つぶやきの人・２
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仕事の途中、寂れたラーメン屋に入った。
しかし頼んだ醬油ラーメン、吐き出しそうなしょっぱさ。
「おやじさん。これ、味濃すぎないかい？」
黙ったまま湯沸かし器のお湯をオタマで掬った店主。
カウンター越しに、私の食べかけのラーメンに注いだ。
その節はありがとうございました。
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彼に何回言い聞かせても
トモ＆テツと言う
なんでだ？なんでだろ～♪
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駅前にステーキ屋ができたと聞いたので行ってみた。
【いきなりサイコロステーキ】
いきなり感のなさと小粒感
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地元で有名なマグロの一本釣り漁師。
ドーピング検査で引っかかった。
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コンビニでバイト中、覆面をした男が入ってきた。
「金を出せ！レジの中身を袋に入れろ！」
「あ、すみません。袋代が掛かりますが」
と言ったら諦めて帰って行った。
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「明けましておめでとう」
と言われたので
「ありがとう」
と返した。
おめでとうと言われたら、ありがとうと言えという教育を受けた。
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小学二年の時だった。
下校途中の草むらでガサゴソと音がした。
こっそり覗くと、目が合った。
クラスの女の子が用を足していた。
「見ててもいいけど言わないでね」
と言われた。
言わないことを誓った。
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引っ越し先の大家さんの所に、菓子折りを持ってご挨拶に行った。
「つまらない物ですが」
という所
「もらい物ですが」
と言ったのは、、、私だよ！
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小さい秋～♪
小さい秋～♪
小さい秋ぃ見ぃつけたぁ～♪
大きい秋は見つかったのだろうか？
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「月に一度は旅行に連れてって」
と息子に言われた。
「そうだな。わかった。月に一度な」
翌日息子はトランポリンの練習を始めた。
「月に一度」は、月旅行に一度だと確信した。
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患者
「えっ、私の尿から？」
医者
「そっ、タンパク。蛋白宣言ね。ま、ちと覚悟はしておけ～♪」
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夕刻。仕事帰りのいつもの公園。
なんの気なしにブランコに乗った。
現れた警官に突然の職務質問。
「なぜブランコに？」
「は？ブランコに乗るのに理由いります？」
言い返したのは、、、私だよ！
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運転中眠くなったので、サービスエリアで仮眠した。
どれくらい寝ただろう。
目が覚めた。
「あ！運転中だ！」
と寝ぼけた私。
咄嗟にブレーキを踏んだ。
ハンドルにガンッと膝を打ち付けた。
駐車場の掃除のおばさんが、フロントガラス越しに笑っていた。
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いつもの駄菓子屋。
いつもの婆さん。
「坊や、今日はいくら持っているんだい？」
「えっとぅ、、、１００円だよ」
「じゃあ、あれだ。そっちにクジなら５回だ。あっちのなら３回と飴玉一つ」
ちびっ子の有り金を全てかすめ獲る婆さん。
全部使い切るなど一言も言ってない坊や。
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ハンバーガーショップに行った。
ダブルバーガーを頼んだが、考えたらそんなにお腹は空いてない。
「すみません。ダブルバーガーの一枚抜きをお願いします」
「では、普通のハンバーガーという事でよろしいでしょうか？」
と言われた。
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落とした飴玉付き年賀はがき
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噂で近所に回転寿司ができたと聞いたので行ってみた。
カウンターに座ったが回転している様子がなかったので、店主に聞いてみた。
「あれ？回転してないね？」
「え？開店してますよ。昨日から」
帰りに２万払った。
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「俺さ、帰宅部に対抗して新しい部活を作ったのさ」
「え、なに部？」
「登校部」
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【こだわりのラーメン屋】という店に入った。
七味と一味の唐辛子が置いてあった。
「親父さん。どっちを入れた方が美味い？」
「両方入れたら八味になるよ」
と言われた。
こだわってない店だと思った。
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あ、僕
いなりがすき！
あ、僕
えなりかずき！
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温泉街のホテルに泊まった。
屋上露天風呂があると聞いたので入ってみた。
しかし余りにお湯がぬるいので苦情を言った。
「そこは貯水槽です」
と言われた。
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昔のことだ。
ポストに「往復」ハガキが入っていた。
ＪＲ青春「片道」切符のご案内だった。
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【土足厳禁】
「靴は脱いだのですが、泥が付いた素足ではダメですか？」
「当たり前だ！
【土足】
厳禁だ！」と言われた。
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自作の小説をネット投稿してみた。
すぐに感想が返ってきた。
「つまらん。ワンクリック詐欺だ」
と書かれていた。
※「つぶやきの人・１」も出ています。
宜しかったらそちらでもお笑いくださいませ。（笑）
お読みいただき誠にありがとうございました。
