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私の手紙。  作者: クロユリ
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長年の疑問。

 こんにちは。またお手紙を書かせてもらいました。

 今日は、どんな話をしましょうか?

 …あ、私、今でも気になっていることがあるんです。今日はその話でもいいですか?私だけでは絶対に答えの出ない話です。そして、人によって違う答えが出てきてしまう話でもあります。

 ある時から、あなたは急に「〇〇の事が好きでしょう」と、繰り返し聞いてくるようになりましたよね。どれだけ違うと否定しても、好きな人は別だと伝えても、信じてはくれませんでしたね…。最終的に、好きな人を暴露させられた記憶があります。今となっては笑い話ですし、よく考えてみると、その時点では既に、違う人の事を好きになっていたのではないかと思えてしまいます。その時のあなたの気持ちは、どのようなものだったのでしょうか?

 …もし、自惚れてもいいのなら、その時のあなたの気持ちは、私に向いていたと、思ってしまってもいいでしょうか?

 それにもうひとつ、自惚れてしまいそうになる出来事がありました。それは、以前のお手紙にも書いたクラスメイトの「二人は付き合っているの?」という問いの私の答えに対するあなたの言葉と態度です。私は、この手の質問がとても苦手で、正直、大嫌いです。当時からだったので、早くこの話を終わりたいと強く思いました。その為「ただの友達だよ」と答えました。クラスメイトはつまらなさそうにしていたけれど、あなたは違いましたよね。「えっ?」と、とても驚いていたのを覚えています。…私の記憶違いだとしたらすみません…。私は、あなたが驚いたことに驚き、同じ反応を返しました。けれど、その後共通の友人に声をかけられ、うやむやになってしまいました…。その時のあなたは、私にどんな答えを望んでいたのですか?「仲のいい友達」?むしろ「友達ではない」?それとも「好き」…?

 どれだけ考えても、結局その答えが出せるのはあなただけで、考えれば考える程、自惚れが強くなるのです…。

 どうか、この答えをいつかくれませんか?

 その時にあなたが、私に気持ちを向けていなくても、その先、向けられることがないとしても、知りたいのです。…我儘ですみません…。


 また長くなってしまいましたね。今日はもう、これで終わりたいと思います。一方的に質問攻めをしてしまい、すみません。どうしても気になって仕方がなかったのです。

 また今度、お手紙を書かせてくださいね。

 次はなんのお話にしましょうか?楽しみにしていてくれると嬉しいです。

予約を入れ忘れてこの時間に更新になりました。すみません。

次回更新予定日は未定です。お待ちいただけると嬉しいです。

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