ユーマ君。話というのは?
今日は、2話連続投稿しています。
この話は、今日の2話目です。
あれ?
「良く見ると、左足が無いな。」
「はい。残念ながら、奴隷になった後に膿んでしまい、死なせない為に切断したみたいです。」
まあ、俺なら問題ないか。
「良し! 彼女を買おう。」
「よろしいのですか? まだ性奴隷としての価値が残っている為、特殊奴隷ですが、左足の欠損には変わりありません。」
「ああ。俺には考えがあるから大丈夫だ。」
「……畏まりました。」
「ああ。後、奴隷紋に変更と身体の洗浄を含めた身嗜みを調え、奴隷には見えない衣服と靴もお願いしたい。」
「畏まりました。」
そして、彼女は部屋の奥にある扉からスタッフが現れ連れて行かれた。
「この後は如何されますか?」
「そうだな、この際だ。欠損奴隷も見ておこう。」
「……畏まりました。それではご案内いたします。」
そして、案内先は地下で、最初は人族、次がそれ以外だったのだが、それ以外の部屋に肘から先が無い両腕欠損に、右足が歪んでいる外見が10歳ぐらいの少女が居た。
「あの少女は?」
コトネは、先ほどの少女を指差す。
「ああ。あの奴隷はドワーフで、落盤事故で両腕を喪い、右足が潰れてしまったらしい。」
「なるほどな。……鍛冶能力は?」
「女ながら将来有望視されていた様です。」
「ユーマ殿。」
「彼女も買おう。扱いは最初に買った奴隷と同じで。」
「……畏まりました。」
彼女以外は、何も引っ掛からなかったから、俺とコトネは皆が待っている応接室に戻った。
応接室に入ると、最初に店主と一緒に入って来た奴隷メイドと仲良くお話をしていた。
「ユーマ様。……え~と、そのぅ……」
「分かった。買えたら、な。」
「ありがとう、ユーマ様!」
そして、奴隷メイドが「ありがとうございます。」と、笑顔でお礼を言ってきた。
でも、彼女みたいな「見本品」ばかりを買うと、出禁になったりしてな。
「お待たせてしまい、申し訳ありません。準備が終了しました。」
「実は、もう1人購入したいが良いか?」
「勿論です。」
「彼女を買いたいが良いか?」
「問題ありません。当奴隷館の自慢の奴隷ですから。」
「そうか。」
「お買い上げありがとうございます。」
この後、左足欠損の貴族令嬢が白金貨2枚、両腕欠損ドワーフの少女が金貨2枚、奴隷メイドが白金貨4枚で購入して、奴隷契約を含めた雑費が合計で金貨4枚となった。
そこから、紹介状割り引きで、金貨6枚引かれた。
それと、奴隷メイドは元貴族令嬢だった。
全て終了した時に、店主からお願いされた。
「お客様。欠損奴隷を生かす方法をご存知の様ですので、行って欲しい奴隷館がございます。」
そう言われて話を聞くと、意気投合した他所の奴隷館の店主から相談に近い話をされたみたいだ。
内容は、亜人族専門で、良い主に買われ笑顔で見送った筈なのに、3ヶ月後に同じ奴隷館に売られたらしい。
しかも、右腕・左目欠損の上に売った時とは違う主が売りに来たらしい。
聞いてみると、この都市に属する町を任せられた貴族に主が騙されて借金を背負わせられ、家族を売るか、奴隷を売るしかなく、泣く泣く奴隷を貴族に売ったらしい。
そして、貴族は性奴隷として扱うつもりだったが、最初の契約が性奴隷が含まれていない為に、断固拒否した事に因って、冒険者の真似事をさせられ、その時に右腕と左目を喪ったらしい。
その貴族は使えないと判断して、奴隷への嫌がらせの意味を込めて同じ奴隷館に売ったみたいだ。
「図々しいお願いではありますが……」
「その答えは、俺の奴隷である獣人族のリンを見れば分かるだろう?」
「……ありがとうございます。この様な日の為に用意した紹介状です。」
そして、俺達はお願いされた奴隷館に行ってみた。
到着した俺達は、奴隷館に俺とコトネとリンの3人で行く事にして、セシリア達は馬車で留守番だ。
「ようこそ。亜人族専門の奴隷館へ。私は店主のグランザと言います。」
俺は、奴隷館店主のグリンリバから預かった紹介状を渡すと、グランザはコトネとリンをじっくり見た後、笑顔で言った。
「貴方なら信頼します。少しお待ちください。」
少し待っていると、右腕と左目を欠損した竜人族の少女がグランザと一緒に応接室に入って来た。
話に聞いていた通り、彼女は額に3枚、腕の外側と足の脛と足の甲に鱗が生えていた。
因みに翼を持つ竜人族は、英雄譚とかにしか出てこない。
だから、この鱗が竜人族の証とも言える。
そして、表情は暗い。
「この方が新しい主だ。ご挨拶しなさい。」
「欠損が有り満足に働けないかもしれませんが、誠心誠意努めさせて頂きます。よろしくお願いいたします。」
「ああ。よろしく。それで、幾らだ?」
「大金貨3枚です。」
「分かった。後、洗浄を含めた身嗜みを調え、奴隷には見えない衣服と靴を頼む。」
「……畏まりました。」
全て終了した後、移動中に奴隷の欠損を全て治し奴隷達を驚かせ泣かした後、領主館に到着した俺達は、領主館に共に居る許可を貰った。
そして、夕食の時に後で話したい事を告げて、数時間後に、執務室にお邪魔した。
「ユーマ君。話というのは?」
暖かい応援メッセージと星の加点をお願いします。




