表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

36/143

ユーマ様さえ良ければ問題ありません。

○○○○は、セシリアではなかった!


次は、午後8時に投稿予定です。

「先ずは、とある国で政変が有り、負けた側に付いていた男爵令嬢13歳です。両親は既に亡くなっており、この男爵令嬢も流れてこの国に来ました。そんな男爵令嬢を金貨6枚からです!」

「金貨7枚。」

「金貨9枚。」

「金貨11枚。」

「金貨……」


 またぁ!

 やっぱり、何処かが、裏で動いているんじゃないのか?

 まあ、良いよな。

 何も言わずにリンとセシリアの方を見たら、2人は無言で頷いていた。


「金貨21枚。」

「金貨30枚だ。」

「金貨31枚。」

「金貨40枚だ。」

「……」

「金貨40枚が出ました。他に居られませんか?」

「……」

「それでは、番号11番の金貨40枚の方に決まりました!」

「「「「「おお!」」」」」

「次は……」


 その後、領地の水害に因る借金を返す為に自分から身売りした男爵令嬢12歳を「金貨60枚」で、婚約者に切り傷を付けた騎士希望の子爵令嬢13歳を「金貨50枚」で、後妻の継母に奴隷に堕とされた伯爵令嬢13歳を「金貨70枚」で、落札した。


 ……と、流石にもう無いだろうと思っていたら……


「最後に、東方より反逆罪で奴隷になり追放された正に、異国情緒溢れる東方の美姫!

 そんな美姫を金貨500枚からです。」

「金貨700枚。」

「金貨900枚。」

「金貨1000枚。」

「金貨……」


 ……あー。

 何か良いな。

 かぐや姫や、巴御前とか、兎に角、日本の美姫を連想する美しさだな。

 完全な自己満足だけど良いかな?

 と、リンやセシリアを見ると、やはり無言で頷いてくれた。


「金貨6800枚。」

「金貨8000枚だ。」

「金貨9000枚。」

「金貨12000枚だ。」

「……金貨15000枚。」

「金貨20000枚だ!」

「……」

「金貨20000枚です! 他に居られませんか?」

「金貨20100枚。」

「金貨24000枚だ!」

「……」

「金貨24000枚です! 他に居られませんか? 

 ……それでは、番号11番の金貨24000枚の方に決まりました!」

「「「「「おお!」」」」」


 やったー!

 自分でもビックリだ。

 俺にもこんな感情が有ったんだな。


「王都のオークションはこれにて終了です。次回も紳士淑女の皆様、引き続きご利用頂ける事を願い、一同、心からお待ちしております。」


 ……さて。

 前回のオークションの時と同様にある程度待つか。

 (つい)でにその間に、向こうが出来る事をやっておいて貰おうかな。

 近くにいた関係者を呼んで、俺が落札して預かっていた落札者カードを確認して貰い、その奴隷達の待遇を奴隷環から奴隷紋に、身体の洗浄を含む身嗜みを調えて貰い、服や靴を奴隷には見えない物に変更する様にお願いした。 


 ……待つ事1時間後に声を掛けられて、部屋に入ると準備が済んで購入した奴隷達とスタッフ3人が居た。

 どうやら、優待特典付きメダルの人は雑費が不要みたいで奴隷購入費だけと言われたが、流石にアレもコレもやって貰った手前、購入金額が金貨24320で、白金貨243枚と大金貨2枚になるから、白金貨245枚出して、余りは皆さんで使ってくださいと言った。

 そしたら、「永久優待特典付きメダル」を貰った。

 早すぎないか!

 なぁ、早過ぎるだろう!

 と、言ったのに皆さんが笑顔のまま。

 ……受け取りました。

 まあ良いか。


 ………………!?

 トリア姉さん。

 俺の中の何かを変更した!

 運命とか、宿命とか、(ごう)とかを!


 購入した奴隷達とオークションから出ようとすると、「最後の稼ぎだ!」と言わんばかりに、捨て値で価値の低い奴隷達を売っていた。

 ……見てしまった!

 外見年齢10才前後の少女達が売られているのを!

 オークションに出品された領地の水害で出来た借金を身売りして少しでも返そうとした男爵令嬢の領地の民の少女達が売られているのを。


 その男爵令嬢を見ると、言いたいけど奴隷の身分では言えない、と言う表情をしていた。


「ユーマ様さえ良ければ問題ありません。」

「ユーマ様の気持ちのままに。」

「分かった。」


 ……はい。

 購入しました、全員。

 いつものお願い付きと、経営管理出来る行商人母娘2人も合わせて購入して、合計金額が金貨17枚になりました。

 内容は、少女達が下は8才から上は13歳の30人と、王都に向かう途中で盗賊に襲われて、父親と荷台を失い借金を返せず奴隷になった母親32歳と娘14歳となる。


 因みに一緒に居たヤナハさん達はヤナハさん以外がいつの間にか居なくなっていて、そのままオークション会場の出入口に行くとグランブルム商会所有の馬車5台が待機していた。


 そして、王都の俺達が泊まっている宿屋を貸し切りにして、既に泊まっていた他のお客さんは、ワンランク上の狐の宿屋に残りの宿泊費を無料にして移って貰った。

 ……流石にこれ以上は精神的にキツいと伝えて実費だけは払う事になった。

 実費の内容は、宿屋の宿泊費に、喫茶店と孤児院が併設出来る土地と家屋に家具や衣服や日用品等で、合計白金貨700枚なり。

 ……やっぱり、王都の土地は高いな。


 そんな訳でメイドならぬ令嬢喫茶2号店だ。

 そして、喫茶店にはグランブルム商会関係を示す看板も付けたから、大分安全になるだろう。


 2ヶ月後、令嬢喫茶2号店をオープンした。




暖かい応援メッセージと星の加点をお願いします。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ