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やったわー!

誰も王族は参加出来ないとは言っていない。

「お疲れ様です。」

「アレ、どうするの?」


 両腕を失い嘆いているアレ(ユーダス)と仲間と思われる数人が囲んでいる所を指差す。


「ユーマ様の首の傷は確認したので、殺人未遂で奴隷行きですね。」

「そうか。」

「全く。成績『だけ』とは、とても残念です。」


 その後、リンとセシリアの冒険者登録をすっかり忘れていた事で、リンとセシリアから30分の正座説教が始まり、冒険者登録した後は、今度は「パーティー名はどうしますか?」と聞かれて悩んだ末、パーティー名は「星屑の絆」にした。


 その後は、色んなパーティーや個人からパーティーに誘われたが丁重に断った。


 そして、王都のオークション開催日までに、グランブルム商会本店経由で、依頼していた装備品が完成して、受け取りに行ったら、伯爵家次男とブッキングして、結局アイリスに仲介(きょうはく)して貰い、アイリスに貸しを作りたくない俺は、何も言わずに「竜宝水晶」の欠片1cmを渡したら喜んでいた。

 ……リンとセシリアからは白い目で見られたよ。

 しかし、リンもセシリアも同罪で、白い目で俺を見た理由をアイリスには言わなかった。


 そして、オークションに着て行く服が完成したという事で行ってみると、グランブルム商会本店の5階を貸し切って、俺達がモデルのファッションショーが行われた。

 更に、1日以内に来れる白狐人族全てが見学に来たから、冗談で参加料金を、と言ったら全員が全財産を出そうとして慌てたよ。

 結果、一律金貨1枚になり、俺としても罪悪感的な感情(モノ)に襲われ、払った白狐人族全てに尻尾の毛繕いをする事を約束したら、今度は優先順位を決める争いが勃発して、くじ引きになった。

 結局、材料費も、参加した白狐人族のカンパで払う事になり、断る事が出来なかった。

 更に、白狐人族全員の一斉の泣き落としになり、参加費の白金貨3枚が財布の中に入ったよ。

 ……当然、ファッションショーに使われた衣装は全て異空間収納に仕舞い済みだ。


 そんなに、全身毛繕いが魅力的なのか!


 後、3日に1回は神殿に行ってトリア姉さんに会いに行っているお陰か晴天が続いていたから、一応、資源や生活視点からの雨は大丈夫かと聞いたら、100年、500年、1000年単位で見たら問題ないらしいが、お願いして、きちんと雨を降らす様にして貰った。

 因みに、オークション開催日までには参加料を払った白狐人族全員の尻尾の毛繕いは終了したが、終わった後、全員が「頑張る!」とか、「貯めなくちゃ。」とか言っていた。


 そして、今日、王都のオークション開催日になったが、今回は、グランブルム商会も買う側でも参加している。

 理由は、また幼い白狐人族が行方不明らしいからだ。

 グランブルム商会が調べた結果、このオークションに出品される事が分かり参加する事になった。


 俺達の席は、優待特典付きメダルが効いたのか、最前列じゃないが良い位置に有る。

 運が良い事に、グランブルム商会とも近い。

 そして、この王都のオークションも仮面着用だ。


 そして、オークションは開催された。


 ……が、特に「物品」には魅力ある商品が無かった。

 昔の名画とか、古代王朝の食器とかSランク冒険者が発掘した宝箱から出た古代竜の爪から作った短剣は、流石に高値で売れて金貨72000枚で落札された。

 そして、前半の最後を飾る商品が出品された。

 要するに俺が出したヤツな。


「さあ! いよいよ前半の最後を飾る商品の出番となりました。王都に本店を持つ新進気鋭のあの商会がまたしても、快挙を成し遂げました。あの城塞都市のオークションで出品されたモンスターを再び狩って来たのです。

 そして、更に前回のオークションでは出品されなかった大物が用意されております。

 先ずは、『アークグリフォン』の本体です。」

「「「「「おお!」」」」」

「そうです。城塞都市のオークション同様に素材の部分ではなく丸ごとです。

 しかも、オークションに出品の為か、目立つ所に討伐跡がございません。間違いなく購入した方の品格を上げる事になるでしょう!」

「「「「「おお!」」」」」

「それでは、金貨30枚からです!」

「金貨40枚。」

「金貨80枚。」

「金貨140枚。」

「金貨280枚。」

「金貨……」


 うわぁ。流石は王都だ、どんどん上がっていくよ。


「金貨500枚。」

「金貨700枚。」

「金貨900枚。」

「……」

「金貨900枚です。誰か居られませんか?」

「……」

「それでは、番号18番の方の金貨900枚になります!」

「「「「「おお!」」」」」


 あ!

 城塞都市のオークションと同じでスタッフが番号18番と言われた人の所に行ってカードを渡しているな。


「まだまだございます。次は、城塞都市のオークションと同じく、レインボーバードです。此方も本体であり、美しい姿を保っています。

 このレインボーバードの羽根で作った扇や髪飾り等、王国や帝国の王妃や王女しか持っていない可能性がございます。そんな貴重なレインボーバードを金貨60枚からです!」

「金貨70枚。」

「金貨120枚。」

「金貨……」


 凄い勢いで値が上がっていく。


「金貨700枚よ。」

「金貨810枚。」

「金貨1080枚よ。」

「……」

「金貨1080枚が出ました。他に居られませんか?」

「……」

「それでは、番号6番の金貨1080枚の方に決まりました!」

「やったわー!」

「「「「「おお!」」」」」


 ん?

 聞き覚えの有る声が聞こえた気がするなぁ。

 ……忘れよう。



暖かい応援メッセージと星の加点をお願いします。


最初は、クラマの友人という事で接していたのだが、クラマのべた誉めの「極上の全身毛繕い」が広まった事と奴隷になったイナハの即日解放で、白狐人族全てが「……いつか」と思った結果が、貢ぎ系溺愛になりました。

ですから、白狐人族全ての密かな目標が「個人貯蓄白金貨50枚」になっています。

勿論、極上の全身毛繕いの為ですね。

尚、ユーマは、前世の施設のチビッ子の世話から始まり、将来に備えて身一つで出来る資格は殆ど持っています。

その中には、「マッサージ系」や「針」や「整体」やペット関係の「トリマー」等があります。

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