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第30話 巨大蟻ダンジョン攻略①

そして、準備ができた瑞樹たちは、まずは同様にアリの表面の生成物質を塗ったドローン型ゴーレムを専攻させてダンジョン内部へと入り込む。

 ダンジョン内部では、異常な光景が広がっていた。それは巨大蟻が何十匹もダンジョンの床に横たわってぴくぴくと死にかけという光景である。

 どうやら瑞樹たちの毒餌作戦は上手くいったらしく、大量の蟻たちは多くが半死半生状態に追い込まれたらしい。

 それを見た瑞樹たちはそのままダンジョン内へと侵入していく。あちこちで無数でひっくり返っている大型蟻を見ながら、姫奈は自分でやった事ながらうへ~という顔をしながら内部へと入っていく。

 元々虫が苦手が姫奈にとっては、大型蟻がゴロゴロ転がっている所に足を踏み入れるのは勘弁してもらいたいが、これも冒険者なら仕方ない、と我慢して入り込む。

 さらに内部に潜り続けていくと、その中ではさらに蟻の死体が転がっていて、うわぁ……と思いながらさらにダンジョン奥へと入り込んでいった。

 まだまだ生きている巨大蟻もいるが、その蟻たちも革鎧に触覚をつけると自分の仲間である、と判断したのか、そのままスルーしていく。

 だが、巨大蟻が近寄ってきて触手でブリガンタインを触られるという言いようのない恐怖感はいうまでもない。姫奈は瑞樹の後ろに入り込みながら彼を盾にしているが、それも仕方ないことだろう。


(ひぃ~。アリに体を調べられるとかマジで無理!!何とかしてよオタクくん!!)


 虫が苦手な姫奈は瑞樹の影に隠れながら、それを凌ぐがそれも仕方ないだろう。彼女が苦手だというのならば自分がやらなければならない。

 触手で革鎧の分泌物で同族と判断した大型アリは彼らをスルーしながらあちこち動き回っている。アリは個々では大した知能はないが、多数のアリたちが協力する事によって「集合知」によって高度な連携を取っているのだ。

 だが、死亡したアリが多いため、その集合知は機能せずアリたちは混乱状態になっており、瑞樹たちも侵入できる隙を作っているのだ。


(やっぱり知性がないアリなら、同族判断さえ誤魔化せば簡単に侵入できるな。後はこのまま安全に奥にまで行ければ……。)


 だが、そんな彼らの思惑も見事に裏切られる事になった。さらに奥に入っていくと、まるで門番のように二体のミルメコレオが存在していた。

 元々ライオンとアリが融合したミルメコレオと、巨大アリでは相性が極めて良かったのだろう。お互い上手く共存しながら過ごしていたのだが、ミルメコレオは毒餌を食べなかったのだろう。しかも頭部がライオンであるため、野生の本能で目の前の存在が敵だと判断したのか、牙を向いて襲い掛かってくる。野生の本能には、アリが行っている同族判定は通用しないのだ。


『ガァアアアアアッ!!』


 牙を剥きだして吠えてくるミルメコレオに対して、瑞樹たちは指輪から多足戦車を召喚し、前面に押し出しながら戦う準備を整えていった。




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