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リンお姉ちゃん!

奴隷にされた子が、村で1人だけとは限りませんよね?

「……苛酷ね。」

「もう、吹っ切れたよ。」

「連れて来て悪かったわね。」


 やっと、解放されたが……


「コトネ。リン。キサラ。」

「「「ごめんなさい!」」」


 その後は普通に、雑談、主にクルト育成話が殆どだが、正に異世界転生チート王道系主人公を地でやっていた。

 家庭教師の白百合(ホワイトリリー)が来た初日で、初級魔法を無詠唱で放ち、次の日には中級魔法を放ち、3日目には無詠唱で中級魔法を放った。

 既に、この時点で魔法関係で教えられる事は底を尽き、次の日からは、冒険者に必要な基礎や知識を徹底的に教えたらしい。

 教える事が無い為、クルトの成長を願い、地力を固める方針となった。

 そして、それと並行して、冒険者ギルドに行って冒険者登録して安全圏を保ちつつ、経験を重ねた。

 そして、クルトが白百合(ホワイトリリー)に勝てる様になった頃に、クルトはレストにデリカやコランを連れて来る様になり、白百合(ホワイトリリー)は、この3人に教える様になっていた。


 うん。

 クルトよ、「モゲろ!」だな。

 更に、俺が女なら「……切り落としますよ。」だな。


 そして、良い時間になり、お(いとま)したのだが、「脳筋」な犬の獣人族野郎3人に絡まれた。


「良い雌居るじゃん。死にたくなければ寄越しな。」

「……アウト。」


 3分後には、服と靴と身分証と貴重品以外の全てを没収され、尻尾は股を通して腹の下に隠して震えながら土下座をしている犬の獣人族3人が居た。


「「「申し訳ありませんでした。」」」

「もう、こんな事はするなよ。死にたく無いだろ?」

「「「……は、はい!」」」


 この後、散策しているとエルフの国から流通しているのか、綺麗な髪飾りが有ったから3人に買った。


「ありがとう、ユーマ殿。」

「ありがとうございます、ユーマ様。」

「嬉しいわ、我が君。」


 翌日、俺達は宿屋で朝食後に神殿に行くと、トリア姉さんから言われた。


「本当は、介入は良くないけど、ユーマが知った時の悲しい顔を見たくないから。」


 と言って、奴隷館に行く事を勧められた。


 う~ん。

 とりあえず、周りの人達に都市1番の奴隷館を教えて貰って来たけど、老舗的な空気を醸し出しているな。


 ……まあ、入るか。


 見張りをしているスタッフに声を掛けて、中へ案内され待っていると、マフィアのボスみたいな奴が現れた。


「ようこそ、ヤイコブ奴隷館へ。館長のヤイコブでございます。」

「客の外見に関係なく、館長が対応するのが、一流の証拠なのか?」

「それは私には分かりかねますが、お越し頂いたお客様がどれ程、購入するか分からない上に、そのお客様が誰と繋がりが有るか分からない以上は、私としては、全てのお客様を最上の対応をするのが当然だと思っております。」


 やっぱり、1番を取る様な所の責任者は違うな。


「それはそうだ。客の外見で判断するのは三流以下だ。」

「それでは、お客様。今回はどの様な奴隷をお求めでしょうか?」

「実はな、信頼する御方から勧められてな。情報としてはそれだけなんだ。多分、見れば分かる事なんだろう。だから、悪いが全部を見せて欲しい。」

「畏まりました。」


 そして、俺達は最初は人族の大人の男女を。

 次は、人族の13歳から18歳までの男女を。

 次は、人族の13歳以下を。

 ……特に引っ掛かる奴隷はいなかった。


 次は、獣人族の奴隷だった。

 まあ、都市にも獣人族が多かったからなぁ。


 順番は、人族と同じだった。


 ……しかし、引っ掛からなかった。


 最後は、欠損奴隷だ。


 ……人族は、無し。


 最後の獣人族は……


「レン! イリス! 皆!」


 後ろに控えていたリンの声が響いた。


「リン。知り合いか?」

「……はい。同じ村の者です。」

「何人だ?」

「……5人全員です。」

「……リンお姉ちゃん?」

「レン! リンよ!」

「リンお姉ちゃん!」

「ユーマ様。どうかお願いします。」

「分かっている。」


 俺はヤイコブ館長に言った。


「この奴隷五人全員を買う。」

「畏まりました。他には何か御要望はございますか?」

「首の奴隷環を奴隷紋に。身体の洗浄を含めた身嗜みと、奴隷には見えない衣服と靴を。」

「畏まりました。」


 奴隷とは思えない上質な外見をしている獣人族のリンを見て、先回りをして準備をしていたのだろう。

 応接室で手続きをしていたが、10分程で俺達の前に5人が現れた。

 主人の変更手続きを終わらせ、代金の合計が金貨5枚でそれを払い、5人を俺達の馬車に乗せた。


 勿論、路地裏に回って所で欠損を復元再生をした。


 5人は、リンと同じ猫人族の村の出身で、レンはリンの妹で、イリスは村長の娘で、残りの3人はイリスの同じ年の友人だ。

 リンやレン達の村は奴隷狩りに遭い、離ればなれだったみたいで、レンはイリス達に守られていた。


 暫し、旧交を温めた後はグランブルム商会に行き、一般教養の教育を頼んだ。


 そして、レン達に聞いてみた。


「俺の奴隷になった訳だが、何か希望は有るか? 出来るだけ要望は叶えたいと思っている。」



暖かい応援メッセージと星の加点をお願いします。

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