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ユーマ殿、やり過ぎ。

現代ざまぁによく有るテンプレを入れてみました。


この話は、2話連続投稿の後半である2話目です。

 都市ファブリーザから、西に2つ目の町「アゼランジア」に到着した。

 5日前に、都市ファブリーザの領主セオドラさんに夕食後に、理由を話して「アゼランジアの管理を任せている貴族を罰して欲しい。」と、お願いした。

 すると、セオドラさんからは「了解」を貰えた。

 ただし、領主の娘セニア嬢が同行する事が条件だ。

 まあ、表向きの名目は「視察」だな。

 そして、俺達はその護衛だ。

 一応は、冒険者ギルドを通した依頼となった。


 こうして、俺達はセニア嬢の馬車と一緒にアゼランジアに向かっている。

 後、奴隷のクラリーサ、ドワーフのビリカ、奴隷メイドだったエスリーナは領主館に留守番だ。

 それと、セオドラさんに、この3人にメイドの仕事を教えて欲しいとお願いした。

 ビリカには、とばっちりだがな。


 そして、アルには、冒険者登録をして貰い、俺達のパーティーに加わって貰った。

 パーティーのタンク役が欲しかったんだ。

 アルに聞くと、「やる!」と本心からの返事も聞けたからお願いした。

 アル本人も、タンクが主人公の英雄譚が好きで憧れていたらしい。

 それと、本人の希望で、呼び名が「アル」になった。


 さて。

 目的地までの道中なのだが、セニア嬢の馬車には侍女2人が乗っていて、セニア嬢本人は俺達の馬車に乗っている。

 まあ、乗り心地が天地だからな。

 因みに、アルは「鍛え直しだー!」とか言って徒歩で同行していたりする。

 まあ、アルよ。

 足のマメが潰れたら治してやるからな。


 そして、流石に馬車3台は、盗賊も遠慮したみたいで、町に到着したが、遭遇しなかった。


 町の印象だが、金メッキの泥人形だな。

 表通りは華やかだが、見えない裏路地には暗い影が蔓延している状態だ。

 少なくとも、裏帳簿に、違法な薬の蔓延に、違法な人身売買ぐらいはやっているだろう。


 ……後、アルが空元気を振り撒いている。


「改めて、気を引き締める必要がありますね。」

「まあ、俺達が近くに居る時は、武器攻撃、魔法攻撃、毒等の状態異常攻撃は、全て防ぐから安心してくれ。」

「期待してますね。」

「セニアお嬢様、本当に大丈夫でしょうか?」

「大丈夫よ。彼は、10匹を超えるオークを魔法攻撃で一瞬で殲滅して、石斧が刺さっていた私を治療して助けたのよ。」

「……分かりました。」


 後、天気は曇天だ。

 とりあえず、天に向かって心の中でトリア姉さんを考え得る全ての言葉で誉めちぎったら、晴天になった。

 勿論、事情を知らないセニア嬢側は混乱している。

 ……だって、もう3日会ってないからな。


「ユーマ殿、やり過ぎ。」

「でもな。あのまま放置していたら、氷の飛礫(つぶて)が雨の様に降ってくるかもしれないぞ?」

「……ユーマ殿、頑張れ!」

「ユーマ様、頑張れ。」

「ユーマ様、頑張ってください。」

「ユーマさん、頑張れ……」

「……?」


 コトネの手のひら返しも酷いが、ユズハの投げやりな応援も酷い!


 そして、まだその辺りの事情を知らないアルの頭の上には、何処かの生徒会書記みたいに、クエスチョンマークが浮いていた。


 さて、この町の領主館に到着した俺達だが、先触れを出していたにも関わらず出迎え無しだ。

 一応だが、セニア嬢は、父である領主から全権を任せられているんだぞ。


 そこそこ待っていたが、出迎えが来ないから勝手に行こうかと思ったら、やっと執事らしき誰かが来た。

 それと、館の裏側から数人が出ていくのを気配察知で確認したけど、移動速度早くないか?


「大変お待たせしてしまい申し訳ございません。」

「随分と忙しいみたいですね。セニアお嬢様を待たせる程ですから。」

「……申し訳ありません。」


 待たされた事がかなり不愉快だったのか、侍女がネチネチ文句を言っていたが、コトネの一言でとりあえず中に入る事になったのだが……


 任され貴族は、男爵と聞いたんだけど、内装の花瓶とか置物や絵画とかが、男爵を超えてね?

 これじゃあ、良くて子爵級、悪くて伯爵級だぞ。


「出迎えが遅れた程度でうるさい連中だ。」


 ……はあぁ!


 現れたのが、「オークが人に化けました!」で通るデブな上に、首や指に限界まで宝飾品を飾った奴が、俺達に前に来た。

 それと、自身の立場や身分を忘れているのか?


「セニア嬢、ちょっと。」

「……はい。」


 俺は我慢が出来ずにセニア嬢を呼んだ。


「どうしました、ユーマ様。」

「普通なら、貴族的な腹の探り合いをしながら尻尾を掴む展開が待っていると思うがどうだ?」

「……そうですね。私に出来るかどうか分かりませんが、そうなると思います。」

「悪いんだけど、どう見ても『裏』が有るのは明白だし、俺自身が我慢出来そうに無いから力技でも良いか?」

「法を無視しないのなら……」

「ありがとう。それじゃあ……」


 俺の提案を受けたセニア嬢は、この館に居る「全員」を1階のホールに集まって貰った。


「全員集めて、どうするつもりだ?」

「こうする。」


 俺は、中に居る存在(モノ)を外に出させない結界を張った。


「な、何だ、これは!」

「あんたらが、勝手な事をしない様にする為の結界だ。」

「貴様、誰に向かってしているのか分かっているのか?」

「お前らの雇い主から許可を貰った。」

「オレは許可していない!」

「お前の許可は必要ない。」

「なんだと!」

「セニアお嬢様から許可を貰ったからな。」

「そんな小娘の許可が何になる!」

「セニアお嬢様、これで確定ですね。」

「そうですね。」

「それじゃあ、執務室とあのデブの自室を捜査して、犯罪の証拠を集めましょうか。」




暖かい応援メッセージと星の加点をお願いします。


現代ざまぁの1つ

奥さんの名義のマンションに住んでいる上に、奥さんの父親が経営する会社に縁故で入社した旦那さん。

旦那さんが奥さんに不倫がバレた所で、一言。

「オレが気にいらないのなら、このタワマンから出ていけば良いだろう。」

……奥さんの名義のマンションです。

更に一言。

「オレは、将来社長になる男だからな。」

……奥さんと結婚したから入れた会社です。

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