有料の秘密だ。
第4話のアイテムが有ったのを思い出しました。(-_-;)
さて、状況確認だな。
信用を得る為に、俺はエシルから貰った「友好の証」とギルドマスターから貰った「入国許可証」を見せた。
助けたエルフは最初は驚いていたが、次第に冷静になれたみたいだ。
「何が有ったか、説明出来るか?」
「……ええ。話すわ。」
話の内容は、このエルフ「セリス」はエルフの国で暮らすエルフだったが、何時まで待っても定期連絡的な役目を負うエルフが来ない事に不審に思い、自ら行く事になり、その移動中に先程の混血児に襲撃されて勝てなかった。
セリスは、エルフの国に報せる為に帰還しようとしていたのだが追跡され、セリスは撒く為に東に西にと移動して、とうとう追い付かれて戦闘になったみたいだ。
そこに、俺、参上!
「……と、いう訳よ。」
「なるほどな。それでセリスはどうする?」
「まあ、『私1人で充分よ!』と言いたい所だけど、出来れば同行をお願いしたいわ。」
「分かった。俺達もエルフの国に行く予定だったしな。」
「それは、ちょうど良いわね。」
「だが、都市ガルデンダイムに戻らないといけない。一緒に来てくれるか?」
「分かったわ。」
そして、セリスと一緒に俺達は都市ガルデンダイムに戻り、グランブルム商会と冒険者ギルドのウルカにエルフの国に行く事を伝えて、白い狐さんの宿屋をチェックアウトしてセリスと共にエルフの国に向かった。
……え、クルト達は、だと?
幾ら強くても、精神が未熟だと邪魔だからな、放置だ。
俺達はエルフの国に向かって馬車の旅をしていたのだが、セリスに質問責めを受けていた。
「何、この馬車は! 全然、揺れないんですけど!」
「有料の秘密だ。」
「それに、あの馬車を引く馬は?」
「有料の秘密だ。」
「何、あの魔剣は? 形も違うし。何よりも、滅多に聞かないわよ、人化する魔剣なんて!」
「キサラと契約したらなった。」
「この黒猫人族、可愛いんだけど。」
「可愛いは当然だが、やらんぞ。」
「ケチ!」
すると、馬車が停まった。
「ちょっと行ってくる。」
「ユーマ殿、『巻き』で。」
「お、おう。」
俺は馬車を出て、呻き声を漏らしている盗賊からアジトの場所を「優しく」聞いて、貯金箱を回収しに行った。
アジトに向かって8分後には到着して、コトネのご要望に沿って「巻き」で処理して、囚われた人達は居なかった。
12分後には馬車に帰り、エルフの国に向かった。
そして、今日は夜営する事になったのだが、ここでもセリスの質問責めが起こった。
「何、このバカみたいに中が広いテントは?」
「有料の秘密だ。」
「何、私達でも作れない、あの高度な結界石は?」
「超高額の秘密だ。」
「何、あの肌触りが良さそうな寝間着は?」
「銀貨1枚で売ってやる。」
「3着買うわ。」
「毎度あり。」
「何、この良い匂いは?」
「数種類の薬草を特定の分量で調合して加工をしている。レシピは銀貨5枚だ。」
「買うわ。」
「私を襲ったら殺すわよ。」
「心配するな。コトネとリンが、俺の首に当てるナイフの冷たさは知っている。」
翌朝
「ねえ、起きて。」
「……何だ、セリス?」
「何、あの肌着は?」
まだ、コトネとリンは寝ていた。
しかも、コトネもリンも寝間着がはだけて、輝かんばかりの肌が露になっていたりする。
因みに、オウンゴール込みで、犯人はリンだ。
「1着銀貨5枚で、上とセットで買うなら銀貨8枚だ。」
「……3セット買うわ。」
セリスの懐をガリガリ削っていると、外からキサラの呼び声が入った。
「我が君、獲物を用意しました。」
「分かった。」
そう言って、俺は着替えて外に出た。
……セリスは「キャッ。」と言いながらも、指の隙間から着替えを覗いていた。
午後3時頃、今日の目的地の国境前の宿場町に到着した。
運良く、白い狐さん達の宿屋が有ったから、そこに決めたのだが、凄い歓迎を受けた。
何故なら、俺がエルフの国に行こうとしない限り、此処には来る事が無いからだ。
此処の白い狐さん達は、既に連絡が来ていて、スィートルームを準備していたらしく、白い狐さん達の涙付きの上目遣いに負けて、その部屋にした。
そして、夕食後に俺は、白い狐さん達の部屋に行き、白金貨250枚を受け取り全員に「全身毛繕い」をやった。
翌日、国境の門番に「入国許可証」を見せて、俺達はエルフの国に入国した。
しかし、門番の人の中に紛れていたエルフは、セリスを見た瞬間に緊張していたな。
実は、セリスはエルフの国の偉い人だったりして……
……フラグかなぁ。
普通の馬車なら10日後にエルフの国に到着するのだが、俺達の馬車だと4日で到着した。
「此処が、我がエルフの国の王都『ユグドラシル』よ。」
俺達は、セリスと別れて宿屋を探すつもりだったのだが、セリスが良い所に案内すると言われて、「まあ、良いか。」とお願いしたら、到着した場所は王城だった!
「……セリス~。」
「言い忘れていたわ。私はセリスリア=チェスキー。
このエルフの国の宰相補佐をしています。以後、お見知り置きを。」
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肌着には魔法付与されているので、サイズ調整は自動です。




