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雑魚は任せた。

バトル物で「外見で判断するな!」は、誰が最初に漫画で使われたのだろうか?

もしかしたら、フリ○ザ様の時かも。

「……何故、そんな嘘を?」

「カモエが、『人族至上主義』であり『獣人族への差別』をしていて、『自己中心的な思考』の持ち主だからだろうな。しかも、会話の中に、『貴族至上主義』も感じられた。」

「……そうですね。」

「そんな人物が、モンスターに関わる何かをしていた、と見るべきだろうな。あのタイミングで現れた以上はな。」

「……私達の方でも確認したいと思います。」

「そうだな。それでブランジェはどうする? 勿論、本人の希望を最優先するが、俺達と居たいと言うのなら、正式に手続きをして引き取るが?」

「そうなるとかなり高額になりますが大丈夫ですか?」

「白金貨の10枚や20枚なら問題無いぞ。」

「白金……」

「それも含めて、1週間程の時間をください。その間に考えたいと思います。」

「分かった。」



 あれから1週間が経ち、その間にコトネが学園の授業を見学していて、ポロっと教師の言葉に口を挟み、決闘騒ぎになり、コトネがあっさり勝利し、学園の生徒の一部に懐かれ、同様にセシリアにも懐かれ、リンはマスコット的な理由で懐かれ、俺は「醜いアヒルの子」状態で嫌われ、終いには一部の男子生徒に決闘を申し込まれて、受けた上で蹴散らす。

 この決闘でやっと認められてコトネ達と一緒に居られる様になった。

 因みに、ブランジェはリンを仲介して仲良くなった。


 そして、今、俺達は学園の学園長室に居る。


「ホキーア学園長。どうでしたか?」

「本人には内密に調べてみましたが、まさか、モンスターを支配下に置く魔法を作ろうとしていたなんて。」

「それは本当ですか?」

「はい。……と、言ってもまだ試作段階で、低能なモンスターが限度みたいですが。」

「低能なモンスター、つまり、『ゴブリン』だな。」

「この件に関して、この後に対処するつもりです。」

「分かった。それでブランジェはどうす……」

「学園長!」


 いきなり、ノックも無しに教師の1人が入室した。


「どうしました?」

「学園長の指示で、ブランジェを呼びに行く途中に、大量のゴブリンがこの都市に向かっていると報告が来ました!」

「なんですって!」

「その数、推定3000匹です!」

「なっ!?」

「ちょっと良いか?」

「……はい。」

「カモエ教師は今、何処だ?」

「そう言えば、見当たりませんでした。勿論、私の通った通路に居なかっただけかもしれませんが。」

「これは、場合に因っては、学園の存亡の危機かもしれないな?」

「そうみたいですね。」

「後、此方に向かっている推定3000匹のゴブリンだが、討伐依頼を受けようか?」

「……え!? ゴブリンとはいえ、3000匹ですよ!」

「問題無い。」

「貴方は何者(・・)ですか?」

「ガキの分際で、綺麗な奴隷を3人も抱える只のDランク冒険者だが。」

「ユーマ殿。」

「ユーマ様、流石に言い過ぎよ。」

「ユーマ様。私達を綺麗と言ってくださるのは、嬉しいのですが、『只のDランク冒険者』は、流石に『無い』と思います。」

「そうか。それでどうする?」

「分かりました。大量のゴブリンの討伐を依頼として出します。お願いします。この学園を救ってください。」

「分かった。」



 そして、俺は都市の外周部外壁の上に立っている。

 下には外周部内側にコトネ達が待機している。


「それじゃあ、サクッといきますか。」


 俺は、周りの魔法に因る被害を想定して魔法攻撃の範囲を調整する。

 そして……


「喰らえ! 雷竜咆哮覇(ライトニング・ドラゴンロア)!」


 俺の頭上に魔法陣が発生し、その中心部から(薙ぎ払え!的な)竜型光線がゴブリンの集団の中心に着弾し大爆発を起こす。


 俺は直ぐにコトネ達の所に向かい、扉を開けて貰い、コトネ達に告げる。


「雑魚は任せた。」

「承知。」

「ユーマ様、お任せください。」

「ユーマ様、任せて。」

「俺は、元凶を叩く!」


 そして、大量のゴブリンが来た方向に駆け出す。

 勿論、行き掛けの駄賃代わりに、走りながら残ったゴブリンの半分を更に雷撃弾(ライトニングバレット)で倒す。

 まあ、これだけ減らせばコトネ達だけでも大丈夫だろう。



 外壁外周部監視員side


「……嘘だろう?」

「攻撃魔法をたった一発放っただけで、都市の壊滅も考えなければならない筈のゴブリンのスタンピードの大半を片付けやがった。」

「オレ達は夢を見ているのか?」



 ユーマside


 ……多分、森の奥に元凶が居る筈だ。

 有った!

 デカいが不安定な魔力と、小さい魔力が3つ。

 コレだ!


 俺は更に加速して向かった。


 そして、到着した俺が見た光景は……



 

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