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竜としてこの世界で生きていく  作者: キリくん
竜の世界
12/19

ゆっくりと休む

リュートはベッドの上で目を覚ました。


「うっ、ここは...?」


「気づいたか?リュート。」


横を見るとファイズが座っていた。


「父さん?俺は何を...イテッ!」


起き上がろうとしたが、体に激痛が走った。


「無理するな。大人しく寝ているんだ。」


「はい...」


「何があったか覚えているか?」


「えーっと、確か草原で竜人化の修行をしようとしてそれから...分からない」


「そうか...何があったか教えてやろう」


リュートはファイズから聞いたことに驚きを隠せなかった。自分が竜人化して暴れたなんて記憶はまったくなかった。


「俺、2人に迷惑かけちゃったんだな」


「そう気を落とすな。元はと言えば私が大丈夫だと無理やりやらせたのが悪いのだから」


「だけど...」


「それに悪い事ばかりではない。お前の力もよく分かったしな。私の『ヘルファイア』を受けても気絶で済んだことには驚いたよ。ハッハッハッ」


父さんは陽気に笑った。その笑顔を見て俺は少し心が軽くなった。


「ありがとう。父さん」


「気にするな。今は体を休めるんだ。治ったらまた修行再開だぞ!」


「うん...!」


父さんとゆっくりと話したあと、俺は深い眠りについた。


とりあえず竜輝さんに少し休んで貰いました。これからどんどん強くなりますよー

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