転校生、杉野 彩。
頑張りました。
ユニークが600いきました!!
ありがとうございます。
あと感想や評価どんどんお願いします!
お気に入り入れてくれた方ありがとう!!
二作目、Life returns も良ければ
読んでみて下さい!!!
「はいはい、全員静かに」
ワーワー
「今日は転校生を紹介するぞ」
シーン
「お、おぉ急に静かに
なったな、先生ちょっと
ビックリしたぞ」
はぁ、俺も同じ思いだ。
なんだったんだ、あの騒ついた
クラスは!!
転校生というワードが
でた瞬間一斉に静かになった。
「ま、まぁ静かになったな、
では、転校生を紹介する」
どんな人だろうか?
少し楽しみだ。
これがあの懐かしい男の俺での
最後の朝、健太に聞いた
転校生だろう。
男子か女子かそりゃあクラスの
男どもは女子がいいだろうな
しかし残念だな転校生。
このクラスには何と言っても
俺という絶世美少女がいる。
俺は女になって初めて
クラスに戻って来た時の事を
思い出す・・・
ーーーーーーーーーーーー
ガラッ・・・
シーン
「みんな、もうそれぞれ話しは
伝わってると思うが、
このとうり、竜ノ下は
女になってしまった。
しかし、中身も性格も全て
見た目以外は元の竜ノ下
と変わらない。だから
みんなも仲良く
していくんだぞ?」
シーン
クラス全員、呆然としていた。
これは俺も覚悟していた。
自分のクラスのとある男子が
急に女子になったなんて
考えられないからな。
「おう!!蓮これからも
よろしくな!!!
それにしてもやっぱ
可愛すぎるだろお前!!」
健太・・・ありがとう
もう涙腺が崩壊しそうだ。
「お、おうなんだ蓮、少し見ない
内に随分可愛いくなった
じゃねえか、アハハ
もちろん俺も歓迎するぜ
これからもよろしくな」
太一も・・・
あぁもうお前ら!!
本当にいい奴だなっ!!!
「うっ、うぅありがとうな
俺、こんなんになっちゃった
けど、頑張るから・・・」
後から思うがこの俺の涙が
クラスの男子の心を
大いに揺らしたらしい。
「蓮!!よろしくな」
「どうだ蓮?デートでも行くか」
「お前には無理だろ〜」
ギャハハハ
みんな笑って歓迎してくれた。
その頃からだろうか
俺の目に入る鈴野は
こちらを変な目で見てきた様な
気がしていた。
俺はこうしてクラスに
馴染んでいったんだ。
ーーーーーーーーーーーー
懐かしいな・・・
そんな事を思いだしていると
転校生が入ってくる。
「じゃあ、入ってきていいぞ」
ガラッ・・・
全員の視線が扉に集まる
スタスタ
「杉野彩です。最近こちらに
引っ越して来ました。
色々迷惑をかけるかも
しれませんが、
これからよろしく
お願いします」
・・・三秒の沈黙。
そして、
「ワァ〜」 ドッ
「彩ちゃんていうの?
よろしくね!!」
「女子来たぁー!!」
「仲良くしようね!!」
「ようこそ!!我がクラスへ
このクラスのムードメーカー
です!!なんでも聞いてくれ」
「お前どこがムードメーカー
なんだよ!!
トラブルメーカーだろ!!」
ザワザワー ギャワギャワ
一斉にみんなが盛り上がる
思った以上の歓迎だったのだろう
転校生、杉野は少し
赤くほおをそめて、困ったように
そして、嬉しそうだった。
「はい、みんなありがとう。
私、楽しくやっていけそう
で嬉しいです」
「よーっし、みんな仲良くなぁ
なら杉野は竜ノ下の隣に
座ってくれ〜」
「えっと、
竜ノ下さんはどこに?」
俺の席は1番後ろの列からひとつ
前であり、1番窓側からひとつ
右というなんとも微妙な席で
ここは意外に先生の目が
届かない。だから俺はいつも
日向ぼっこのようなポカポカ
して、眠りそうな感じで
授業をうけていた。
※本人は知らないが
普通このクラスは
寝そうな生徒は友達が
声をかけるものだが、
竜ノ下が美少女になり
眠そうな姿が可愛いすぎるため、
周りの友達は起こそうとせず
その美少女を、微笑ましく
見届けていた。
「え〜っと竜ノ下はあそこだな
竜ノ下ー?お前が隣の席だから
色々教えてやるんだぞー」
「はーい」
まあ、中々可愛い子がきて
悪い気はしなかった。
無論、俺の方が可愛いが・・・
杉野は俺の左隣、1番窓側に
座って、隣は俺ひとりという
状態の席になった。
その直後の休み時間
「杉野さんよろしく
俺は竜ノ下って言います
あ、俺って言うのは
色々あってこんな感じです。
詳しくはは後ほど説明
するから。まぁよろしくな」
「竜ノ下くん?何言ってるの?
よろしくじゃないよ?
久しぶりだね、でしょ?
ウフフ、どうやら新しい世界を
見つけられたようだね」
「え?何言ってるの?」
何?久しぶりだね?
訳がわからない。俺と杉野は
初対面のはずだが?
「あ、分かった。新しい世界には
もちろんその以前の記憶は
あまりいらないからね、
私と会った記憶が
なくなっちゃったのかぁ」
少しおかしいな転校生だった。
新しい世界とか記憶とか
全く話しについていけない。
すると杉野は
「あ、君が性転換したのは
知ってるから、話さなくて
いいよ」
なんだと?知っているのか?
初対面のはずなのに、
何故か杉野は俺の事を熟知
していた様に思えた。
その時
「蓮ちょっときて」
誰?俺は振り返った。
そこにいたのは・・・鈴野だった
「お、おう鈴野なんだ?」
てか、いきなり名前で呼ぶな
ドキッとしたじゃねぇか
「うん、ちょっとね。来て。」
「あ、おっおい、ゴメン杉野さん
ちょっといってくる」
教室をでる時に他の生徒が
杉野と仲良くしていたのが見えた
・・・大丈夫そうだな
みんな優しい奴ばっかりだからな
そしてみんなと仲良くする
杉野の顔が少しにやついた様な
顔で俺を見ていたのが
気になった・・・。
〜続く〜
読んでくれてありがとう
これからも頑張ります!!