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今、違和感が?

すみません。

もう1話引き延ばしになりました。

 俺は我慢が出来ず、トリア姉さんにヘルプした。


(実はね、その()(娘)は確かに虎人族なんだけどね。)


 今、違和感が?


(呪いの魔道具に侵されているのよ。その結果が自暴自棄も重なって今の状況になったのよね。)


 そうなのか。

 それに呪いの魔道具は、指輪なのか?


(そうよ。それに、自暴自棄にならなければ、基本的には礼儀正しくて穏やかな子だよ。)


 それじゃあ、その呪いの魔道具はどうやったら解呪が出来るの、トリア姉さん。


(簡単だよ。ユーマが解呪の魔法を掛ければ良いんだよ。)


 ありがとう、トリア姉さん。


(どんどん頼ってね。私はユーマのお姉さんなんだから、何時でもドンと来い、だ。)


 まあ、我が屋敷に1人ぐらい年配の人が居ても良いか。

 俺はコトネ達の方を見るとコトネもリンも頷いていたし、キサラは聞くまでもないな。


「店主、あの虎人族を買おう。」

「畏まりました。ただ、女王陛下に暴言を吐いた為に、『特殊奴隷』となっておりますが、よろしいですか?」

「問題ない。」

「承知しました。」


 その後は、いつもの処理をして貰い、諸経費込みで大金貨3枚支払った。


「……これで、処理は全て終了しました。」

「私の様な者を買って頂いてありがとうございます。今後はご主人様に誠心誠意仕えさせて頂きます。」

「名は?」

「私は既にご主人様の物です。呼び名など、如何様にもお呼びつけください。」


 うん。

 おばあちゃんだけど、綺麗な笑顔だな。

 それなら……


「それなら、今からお前の名は『エミ』だ。」

「……え!?」

「嫌か?」

「滅相もございません。新しい名に恥じない働きをさせて頂きます。」


 そして、俺達は一旦王城の部屋に戻る事にした。

 エミは、エルフィードに暴言を吐いたから大丈夫かと思ったが、顔を覚えている者が居なかったから、すんなりと部屋にたどり着いた。


 先ずは、解呪だな。

 俺は、エミにベッドに座らせて解呪の魔法を掛ける。


「……解呪魔法(カースオプス)。」


 エミに紫色の何かが包んだ瞬間、ガラスの割れる音がすると、右手の中指に半分融合していた指輪が砕けた。

 俺は復元再生の治癒魔法を掛けたが、精神的に疲れていたのか、エミは眠ってしまった。


 俺達はエミに上掛けを掛けて、同じ部屋でのんびりする事にして、目覚めたら今後の事を話し合いをしたいと考えた。



 エミside


 私には、家族にすら言えない秘密が有る。

 そんな状態で育った為か、或いは元々なのか、虎人族としては随分と大人しい性格になった。

 勿論、家族から教わった戦闘技術はきちんと修得したし、自分から戦おうとは思わないけど、村では同年代で私より強い子は居なかたった。

 そんな私は、同年代には嫌われていたのだろう。

 族長の家に代々封印していた「呪いの魔道具」で、私は呪われた。

 効果は、本来の寿命はそのままで、外見だけは老人になるという魔道具で、私は騙されて指に填めてしまったわ。

 結局は、この事は明るみに出て、私を騙した奴等は獣人族の最高刑の耳と尻尾の切断となった。


 獣人族にとって、耳と尻尾は獣人族の誇りそのもの。

 だからこその、「最高刑」となる。

 この刑に服された獣人族は、同じ獣人族に最悪最底辺の侮蔑を寿命が尽きるまで味わい続ける。

 しかも、奴隷に堕とされた為に自殺も自傷も出来ない。


 そして、私は王都から出る事になった。

 その時に、詫びの代わりに10年に1人しか出せない特殊身分証を貰った。

 この特殊身分証が有れば人族至上主義の所以外なら何処にでも行ける。

 さて、この「呪いの魔道具」の呪いは、種族は問わないが一定水準以上の力を持つ者でなければ解呪は出来ない。

 そういった人達にお願い出来たとしても、高い対価を求められる。

 正直、払える金額じゃないわ。無理。

 絶望して解呪を諦めた私は、1度は行ってみたいエルフの国に行く事にしたわ。

 それにエルフ族なら、という期待も有った。


 ……でも、ダメだった。


 その後の事は覚えていない。

 気付けば、奴隷となって、地下の牢屋に入れられていた。


 そんなある日に、私を買うという奇特な人族の少年が現れたが嬉しくなかった。

 だって、まだ子供なのに、綺麗な美女に、年頃の人族の少女と幼げな猫の獣人族を奴隷にして侍らしていたから。

 それでも、私は奴隷だから従うしかない。


 そして、私の新しい名は「エミ」になった。


 ……偶然よね?


 その後は、見栄からか外見を綺麗にされ、連れて行かれたのは王城だったわ。

 私は、最初はご主人様はエルフの王族かと思ったけど、エルフ族の象徴である先の尖った長い耳を持っていない。

 頭の中が疑問と不安で一杯になりながら豪華な部屋に入り、ベッドに座らされると、解呪すると言い出したわ。

 不可能だと思っていたのに解呪され、今までの反動か、何も言えず、何も出来ずに眠ってしまったわ。


 ……そして目が覚めた時、私に信じられない事が起こっていたわ。



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