MC-ML-01〈レギオニス〉
・機体データ
機体名称:〈レギオニス〉
型式番号:MC-ML-01
主な搭乗者:ダニエル・クレセント・ド・コルベール、フェゴール・ド・エドワーズ、ほか
所属:貴族騎士団
生産形態:少数量産機
種別:第三世代型MC
動力源:ケルビムアーク
機体全高:6.8m
乾燥重量:5.1t
全備重量:6.9t (平均値)
最大作戦行動時間:48時間
ジェネレータ出力:3400kw
最大自走速度:160km/h
跳躍高:8m
固定装備:なし
携行装備:騎士大剣、騎士鉄槌、騎士槍斧、騎士大楯、ほか
・機体解説
貴族側が運用するMCの一機。騎士団長にのみ、登場が許される騎士団長専用機であり、円卓の騎士機並みのジェネレーター出力と、並みの武器を弾き返すほどの重装甲を特徴とする大型機。
古参の円卓の騎士機である〈パロミデス〉など複数の円卓の騎士機の実戦データを元に、一部データを流用して、設計、開発が行われており、非常に高性能な機体に仕上がっている。
その一方で、円卓の騎士に特有の専用装備や、特殊機構などは全て廃されており、特異的な機能は一切有していない。
これは、多くの円卓の騎士機が、『楽園の林檎』の秘匿技術を再現、兵器転用するための実験機であり、それに合わせた機体設計と搭乗者を選択しているために、騎士団長用の高性能機であっても、量産機への搭載は不合理と判断されたためである。
特異な専用兵装はないが、大型、高出力故に、通常のMCでは扱いかねる、大型の騎士兵装を装備することが可能となっており、搭乗する騎士団長の趣味嗜好に合わせて、様々な兵装が使用される。
装甲は通常のMCと異なり、複合素材を幾重にも積層することで、重量の増加を可能な限り抑えた上で、通常の騎士剣の斬撃程度ならば、正面から受けられるほどに、防御力を底上げしている。
とはいえ、大型化すると、装甲が必要な部分が多くなり、その装甲を過剰に増やすと、機体重量が重くなってしまうという欠点がある。
このため、本機では、装甲を腕部に集中させ、この腕部を盾代わりに使う、という発想で設計されている。
また、腕部には、加えられた力のベクトルをある程度拡散させる素材を使っており、さらに防御力を高めることに成功している。
結果的に、他の部位の強度は、通常のMCの装甲の1.4倍程度になってしまったが、騎士の中でも特に優れた技量を持つ、騎士団長の搭乗を想定しているため、腕で防げばよいと判断され、この問題は重視されなかった。
とはいえ、重量の増加は大きく抑えられており、これによって高い防御力と一定以上の機動力を両立することが可能になった。
なお、型式番号のMLは、量産機(Mass prduction model)であることと、騎士団長機(Kight Leader type)であることを示している。
・作中での活躍
『第2章 接触 -Fate-』
炎蛇騎士団団長、ダニエル・クレセント・ドコルベールの乗機として登場し、革命団のMC部隊と交戦。
ディヴァインの〈ヴェンジェンス〉を撃墜するも、レナードの〈アンビシャス〉と一騎討ちの末、武器と右腕を失い、最後は、コックピットに槍の穂先の破片を打ち込まれて撃破される。
この際の装備は、騎士鉄槌、騎士大楯。
『第3章 騎士 -oath of sword-』
作中では描かれなかったが、闘技大会の参加者の一人が、搭乗し、シャルロット・フランソワによって撃破されている。
『第4章 連鎖 -butterfly effect-』
マレルシャン子爵家麾下の天馬騎士団団長、フェゴール・ド・エドワーズの乗機として搭乗。
ルイーズの密命を受けて市街地に侵入していたが、ジンたちの攻勢によって、戦線が乱れたのを機に合流、ジン・ルクスハイトの〈ティエーニ〉を強襲し、これを撃破寸前まで追い込むが、レナードの〈アンビシャス〉の介入によって、足止めされ、最終的には、〈ガウェイン〉と〈アンビシャス〉の連携によって撃墜された。なお、搭乗者は負傷したものの生存。
この際の装備は、騎士大剣
『第5章 反動 -retributive justice-』
ドゥバンセ男爵領において、突然現れ、レナードの〈アンビシャス〉を強襲、これを圧倒するが、装備していた騎士槍斧の間合いの内側に入り込まれ、その隙を突かれ、自らの槍斧の直撃と槍の一突きによって撃墜された。
搭乗者は不明。
エネルギーはスカラー量なのでベクトルは存在しません。
理系なのに恥ずかしい………(´・ω・`)




