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……え~い! 助けてやらぁ!

メイドカフェや執事カフェを超える、本物の貴族令嬢がする、「貴族令嬢カフェ」、爆誕!


 自己アピールを捨てた女奴隷が口を開いた。


「……怖いんだ。」

「何が?」

「……モンスターが!」

「モンスターが?」

「ああ、そうさ。それにあんたの横に居る奴隷程、お綺麗じゃないからね、精々肉壁だろうよ。それに……見な。」


 そう言うと、女奴隷は着ていた服を脱ぐと、何ヵ所も肉が文字通り(えぐ)れていた。


「ご覧の通り、これじゃあ、まともに動けないからね。」

「しかし、彼女の知識と経験は伊達ではありませんよ。

 なんせ、Bランク候補にまで挙がりましたから。」

「それは凄いな。」

「昔の話さ。」


 まあ、身体の方はどうにでもなるし、Bランク候補にまで挙がるのなら信用出来るな。

 ……奴隷になった理由は、治療費だろうな。


「一応、仕事内容だが、門番と屋敷内外の警護だぞ。」

「……へ?」

「だから、肉壁どころか、王都から出る事もない。」

「……本当に?」

「ああ。どうする?」

「アタイは、あんた、いや、貴方様の奴隷にしてくださいお願いします!」

「これからよろしく。」

「お買い上げありがとうございます。」

「ありがとう。アタイ頑張るよ。」


 しかし、警護隊長は、奴隷の彼女に任せるとして、隊員が2人は少ないよなぁ。


「とりあえず、彼女も同じように。」

「畏まりました。」


 彼女はスタッフに連れて行かれた。


「……もうちょっと欲しいな。」


 なんせ、奴隷とはいえ他国の王妃や王女まで入る事になるからなぁ。


「四肢欠損も含めてお願いします。」

「……承知しました。」


 案内された部屋に入ると、片目や片腕とかが無い欠損奴隷達が居た。


「お客様。失礼ですが、後何人程をお考えでしょうか?」

「……ん~。4人かな。」

「それはちょうど良かったです。実は、同じご主人じゃないと嫌だと言っている4兄妹が居まして。まだ年若く見栄えも良いので、売れると思うのですが、1番上の長兄が四肢欠損でして。」

「分かった。見て聞いてみよう。」

「ありがとうございます。」


 またまた移動。


「こちらの部屋です。」


 入ると、開口一番に、「お兄さんと一緒じゃなきゃあ嫌だからね!」と言われたよ。

 見ると、青年1人に囲む様に美少女が3人が居た。


「……ご覧の通りでございまして。」

「経歴は?」

「他国の騎士家の出身で、政争で一家追放となり、我が国に向かう途中で、盗賊団に囲まれ、何とか撃退出来たみたいですが、両親と長男の左目と右腕と左足を喪いました。」

「妹達はどうなんだ?」

「多大な犠牲を払い守り切ったみたいです。」

「だからか。」

「……はい。自分達を守り切った兄を、今度は自分達が守ると思っているようです。」


 これまた、奴隷になった理由は回復治療費だろ。


「4人とも買おう。」

「……本当によろしいのですか?」

「ああ。こちらにも考えがあるしな。」

「畏まりました。」


 俺達は最初の応接室で待っていると、今回買った奴隷達が集まって、支払いと奴隷契約者の変更処理をした。

 合計が白金貨7枚と金貨8枚だ。

 しかも、接客した奴隷メイドだけで、白金貨5枚をオーバーした。

 会長に御者付き貸し馬車2台を借りて、奴隷達皆と、グランブルム商会本店に行き、そこで、日用品から服や下着等を買い揃えた。

 勿論、値引き交渉合戦があったのは言うまでない。

 ……何とか、6割から3割引きまで引き上げれたぞ!



 因みに、買った奴隷達は、グランブルム商会本店に対して、「ガクブル」していた。

 そして、店員達の俺への態度で更に「ガクブル」に。

 後、正門近くに今回買った奴隷達用の小さい屋敷の建造をお願いした。


 ……実は我が屋敷の土地が拡張していた。

 グランブルム商会本店が、周りの屋敷とかと交渉していたみたいで、王都の筆頭公爵家の土地と同等になったよ。

 それを知った俺は、「竜宝水晶」の欠片一辺1cmを筆頭公爵家の奥様と令嬢分を「グランブルム商会から」で、贈らせた。


 マテリヒナから奴隷達を引き上げを決めてから約3ヶ月が経ち、やっと「リスタート」だ。

 総費用は、白金貨300枚を越え、財布の残りは、白金貨10枚に。

 また補填しておこう。

 俺の異空間収納には、まだまだモンスターが残っているからな。


 表の喫茶店をカフェレストランの規模に増改築して、孤児院の方も1階の壁の一部分を破壊して、イメージ的には「カタツムリ」みたいに増築した。


 更に王都のスラム街の住人から俺の奴隷になった少女達に涙目涙声の上目遣いで懇願された「スラム街に居る仲間達だけでも助けて欲しい。」と。


 ……え~い! 助けてやらぁ!


 孤児院用に増改築していた建物を更に規模を大きくした。

 そして、引き入れたスラム街の住人を全員奴隷にして、与えた仕事は、庭整備と屋敷全体の雑用に、屋敷周辺の噂収集だ。


 ……あっという間に、不動産付きの(しがらみ)が出来てしまったなぁ。


 ……まあ良いか。

 いつかは、家を持つ事になるんだしな。

 前世が施設育ちの俺にはちょうど良いか。



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