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どう育てたら、こんな人格になるんだ?

意外と難しい宇宙人との会話。

 アグリーピナside


 駄目な糞親父が死んで清々していたら、王権で隣国の王弟とお母さんが結婚する事になったわ。

 やったわー!

 これで贅沢三昧出来るわ!

 しかも、これで私も王族で王女様よ!

 まあ、新しい父親がデブなのは我慢するしかないわね。


 ……わあ、格好いい!

 名前は、ゼクゼラスって言うのね。

 私の運命の王子様はこの人に決定よ!

 ふん!

 私にはもう礼儀作法とかの勉強は必要無いわ!

 だって、私はこの国の王妃になるんだもの。

 婚約者?

 そんなもの、私とのこれからのゼクゼラスとの仲を彩るスパイスみたいな物だから問題無いわ!

 ゼクゼラスも直ぐに気付くわよ。

 貴族の婚約者より、王女の私の方が魅力的だって事をね。

 ……何よ!

 冷たい態度を取って。

 ……分かったわ!

 恥ずかしいのね。

 私って罪な女だわ。

 まあ、良いわ!

 私は慈悲深い女よ。

 許して、あ・げ・る。


 ……何よ!

 あの連中は!

 王女だとか言うアイリスってブス、気にいらないわ!

 でも、何よりもあの男、何様のつもり!

 未来の王妃である私に楯突くなんて!

 あのデブに言って消してやるわ!


 ……そうだわ!

 最近、見掛ける従業員に先ずは、未だに自分の立場を勘違いしているあの女を汚して、婚約者の立場から引きずり落としてやるわ!

 そして、ゼクゼラスも気付いてあの女を捨てるわ!

 そうすれば、私との「真実の愛」を受け入れてくれると、私は信じているわ!

 その後に、あのアイリスってブスや憎たらしいあの男を排除してやるわ!


 ……昨日、デブの名前を使って金も渡して命じたから、嬉しい報告が来るわ。

 楽しみだわ。

 ……来たみたいね。


 ゼクゼラスだわ!

 私を迎えに来てくれたのね!


 ……なんでなんでなんでなんでなんでなんでっ!

 あの女やアイリスってブスやあの憎たらしい男まで一緒に居るのよ!




 ユーマside


 さあて、勘違い女に「ざまぁ」しに行くか。


「行きましょうか、ゼクゼラス殿下にファーナ嬢。」

「ああ。」

「はい。」

「アイリスや皆も。」

「分かったわ。」


 こうして、フルキャストで行く事にしたけど、どんな顔をするのか、今から楽しみだ。


「……!」


 そういう顔になるのか。


「アグリーピナ。ファーナに対して何を企んでいたのかを、正直に言えば温情も考えるが、話す気は有るか?」

「は! 何を言って居るのよ! 私は、その女が邪魔だから排除しようとしただけよ。」

「……はぁ。温情を掛けようとしても無駄か。」

「ゼクゼラス、私には分かっているわ。本当は、その女に弱みを握られているのでしょう?」

「まだ、そんな事を言っているのか?」

「当たり前じゃない。将来結婚する人に邪魔な虫が居たら潰すのは常識よ!」


 どう育てたら、こんな人格になるんだ?

 心理学とかを専攻している人には良い教材かもな。


「アグリーピナと結婚する事は無い!」

「私はきちんと分かっているわ。今はそう言わないといけないのでしょう?」

「……駄目だ。もう無理。ユーマ、頼む。」

「分かった。」

「何よ。」

「寝ていろ。」

「いきなり何を言っ……ぐふぅ……」


 まあ、暴言の分くらいは徴収しないとな。

 だから、気絶させる序でに腹に一撃を入れた。


「ユーマ殿。一撃(ソレ)は必要か?」

「ああ。暴言の分は必要だろ?」

「……そうだな。」

「ゼクゼラス殿下。」

「ああ。後は、この国の責任だ。」


 この後、待機していた騎士達にアグリーピナは拘束され、同時に王弟側にも騎士達が向かっている。

 本来なら、こうなると色々と侵入していたスパイが暗躍したりするが、白い狐さん達が既に捕らえて提出済みだ。


 こうして、アグリーピナのファーナへの犯罪行為が立証され、これを切っ掛けに、用意していたシナリオ通りに進み、王弟家族は北の塔にて隠居(ろうごく)生活が始まり、裏側ではあるが隣国に賠償金を支払わせる事に成功した。


 そして、俺達やアイリスは、学園生活を満喫していた。

 いやな、折角の学園だから、楽しもうかと思ってお願いしたら、アッサリと了解が貰えた。

 まあ、アイリス側は、俺の大した事ではないお願いを聞けば、俺に貸しが出来るから二つ返事だし、ゼクゼラス側も、両国の友好関係が良好になるのは歓迎だろうからな。


 そんな訳で、俺達は学園生活を楽しんでいる。


「コトネ様、此処はどう計算すれば良いのですか?」

「ああ。此処は……」

「……なるほど。ありがとうございます。」


 後、コトネ達の奴隷紋は、フォールイダ王国の王宮宝物庫に納められていた首飾り型の魔道具で、奴隷紋を認識出来ない様になっている。

 貴族が奴隷なんて不自然だからな。

 因みに、この魔道具は、「奴隷環」なら無理。

 理屈は知らん。


 ……それとな、滞在を延ばした本当の理由は、白い狐さん達の懇願だったりする。

 今、周辺のAランクやBランク冒険者達の狩場では、高額買い取りされるモンスターが狩り尽くされている最中だ。

 表向きは、この王都のグランブルム商会の専属冒険者達がモンスターを狩っている事になっているが、実情は白い狐さん達が1人1日に3匹の高額買い取りモンスターを狩っているのだ。

 目標の白金貨50枚を達成する為に。


 そして、夜な夜な俺の部屋には、毎夜、白い狐さん達が訪れているのである。





 ???side


「……ハアハア。計画は失敗だ。」

「何者なんだ?」

「仮にも裏に生きる我らを簡単に捕らえていくとは……」

「……どうやら、助かったのは、連絡を担当する我らだけみたいだな?」

「ああ。」

「兎に角、国に報告するんだ!」




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