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懊悩

「何でお前がここに居るんだよ!」


俺は今が夜という事を忘れて叫んだ


「気になったのだから仕方ないでは無いか」


すかさずフォルトゥナも反論する


「いや仕方なくねーだろ!明日言うってさっき話しただろ?」


「気にするでない」


「気にするわ!」


(前回言い忘れたが、フォルトゥナの現在の服装はどこかの学校の制服を模した感じだ)


「何を訳の分からんことを考えておる?」


「人の頭の中を覗いてんじゃねーよ!」


「すまんつい癖でな」


(ヤバい、そろそろ姉貴が帰ってくるかもしれない)


慶司はただただ焦った


(いつになったら帰るんだこいつ)


「それで答えを出す気にはなったか?」


「ならねーよ!今はそれ所じゃねーんだよ!」


「夜だというのに随分と大きな声を出すな貴様は」


「誰のせいだと思ってるんだよ!」


(マジでヤベーって!来ちゃうって!)


諦め半分で慶司はフォルトゥナに1つ質問をしてみた


「あの、明日まで保留って手段は…」


「無いに決まってるだろ」


「ですよねー……」


途方に暮れてしまい慶司が「ハァ…」と溜め息をつくと、フォルトゥナは不満そうに頬を膨らませ


「なんだ、私と2人きりだというのにその態度は」


と怒り気味で抗議した


「勘弁してくれよ…もうそろそろで俺の姉が帰ってくるんだよ……」


するとフォルトゥナは少しだけ驚いた表情を見せた


「なんだ、そんな事か」


「意外とリアクション取るんだな」


「私はいつもリアクションを取ってるつもりだが」


「大して出来てないぞお前」


「…って、話を逸らしてる場合じゃねーって!」


現在の時刻は8時30分


いつもならもう10分もしない内に帰ってくる


(どうする、俺…!)


「ニャー」


「お前とは後でいっぱい遊んでやるから、ちょっと待っててなー」


小次郎の頭を撫でつつ、慶司は悩んでいた


と、そこで『ガチャッ』という音と共に玄関のドアが開いた


(帰ってきちまった…)orz


「ひとまず、お前はベランダに出ててくれ」


「何故私がそんな事を」


「いいから出ろ」


(一応)神であるフォルトゥナに対して罰当たりな行為をしてるという考えが慶司の頭をよぎったが考える事をやめた


「ただいまー」


「おかえり姉貴、今日はいつもより早いな」


「まーねー」


(気付かれてないっぽいな…このままやり過ごせれば……!いやちょっと待てよ、これってフラグじゃね?)


時既に遅し


「ところで慶司、あたしに隠してる事なーい?」


「えぇっ!?な、無いけど……?」


「嘘つけー、すっとぼけても無駄だよあたしが何年あんたの姉やってると思ってんの」


完敗だった


「クンクン、何かいつもと違う匂いがするわねぇ?」


「け い じ ?」


(こいつ化物かよ!)


「もう分かったよ……」


と言って、慶司はベランダの窓を開けに行った


そして


「ん?もう終わったのか慶司」


「お、女の子っ!?しかもめっちゃ綺麗じゃん!」


ついに出会ってしまった


(濃過ぎだろ俺の1日…原稿用紙10枚分くらい書ける気がする)


さて、これからどうなる?



つづく


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