇潰しになれば幸いです。
初めて書くので多分下手っぴですが、
頑張ります。
子供の頃から運がない
笑えるくらい悲惨な目には合わなかったが、
地味にかつ残念な感じで、ろくでもない事に巻き込まれる
間が悪かったのか…
はたまた日頃の行いか…
良いことがあれば、ちゃんと悪い事があるし
何も無くても、しっかりろくでもないオチが付く
幾つか例を挙げると
誕生日に買ってもらったサッカー選手のレプリカユニフォームを着て友達の家に行く途中
サッカーボールでガラスを割られた!
と主張する知らないおばさまに犯人にされそうになったり
(後日真犯人の上級生判明)
作文コンクールで入選し市のホールで表彰されるも
町内会の遠足とかぶってしまう。
両親も町内会役員の為、外せず兄弟と共に遊園地へ
自分一人休日登校したのち校長先生引率で表彰式へ
他校の受賞者達は家族の前で表彰されカメラのフラッシュが咲き乱れる
自分は校長先生が笑顔で拍手してくれているのみ
(有り難う校長先生。休日出勤なのに)
午前中で予定も終わり自宅に帰り
遊園地で他の家族が食べているであろう同じお弁当を
いつもの食卓で独りで食べる…
(寂しくて悲しい味でした)
高校生になり周りが色恋の話しで盛り上がるころ
告白して断られるならいざ知らず。
よく知らない女子に、
「貴方の様な地味なデブに興味ないから!」
「二度と近寄らないで!!」
と、告白もしていないのにフラれる…
今思うと、他のデブと間違われたのか、はたまた罰ゲームだったのか?
真実は藪の中である。
まぁ、挙げれば切りがないが、兎に角余りラッキーではない半生を歩んでいた。
しかし
そんな自分も40代半ば
最近は運の悪さも鳴りを潜めており
一般的なモテない中年デブサラリーマンである
勿論独身だが、魔法使いではない。
20代の時に彼女が出来て、約一年付き合ったが、
初めてのクリスマス前に
「好きな人ができた。」
と、ふた回り大きなデブに乗り換えられた…
あの時は、生まれて初めて「太りたい!」と、考えた。
まぁ、そんな事がありながらも、
人生罰ゲーム!来世に乞うご期待!!
の様な残念なイベントもここ最近は無く穏やかな毎日を送っている。
人生悪いことばかりじゃない!
爽やかな朝を迎え、今日の仕事を終えれば2連休!
そして、何と明日は友達の紹介で会った女性と初デートの予定があるのです。
そりゃもう、足取りも軽やかに出勤できますとも
ウフフフフ
小鳥さんおはよう。
大きな白猫さんもおはよう。
白猫さんをモフモフしてるお嬢ちゃんもおはよう。
幼稚園バス待ちのママ友の方々もおはよう。
娘さんが道端で猫モフモフしてますよ
危なくないようにみてますかぁ?
ウフフフフ
などと信号待ちの合間に脳内でプリンセスごっこをするくらい浮かれていた。
そう、浮かれていた。
そして現実を見せられる事となる。
横断歩道に待っている者数人
反対側に幼稚園バスで子供を見送った後に井戸端会議に花を咲かせるママさん達
少し離れて幼児と、モフられている白猫
嫌な気配がして車道をみた瞬間
走ってきた配送トラックの前に何が飛び出した。
多分猫?
多分と云うのは、二足歩行の猫が何もない空間から現れた。
ソレ を見たのは、自分とトラックドライバーのおじさんだけだったかもしれない
が、問題はそこではない
あろうことか、急ハンドルを切ってしまったトラックが、
モフっているお嬢ちゃんの方へゆっくり転けながら向かって行く。
ママさん達はまだ喋っている。
マズイ!お嬢ちゃんだけでもなんとか!
デブが間に合うか判らないが、体が勝手に動いていた。
走りだし幼児のもとへ
数年振りの全力疾走を…
すぐさま強い衝撃があり意識を手放した。
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