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2章 02.魔王と7人の日本人と魔王の妻との邂逅

ここは、どこだ。

確か俺はティアに…

俺はティアに嫌われただろうか?

謝らなければ。その一心で今の状況を掴もうと努力し、分かったことは。

今、俺は拘束され牢屋に入れられている。

ここから、どうにかして抜け出さなくては。

今の俺が出来ることは…

ユスティーナさんと話しが出来れば、何とか出来るかもしれない。

俺は以前ユスティーナさんに、出会った時いつでもユスティーナさんに会える権利をもらった。

今思えば、ティアにユスティーナさんの話してなかったな。とティアに話す事が増えた。でも今は、ユスティーナさんと会うために神経を研ぎ澄ませる。

その時、俺は聞き覚えのある声に名前を呼ばれていた。ユスティーナさんだ。ユスティーナさんが今、俺の目の前にいる。

「ゆづるさん、大変な事になりました。」

「何が、あったんですか?」俺は焦っているユスティーナさんに聞いた。

「説明する暇はないのです。だから私について来てください。」

「でも、今俺拘束されてるから、立てないんですけど。」

「解いてあげるから、ついて来てください。」

俺は拘束から解かれ、ユスティーナさんについて行こうとしたら、ユスティーナさんがブツブツ言いだし、その瞬間目の前にはゲートが出現した。

ユスティーナさんはその中に入っていったので、俺もついていった。そのゲートをくぐり終えるとそこには。人影が8つあった。


「やぁ、青銅くん。初めまして。魔王です。」

こんな律儀な魔王がいるわけねぇ。と1人で突っ込んでると魔王が、

「青銅くんに我々魔王軍と共に娘ティアーナを助けてほしい。」と言われ俺は、魔王がティアの父さんでユスティーナさんの夫だということに驚いたが、それよりも、

「ティアに何かあったんですか?」

「ティアが世界を滅ぼせることは知ってますよね。」

「はい。それがどうかしたんですか。」

「神や天使たちの連合軍が下界におり、ティアを殺そうとしているらしいんだ。」

「なんで、そんな事になるんだ!」俺はなぜ、ティアが殺されるのかは、大体予想出来ていた。だが、その事を否定したかった。だから、聞き返した。

「ティアを生かしていたら、いつ魔王のものになり、世界を滅ぼすのかわからないから、ならいっその事殺そうということになったらしいのだ。」

予想は当たっていた。不安要素があるなら、早めに摘むことが最も安全だということだろう。

魔王は「だが、私は父として死なせたくはない。確かに私があの子を破壊兵器にしてしまった。その事であの子が苦しんでいる事も知っている。でも、そうするしかなかったんだ。神に対抗するには、こうするしか。」と言った。魔王をぶん殴ってやりたいが、今は、

「ティアを神から守る方法はあるのか。」

「君を強くする。あの子を救えるのは君だけだ。そう、ユスティーナも言っていただろう。」

「待て、俺は弱いぞ。レベル1なんだぞ。人類最弱なんだぞ。そんな俺に何が出来る。」

「そう、怒るでない。青銅くん。君は悪魔の力と神の力、両方使えることを知っているな。」

「あぁ、確かに使える。でも今は、悪魔の力しか使えない。」

「神の力が使えないのは、ユスティーナが君に力を分け与えれなかったからだ。でも、今は君に力を分け与えてるから大丈夫だ。しかし、君は力を上手くコントロール出来ていない。だから、これから、日本人達の言う通りにし、力をコントロールしてもらう。」

「猶予はもう1日もない。早速で悪いんだが、今からコントロール出来るように強くなってくれ。後は頼んだよ。」


俺と7人の日本人はある場所に転移させられた。

俺が赤銅と戦った。地下の1番奥の部屋だ。

「青銅くん。初めまして。自己紹介している暇はないんだ。だから、今から力をコントロール出来るように特訓をする。じゃあ今から君は自分自身精神世界に行ってもらう。その中にいるもう1人の自分と向き合えば、力をコントロール出来るようになる。それでは行ってらっしゃい。」

俺は徐々に意識が薄れていき、気づけば目の前には俺がいた。






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