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負けたらオレの女になれ。

実力と人格は、別扱いになります。


 おー、睨んでいるな。


「準備はよろしいですね? ……始め!」 


 開始の合図と同時にギャランが剣を振り上げて突っ込んで来たが、ギリギリで避けて平手打ちでバチン。


「がっ! てめえ、ぶっ殺してやる!」


 ヒョイ、バチン! ヒョイ、バチン! 


 女神イシュトリアの理想の顔だよ。

 トリア姉さんに代わって神罰な。


 ヒョイ、バシン! ヒョイ、バシン!


 止めだ!


「や、止め……がはっ……」


 決めは、槍の腹でその無駄に高くなっている鼻を潰してやったわ!

 あー、俺様系イケメンの顔が「ヒデブ」と言う前の顔になるのは気分良いわ。

 向こうも気が晴れた様で、曇り空から晴れになったな。


「勝者ローズ選手!」



 VIP席side


「きゃー! ユーマ様が勝ったわー!」

「レイリー様、個室で周りには誰も居ないからといって、はしゃぎ過ぎですよ。一応は、ギルドマスターとして居るのですから。」

「分かっているわよ。でも、しっかり見て総督に報告しないといけないしね。」

「はぁ~。孫の活躍を喜ぶお婆ちゃんですか。」

「何か、言った?」

「いえ、何も。」




 ユーマside


 次からは、魅せる対戦って奴をやろうかな。

 ギリギリの攻防を繰り返して、最後に勝つみたいなヤツな。

 因みに2回戦からは、対戦相手は組み直しになる。

 結果が分かる対戦よりも、誰が勝ち残るか分からない方が盛り上がるからだろうな。


「次の対戦を始めます。両者舞台へ。……始め!」


 カン! ギン! ガッ! バキッ! ドカッ!


「ローズ選手、予選会や第1回戦とは一変してきちんと戦っております。派手な鎧は見せ掛けだけかと思っていたら、中身も入っておりました。」


 おい!

 盛り上げたいなら、ディスるな!


「勝者ローズ選手!」


 演技って難しいなぁ。


「ローズ選手、途中で危ない所が有りましたが、何とか勝てました。果たして、次は勝てるのでしょうか?」




 VIP席、改めレイリーside


「ユーマ様は、演技が下手ね。」

「そうなのですか? あの森の覇者と聞いていたのに酷い内容だったのはそういう事ですか?。」

「ユーマ様は、きちんと大会を盛り上げようとしているのは分かるけど、見る者が見たら分かるわよ、演技をして手抜きをしていたのを。」

「そうだったのですね。」




 ユーマside


 これで、ベスト8だな。

 次で勝てば最低限のオークション参加資格が手に入るな。


「次の対戦です。マジャス選手対ローズ選手です。マジャス選手は、その華麗な動きで対戦相手を翻弄し、出来た隙を攻撃する戦い方で勝ち上がりました。ローズ選手はその動きに惑わされないかが勝負の分かれ目かもしれません!」


 おい!

 舞台の解説兼審判よ、外見、特に顔で持ち上げる選手を決めてないか?

 だが、対戦相手の戦い方を教えてくれてありがとう。

 (つい)でに言えば、戦い方を暴露されたマジャス選手は、お前を睨んでいるぞ。


「それでは準備はよろしいですね? ……始め!」


 18分後


「勝者ローズ選手!」


 マジャス選手の攻撃は、少し余裕を持って躱して、俺がわざと作った隙の時はギリギリ避けたり体勢を崩す演技をした。


 ……え、真面目に戦えって?

 いや、真面目に戦おうとすると、対戦相手は開始の合図の前に気絶するよ。

 伊達に、この大陸最難関の森でソロで生き抜いてないよ。




 レイリーside


「きゃー! ユーマ様、素敵! 次の対戦が始まるまで考えていたのね。演技が良くなっているわ!」

「そうなのですね。あの時、転けたのは演技でしたか。」

「そうよ。しかし、残念ね。この大会、誰が勝つかの賭けが無いなんて。」

「そうですね。昔は有ったらしいのですが、八百長が発覚してからは廃止になったみたいです。」

「そうなの?」

「はい。」




 ユーマside


 これでベスト4だな。

 そして、此処で昼休憩、と。

 身バレは嫌だから大人しく部屋で待機していよう。


 トイレ?

 生活魔法の洗浄(クリーン)の応用で、外に出す事なく消しているのですが、何か?



 ……外に漏れない様にしながら魔力制御や魔力操作の鍛練をしていたら時間が来たようだな。


「ローズ選手、入場口前にお願いします。」


 到着したら、ちょうど勝負が決まったみたいだ。


「勝者ガスバル選手! 前回優勝者はやはり危なげなく勝利しました。これは今回も優勝してしまうのか! 

 そして、次の対戦では、前回優勝を逃した準優勝のヘケラン選手です。この後の試合に勝ち優勝への足掛かりにするのか!

 しかし、ヘケラン選手の対戦相手も気になります。今まで全く聞いた事が無い上に正体不明の女騎士! 間違いなく今大会の注目を集めている選手です! 果たして、ローズ選手は前回準優勝のヘケラン選手に勝てるのか!」


 あ~。

 そこら辺はやはり手を加えたのか?

 まあ、大会を盛り上げないといけないからな。

 前回優勝者の対戦相手がシード選手なら前回3位とかで、予選会からの選手なら、予選会組が優勝するのならコイツみたいな人気1位とかだろうな。


 係員に呼ばれて俺とヘケラン選手が舞台の上に立つ。


「今までの対戦相手は、こんなガキに負けたのか? まあ、一部分だけは育っているようだが……。

 おい! 負けたらオレの女になれ。顔と身体が良かったら暫くは飼ってやる。」

「……」


 うん。

 アレを潰そう。

 外に出ている内臓器官を!

 完全に潰した後で、中途半端に回復すると、アレもセットで機能しない上に、元の状態に戻せなくなるんだよなぁ。

 以前、盗賊の中でも更にクズな奴らが居たから色々と試し済みだから実績有りだ!



「準備はよろしいですね?」

「ああ、始めろや。」

「……」

「これより、準決勝第2試合を開始します。……始め!」

「ヒャッハー! 飼ってやるから、さっさと負けてオレの女になりやがれ!」



暖かい応援メッセージと星の加点をお願いします。

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