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竜としてこの世界で生きていく  作者: キリくん
竜の世界
10/19

修行② ─暴走─

ちょっと無理があるかな?

次の日、昨日と同じようにラルクと草原に修行に来ていた。昨日と違うところは父さんが一緒にいることだ。


「で、なんで父さんついてきたの?」


竜王は仕事がたくさんあって、なかなか休めないとラルクに聞いていた。


「そりゃぁ、私の自慢の息子の実力を見に来たんだよ。どれだけすごいのか見せてくれ」


「私は止めたんだがな...」


ラルクが「はぁ...」と、ため息をついた。

(苦労してるな...)

ラルクの大変さが分かった気がした。


「とりあえず今日も始めるぞ。今日は...竜人化の修行だ。」


「竜人化?」


「竜人化は人の姿のまま竜の力を使えるようになる方法だ。竜の時より力は劣るが、身軽に動けて剣などの武器も使えるという利点がある」


「なるほど...」


「これはかなり難しいものなのだが、リュートの魔力なら出来るかもしれないからな。竜の修行の前にやってみようということだ。」


「まっ、物は試しだ。やってみろ。」


「分かった。やってみる。」


俺がそういうと父さんの顔が少し険しく...なった気がした。


「竜人化は竜になる時と同じようにするんだ。

少し違うのは力を全て出さないことだ。半分ぐらいの力を解放するんだ。」


(半分くらい...このくらいかな?)


竜輝の体が光に包まれた。


「え?う、うわぁー!」


光の中で俺の意識が薄れていった。


《リュート!!》


2人が呼んだ気がしたが意識が薄れて分からなかった。そして────


光がおさまっていき、竜輝は姿を現した。


「リュート!!大丈夫か!」


ファイズはリュートに近づいた。しかし、そこにはリュートとは似ても似つかない者が立っていた。


その姿は髪や目などはリュートと変わらないが、その体は人間の姿ではなかった。背中には竜の翼が生え、身体中が銀色の鱗で被われていた。手と足の爪は伸びており、頭には角が生えていた。まさに竜人と呼べる姿になっていた。


「り、リュート?」


ファイズはリュートに声をかけたが返事は帰って来なかった。

リュートはその場にたたずんでいた。


「竜王様...これは...!」


「あぁ...まずい!」


「グルァァァァーーー!!!!」


リュートは雄叫びをあげた。


「くっ、暴走してしまったか!」


「やはり無茶だったんですよ!」


「仕方ない!私が止める!」


リュートは正気を失い、暴れだした。



竜輝さんの竜人化!しかもまさかの暴走!この後どうなるのでしょうか?

??「グルルル...」

へ?

竜輝「グルァァァァァァ!!」

なんでここにいるのぉぉぉぉー!!?

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