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異世界で黒い悪魔と呼ばれています  作者: 空地 大乃
第三部 呪いの魔器編
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第二十一話 サルーサの願い

 とりあえずヒカル達はミャーチュに詳しく話を聞こうと、一旦宿の食堂に向かった。

 色々あって結局昼も抜いたまま、そろそろ夜の帳も下りてくるころなので、お腹が減ってきていたというのもある。

 

 そんなわけで、朝から何も食べないままの夕食とあって、レオニーはそれらを美味しそうに頬張った。

 ヒカルとフォキュアも密かに気持ちは一緒で、先ずはとにかく食事で腹を満たす。

 ミャーチュも一緒になって食事をともにしたが、彼女はヒカル達ほどは腹を減らしていなかったようだ。


 そして、ある程度腹も満ちてきたところでミャーチュに話を聞いたふたりだが、そこで彼女が話した内容に驚愕する。

 彼女が言うには、あのデボラ夫人が街で女性を連続で焼き殺した犯人だというのだ。


「私もそれを見た時はびっくりしたニャン。しかも私と目があって、あれは確実に殺る気だったニャン! 助けてフォキュアたん!」


「てかそれ普通に一大事じゃない! ギルドだってその事で調査してたのよ。なんですぐに勇義士ギルドに行かなかったのよ!」


「そんな事言われても……相手は伯爵家のデボラ夫人。ギルドになんてとっくに手が回ってると思って信用できなかったニャン」

 

 ヒカルは以前目にしたデボラの事を思い出す。 あの時はフォキュアとも面識のあるギラドル男爵のおかげで事なきを得たが、兵士にも顔が利くあの女なら、ギルドに手を回していてもおかしくないかもしれない。


 そんな事を考えていたヒカルを他所に、まるで母親の如くミャーチュを叱るフォキュア。

 ミャーチュも耳をしゅんとさせている。

 種族は違えど、まるで姉妹のようだなと思ったりし笑みを浮かべるヒカルだが――その辺りから周囲が騒がしくなり、階段を駆け下りる集団の姿も見られ、そして。


「フォキュア! そしてあんたは確かヒカルか。まぁこの際誰でもいい! 緊急事態だ! 戦える勇義士は皆門の前に集合しろ! 急げ!」


 はぁ? とフォキュアが怪訝に眉を顰める。

 急な事でヒカルも思考が追いつかない。


「た、大変よ! 皆大至急避難準備して! 何かこの街にマガモノや賊が大挙してきてるって!」


 と、そこで宿の女主人もやってきて困惑した表情で声を上げた。

 それによって宿の宿泊客にも動揺が見られ、厨房の使用人もうろたえ始める。


「ヒカル、これは……」

「あぁ、とにかく急いで――」


 刹那――宿の壁が轟音と共に粉々に砕け散った。

 何事かとヒカルが目を向けると、煙をかき分け赤髪のサルーサが姿を見せる。


「さ、サルーサじゃねぇか! お前何やってんだよ! 壁なんか壊してよぉ!」


 するとふたりに声をかけてきていた屈強な勇義士の男が彼に駆け寄り、責めるように問う。

 そして――


「とにかく、壁の事は後で主人とでも相談してもらうとして、お前も急げ! 街は大騒ぎだ、何せ――」


「知ってるさ。マガモノとアンデッドが押し寄せてきてるんだろ?」


「……は? いやマガモノはそのとおりだが、アンデッドって何の事――」


 その言葉が全て紡がれるより早く、サルーサの蹴りが男の顎を捉え、その巨体が天井へと突き刺さった。


「な!? さ、サルーサ! あんた仲間になんてことを!」


「うっせぇなぁこの雌狐が。てめぇは黙って俺に甚振られてりゃいいんだよ。この身体の主もそれを望んでたんだからな」

 

 ニヤリと口角を吊り上げ、ゲスな言葉をぶつけるサルーサに、ヒカルは戸惑いを隠し切れない。


 だが、今迫る危機はそれだけではなかった。

 なんと今度は、別の壁が激しく爆発し、一瞬にして宿が炎に包まれる。


「きゃ! わ、私の宿が……」


「女将さん! 今すぐ客と使用人、それとこの勇義士も連れて外に逃げて下さい! ここは危険過ぎる!」


「で、でも……」


 はやく! とヒカルが急かすと、ようやく観念を決めたようで主人は客と使用人、それにすまねぇ、と謝る勇義士を連れてその場を離れた。


「うふふ、黒猫ちゃんみ~つけた」

 

 そして、破壊された壁から一人の女性が姿を見せる。


「で、デボラ夫人ニャン……」

「はぁ!? これが?」


 思わず驚嘆するフォキュア。何せ彼女はフォキュアやヒカルの知るものとは容姿が違いすぎた。


「うふふ、美しい物は私が全て燃やし尽くしてあげる――」


「……信じられないけど、取り敢えず街の人間を焼き殺したのがこの女なのは間違いなさそうね」


「パパァ……」

「レオニー、大丈夫だ。いいかパパやママの傍をはなれ――」

「るんだよ! テメェは俺が相手するんだからな!」

 

 ヒカルがレオニーを安心させようと口にした言葉が全て終わる前に、サルーサの重い一撃がその身を吹き飛ばした。

 

 ヒカルの身は三度破壊された壁の向こう側にまで吹き飛び、かと思えば俊足でサルーサが後を追う。


「パパァーーーー!」


 レオニーが叫ぶが既にヒカルはレオニーの視界の届かない位置にまで飛ばされてしまっている。


「ふふっ、私の相手は貴方達のようね」

 

 妖艶な笑みを滲ませ、デボラが言った。

 するとフォキュアが振り返り。


「ミャーチュ! レオニーちゃんをお願い! 貴方なら守れるでしょう? レオニーちゃんもパパはきっと大丈夫だから、今はこの変態の近くから離れないで!」


「変態は酷いニャン! でも仕方無いわね!」


 言ってミャーチュがレオニーの傍まで駆け寄り、そして瞼を閉じ精神を集中させた。


「どういうつもりか知らないけど、私の炎から逃れるすべはないわよ。さぁ! 燃え尽きなさい!」


 刹那――轟音と共に炎の壁が周囲に広がった。

 その一撃で、宿は完全に吹き飛んでしまう。


「うふっ、か・い・か・ん」

「何が快感よこの異常者!」


 デボラが自分の行為に酔いしれていたその時、床下からフォキュアが飛び出し、跳躍と同時に斬り上げた。


 へぇ、と感心したようにつぶやきつつ、デボラがその一撃を避ける。


「ちっ! 意外とやるわね」

「それはこっちのセリフなんだけど、でも地下に逃げるなんてね。焼けたのは黒猫と幼女だけってことね」


「勝手に焼き猫にするなニャン!」


 ところがそんなデボラを嘲笑うように、ミャーチュの声が周囲に響く。


 その様子にデボラの眉が吊り上がった。


「ば~か、黒猫族は魔術の扱いにも長けてるのよ。しかもミャーチュは防御用の障壁を作り出す魔術を使いこなす。守りに関してはトップクラスよ!」


 得意気に語り鋒を突きつける。目の前のデボラの眉間に不機嫌そうな皺が寄った。


「貴方達生意気ね。いいわ少しだけ本気を出してあげる」


 




◇◆◇


「おい! テメェ! いつまでそんなへなちょこな姿でいるつもりだ?」


「なんだって?」

 

 宿から吹き飛ばされた後は、サルーサの追撃に動揺を隠せないヒカルであったが、剣を交えてる最中に発せられた言葉で更にその思いは強くなった。


「あのゴキブリ野郎にならねぇのかって言ってんだよ!」

「!? な、なんでサルーサ、お前がそれを……」

「なってみればわかる、ぜ!」


 サルーサの蹴りがヒカルの顔面を捉え、吹き飛んだヒカルが民家の壁を貫く。


(くっ、強すぎる……理由は判らないけど、確かにこのままじゃ……仕方無い!)


 ヒカルは意識を集中させ、近くのゴキブリを掻き集めそしてあの黒い悪魔の姿に変化した。

 そしてその瞬間、触覚で感じ取った気配に驚愕する。


「お前……サルーサじゃないのか」


 サルーサの前に姿を見せつつ、ヒカルは見た目はサルーサのソレに言った。


「ご名答。そして俺が誰なのかは、もう判ってるよな?」


「……あの時の、呪いの魔斧(グリーディルアックス)か……」


「その通り! さぁ! これでやっと復讐が出来るぜ!」


 狂気を顔相に宿し、肉薄したサルーサの二本のナイフがヒカルに迫る。

 だが、それらの攻撃はゴキブリを装着したヒカルには掠りもしない。

 尾角による反射によって、相手の攻撃はヒカルの意思に関係なく避けられるからだ。

  

 あの時のギュリアのように、気配を完全になくした状態での一撃でもない限り、彼の攻撃が当たることはない。


 すると、相手もそれに気がついたのか、一旦距離を取り、ヒカルを睨めつける。


「……何故だ、何故サルーサがお前なんかに?」


「ふん! こいつが間抜けなのさ。フォキュアって雌を物にしたいばかりに俺を受け入れやがったからな。まぁ目的は俺とも近かったし調度良かったとも言えるが」


「目的?」


「そうだ。テメェをぶっ潰すという目的がな。気に入らなかったんだとよ、サルーサって馬鹿猿もお前がな!」


 グリーディルの明かした真実に少なからずジョックを受けるヒカル。

 だが、そんな彼を嘲笑うように口角を吊り上げ。


「まぁそんな事はどうでもいいだろ? どうせお前はここくたばるんだからよ」


「随分な自信だな」


「くくっ、テメェを相手にするための必殺技が思い浮かんだからなぁ」

 

 必殺技? と怪訝に眉を顰めるヒカル。 


 するとグリーディルがナイフを脇のベルトに収め、そして両手を合わせるようにして精神を集中させる。


 すると、その手の中で青白い光が迸り始め、そしてその光が膨れ上がったその瞬間。


「サンダー・ブレイク!」


 サルーサの身体を乗っ取ったグリーディルから、大量の稲妻がヒカルに向けて放出される。


「ぐぁ、うぁああぁああぁああぁあ!」

 

 その身に稲妻を浴び、絶叫するヒカル。 

 ゴキブリの装甲に守られていたはずだが、避ける事は叶わず、更にダメージも絶大だ。


「カハッ! ぐ、ぐうぅう――」


 ヒカルが片膝を付き呻き声を上げる。

 その姿を眺めながら、グリーディルがニヤリと口角を吊り上げた。


「やはりな。確かにテメェの反応はばかみたいに早いが、それでも雷の速度には対応できねぇってわけだ」


(雷の速度、つまりこいつは電撃をも自在に操れるってわけか……)


「お前の考えてることはなんとなく読めるぞ。あぁ何せ今の俺はこれまでに奪った能力がすべて使える。おまけに今回は最初から身体ごと奪ったからえらく調子がいい。その分精神が寄生主に近くなっちまうのが欠点だが、まぁそれぐらいはな」


 そこまでいった後、グリーディルは更に言葉を続け。


「まぁつまりだ、俺は以前に奪った電撃系の魔法も自在に扱えるってわけよ。こいつに魔力がなくても俺の蓄積分があるからまだまだいくらでも雷は浴びせることが出来るぜ」


 グリーディルの言葉にヒカルは絶望を覚えた。

 確かに言われているように、ゴキブリを纏ったヒカルであっても、雷から逃れるすべはない。

 超反射であっても避けられないのだ。


(クッ! だったら!)


 ヒカルは蜚丸を形成し、一気に勝負を決めようとゴキブリダッシュで間合いを詰めようとする、が、その瞬間身体を襲う衝撃。

 ビリビリとした感覚が脳天まで突き抜けた。


「無駄だ! 魔術で俺の周囲に雷の結界を張ったからな! 近づくものには容赦なく電撃を浴びせるぜ!」


 いつの間にそんなものを、と歯噛みするヒカル。

 しかし、いよいよこれで打つ手がなくなってしまった――と、その時。


『全く、これじゃあオチオチ寝ていられないね』


「せ、先生!?」


 思わずヒカルが声を漏らす。

 しかし、その気持ちもわかる。

 正に困ったときの先生頼みだ。


『でも、大丈夫なんですか先生?』


『十分とは言えないが、それなりには休めたからな。それよりも、またあいつとは、しつこいな本当に』


『はい、でも、相手は雷を今度は使いこなしてきて、このままでは』


『何を言っているのかわからないな』

 

 先生が淡々とした口調で返してきたので、え? とヒカルも思わず狼狽してしまう。


『ヒカル、言っておくが、今のヒカルは私が思っている以上に能力を使いこなせるようになっている。今だったらゴキブリの本来持つ力を最大限引き出せるほどにな。そう考えれば自ずと答えが出るだろうさ。何せ相手はただの電気なのだから』


 ただの電気――とヒカルは先生の言った言葉を反芻するが。


「ふん! 一体何をごちゃごちゃ話し合ってるか知らないが、俺の魔術は完璧だ! ゴキブリ如きが破れやしねぇ!」


 その直後、更に大量の電撃がグリーディルの手の中に集束し始め――


「さぁ! これで終わらせてやる! 最大最強の電撃魔術! ライトニングバーストーーーー!」


 刹那――雷が強大な波動と変化し、ヒカルに向けて伸長した。

 それが達するまでは一瞬。ヒカルの超反応すら凌駕する脅威の一撃。


 横倒しの電撃の柱がヒカルの全身を飲み込み、グリーディルが勝利を確信したが如く気色顔で笑みを零す。


 だが、その瞬間――


「グハァ!」


 グリーディルの身が吹き飛び、空中に放り投げられた。

 驚愕――その顔は信じられないものを見たようなまま固まっており、眼下で肩を突き出した状態のテカテカと黒光りする存在を認めたまま、地面に落ちゴロゴロと転がった。


「ば、馬鹿な、なんであの攻撃の中、こんな真似ができる!」


 顔だけを起こし、憎々しげにヒカルを見やった。

 何せヒカルはグリーディルの放った雷の中を突き抜け、体当たりを決めてきたのである。


「よく考えれば簡単なことだったのさ。そもそもお前が電撃を決め技に選んだ時点で俺の勝ちは決まってた」


「なん、だ、と?」


 何を言っているのか理解できない様子。

 

「……本来ゴキブリは身体の表面に多くの油を纏っている。そして油は電気を通さない(・・・・)。勿論条件はある、先生から聞くまで俺はその事に気がつけなかった。だけど、先生が目覚めたおかげで冷静になれた。だからゴキブリ達に命じて純粋な油を大量に放出させこの身を覆ったのさ」


 これまで以上にテカテカと黒光りするヒカルが、そういいながらサルーサの身体を乗っ取ったグリーディルに近づいていく。


「油、だと? くっ! そんな、この、俺がそんな事で! 畜生がーーーー!」


 咆哮し蹶然する。

 だが、グリーディルは直立不動の構えでヒカルに向けて言い放つ。


「だがなぁ! それでもテメェはあまちゃんだ! 何故俺を斬らなかった? やろうと思えば出来たはずだぜ? それが出来なかったって事は、てめぇはまだこいつに対して非情になりきれてない証拠だ! てめぇはこいつごと俺を殺す事を躊躇っている!」


 そのグリーディルの言葉に、ヒカルの本体は動揺を隠しきれない。

 彼の言う通りであった。サルーサの身体が魔器によって乗っ取られているだけであるなら、なんとか助けて上げることは出来ないか? ついそんな事を考えてしまいゴキブリダッシュを活かした体当たりだけで済ましてしまった。


 しかし――


「ヒカルてめぇ日和ってんじゃねぇぞーーーーーー!」


「!?」


 驚愕する。ヒカルの触覚に感じられるその気配は、サルーサのもので間違いがなかった。


「サルーサ! お前、意識が!」


「ケッ、俺がこんな奴にいつまでも乗っ取られてるかよ。……だけどな、ほんの些細な時間だけだ。俺じゃあこいつから逃れることは叶わねぇ。恐らくこのままじゃすぐにでもまた身体を乗っ取られ、今度こそ完全に俺の精神は深淵に押し込まれちまう――だから、俺を殺れ! ヒカル!」


 そ、そんな、とヒカルは言葉を濁すが。


「恥ずかしい話だが、こいつの言ったとおりなんだよ。俺はてめぇが嫌いだった。フォキュアがテメェに心を惹かれていってるのが気に入らなかった。その上テメェが化け物だと教えられて尚な。だがそれが間違いだったんだな……テメェは見た目こそそんなだが、誰よりもフォキュアや街の皆の事を考えていた……戻れないのはむしろ俺のほうだ! 騎士団にも手をかけこの手を汚しちまった――」


「サルーサ……」


「だから、せめてトドメは、テメェの手で! 刺せ! 頼む、これ以上俺に、生き恥を晒させないでくれ……」


『……ヒカル、サルーサの言っているのは事実だ。グリーディルの存在が再び大きくなってきている』


『ぐぉおおぉおおおぉおおお! ふざけたことを抜かしてるんじゃねぇぞ! テメェの身体は俺が奪ったんだ! 今すぐ、今すぐテメェを!』


 サルーサの願い、先生の忠告、そして――ヒカルにも聞こえたグリーディルの叫び。

 それが、ヒカルの覚悟を後押しした。


「……そうだ、それでいい」

 

 腕が変化し、ヒカルが突きつけた銃口を目にしながら、サルーサが瞼を閉じ呟いた。


「さぁ! この糞野郎を吹っ飛ばせ!」


『ち、ちっくしょおおおぉおおおおぉおおおぉおお!』


 刹那――響く轟音、そして、吹き飛ぶサルーサの身体。

 だが、ヒカルはそこからも更に続けてゴキブリの弾丸を撃ち続け――サルーサの変わり果てた肉片が雨のように降り注いだ。


(これで……良かったんだよなサルーサ?)


 以前ヒカルはグリーディルアックスとしての奴を倒した際、完全には破壊しきれていなかった。

 だからこそ、今回は念入りに原型もとがめていないほどにバラバラに粉砕したのである。


 そしてヒカルは――心のなかでサルーサに黙祷を捧げ、決意を新たに街で最も高い建物の上を目指した。

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