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閑話~異世界転生

まあ、至れり尽くせり、を頑張ってみました。



次は、午後11時です。

 あの別空間から、転生? 転移? で、森の中からスタートになったんだが、正直、別空間の鍛練が無かったらヤバかったな。

 かなり強いぞ、この森のモンスターは!

 もしも、鍛練無しで森スタートが確定なら詰んでいたな。

 とりあえず、倒したウルフ系モンスターは異空間収納に入れて、魔力探知を発動すると、周りにモンスターは無し。

 そこで、俺は異空間収納の中身を確かめるとリスト化されていて「最初の手紙」が有った。

 取り出して読んでみると……


「ゴメンね、ユーマ。かなり無理言ってユーマを私の所に連れて来たから、ユーマ達の故郷の専用用語で引用すれば『ハードモード』な場所しか送れなかったの。

 まあ、それが分かっていたからあの空間で頑張って貰ったんだけどね。最初は退屈しのぎになればなぁと思っていたら、情が移るって言うか、すっかりお姉さんになっちゃった。

 だから、町以上なら教会か神殿があるから必ず寄ってお祈りしてね。そうすれば会えるから。もし、来てくれなかったら泣いちゃうかも。

 因みに私が泣くと世界の何処かで天災級の大豪雨が発生するから。」


 ……はい!?

 とりあえずは続きだ。


「半分は冗談だよ。」


 ……半分は!?

 ちょっと待て!

 俺が出る時に泣いてたぞ!?


「後、お姉さんが気を利かして色々と異空間収納に入れておいたから活用してね。使ってくれないと泣いちゃうぞ。」


 と、とりあえずはトリア姉さん、ありがとう。

 ハードモードの森か……

 つまり高レベルモンスターが生息する森か。

 望む所だ!


 他には何が入っているんだ?


 リスト

 初心者風の不壊の短剣(1年後に自動で消失するよ。)

 初心者風の不壊の長剣(2年後に自動で消失するよ。)

 中堅以上が愛用する平均的な短剣

 中堅以上が愛用する平均的な長剣

 中堅以上が愛用する平均的な多目的ナイフ

 中堅以上が愛用する平均的な解体用ナイフ

 中堅以上が愛用する平均的な防御力が有る服×30着

 中堅以上が愛用する平均的な防御力が有る靴×30足

 中堅以上が愛用する平均的な防御力が有る下着×30着

 一般的な4人家族の1日分の飲料水が入る樽×5個

 一般的な4人家族の3日分の飲料水が入る樽×3個

 調理用ナイフ

 食事用鉄串×15本

 中級ポーション×100本

 上級者ポーション×50本

 中級毒消しポーション×30本

 中級麻痺消しポーション×30本

 身代わりの首飾り×20個(常時身に付ける事。)

 包帯3m×15個

 設置型結界石(魔力で満たすと3日保つよ。)

 移動型結界石(魔力で満たすと8時間保つよ。)

 防音付与付きのテント2人用(実際は8人は入るよ。)

 テント内用のベッド×10台(内1台はキングサイズだよ。)

 祝い事用のお酒×3本(内1本は経験後に飲んでね。)

 食塩1kg×40袋(日本製だよ。)

 砂糖1kg×40袋(日本製だよ。)

 野営の教本「飲料水編」

 野営の教本「解体編」

 野営の教本「小屋編」

 野営の教本「薬草編」

 野営の教本「調理総集編」

 野営の教本「モンスター編」

 初心者用の教本「魔法編」

 一般的な女性服(巨乳用)×5着

 一般的な女性服(普通用)×10着

 一般的な女性下着(巨乳用)×5着

 一般的な女性下着(普通用)×10着

 裁縫道具一式

 タオル(大)×20枚

 タオル(小)×40枚



 ……他にも有るが今は流そう。

 それにしても中堅シリーズが多いな。

 それ以外にも沢山のツッコミ待ちの内容だが、これも流そう。

 これだけ揃っていれば、モンスターとの戦闘で不覚を取らなければ大丈夫だな。


 そして、2年掛けて俺は森の最深部に到達した。

 因みに時間の経過が分かったのは不壊シリーズが消滅したからだ。

 いや、本当に「ハードモード」な森だったよ。

 竜種は最低がワイバーンだもんな。

 飛翔系はグリフォンだし、大蛇系はヴェノムキングサーペントで、ウルフ系はグレートウルフからだしな。

 他にも居たが挙げるとキリが無い

 この森は、最低限、Aランク冒険者6人チーム以上が推奨と、教本に載ってた。

 そんな訳で、最深部に到着すると、かなり拓けた場所に出て、如何にもな「ラスボス!」と言わんばかりの基本色「黒」の「金」の紋様が全身にある巨体なドラゴンが居た。


 ……戦ったよ。

 結果は惨敗で、腕1本は切断したけど、記憶はそこで終わっていて気が付いたら、全身真っ赤だった。

 後から聞いたら、腕1本切断された事が無く、その褒美という感じで、俺に自身の血を与えたみたいだ。

 因みに、血をくれなかったら死んでたらしい。

 俺もお礼に切った腕を引っ付けて治した。

 これにはドラゴンも驚いて小さな親友扱いになったから、それならと、名前を「ルドラ」と付けた。

 そして、この時にルドラと繋がった様な気がした。

 更に、ルドラが1滴の涙を流した。

 そしたらルドラが、この涙を保存する器を出せと言ったから、余っていた3日分用の樽に入れた。

 ルドラに聞くと、この涙は、伝説の万能薬「エリクサー」の原液らしい。

 普通に使う場合は10倍に薄めたヤツを使えば良いと言われたけど、大商人や大悪党、貴族に王族と、俺の命込みで狙われる危険物やんけ!


 あれから数年間で、ルドラとの戦いの魔力や、定期的に訪れていたとかで、気が付けば、八魔将と呼ばれる仲間であり家族なモンスター達が周りに居て、協力して(のち)に魔王城と呼ばれる家を作った。


 そして、家を出る頃にはルドラに対して勝率6割になっていた。



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