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ざまぁみろです。

普通のラノベなら、こういう武闘会は、ハーレムの彼女達が黄色い声援を贈るものですが、観客席にはそんな人は居ません。

……観客席には。

 武闘会当日だが、先ずは大会規則を確認しよう。

 殺しと薬物の使用は禁止で、使う武器は大会運営が用意した大量の武器から選ぶ事になる。

 武器製作はドワーフ族が担当したが、無個性の武器を大量に作らなくてならない為に最初は渋っていたが、ドワーフ族愛用の「火酒」を大量に用意してやっと引き受けたらしい。

 しかも、このやり取りを毎回しているとの事だ。


 最初は振るい落としの為にバトルロワイヤルで、各ブロック2名になるまでやって、この2名が本戦出場になる。

 今回の予選参加者は328人らしい。

 そして、予選から本戦に出場するのは、最大16人となっている。

 因みに、前回の上位者は参加する場合は、成績に合わせて本戦からのシードになる事が決まっている。

 それ以外の規則もきちんと確認して、と。


 ……さて、俺は「Dブロック」だな。

 闘技場は2つだから、思ってたよりも直ぐに順番が廻ってきそうだな。


 さて、1時間後に最初のAブロックとBブロックのバトルロワイヤルが終わったから、次は俺の番か。

 ……舞台の清掃と補修が終わって、参加者が集まりだしたみたいだから、いよいよ出番だ。

 そして、大会前に用意して貰ったのが俺の悪ふざけで、俺の外見は黒基調で赤系の飾り意匠付きの全身鎧(フルプレート)に兜も顔面を隠すタイプだ。

 ぶっちゃけ、悪の組織の暗黒騎士にしか見えない。

 更に、最も悪趣味なポイントは、胸部が女性仕様になっていてそれなりの丘になっている事だ。

 後、名前は勿論偽名で「ローズ」だ。

 低身長、つまりロリ巨乳暗黒騎士、爆誕!

 当然、胸部には「夢」も「希望」も詰まっていない。


「Dブロックに参加される方は武器を選んだ後、あちらの舞台にお越しください。」


 と、言われたから置いてある武器から、戦略と偽情報の散布から「槍」を選んだ。


「この大会に力だけの馬鹿は要りません。ですから、大会規則も言いませんから、それで大会規則を事前に調べず大会規則違反で退場になろうとも、ざまぁみろです。」


 わ~い。

 予習復習の大切さを、異世界で実感したよ。


「……マジかよ。」


 そして、周りのざわめきを無視して進行が進む。


「それでは、予選会Dブロックを開始します。……始め!」


 はい、槍を使って自然な呼吸で膝カックンからの、そのまま足に絡めて後ろ返り回しで舞台から落として失格、と。

 これを7回して5人が脱落だな。

 後は、わざと舞台際に居て、俺を舞台から落とそうとする奴を釣る。

 ……はい。1匹釣れ、いや、1人来たから、槍で絡めて舞台から落として退場~。

 そんな事が8回中7回成功した事で、誰も来なくなったな。

 休憩確定と。


 おお~。

 俺が少し休憩していると、残りが俺入れて5人か!

 そして、4人がお互いに警戒している中、俺を雑魚認定して視線から外した奴の死角に入り、頭に向かって槍を振り落とす。

 観客席からの声は判別出来ないけど、絶対に「後ろ! 後ろだー!」とか言っている奴が1人以上は居るだろうな。

 勿論、闘技場に居る3人も俺に目線を向けない親切設定。

 そして……


 ガン!


 ヒット! 

 後ろから頭を強打されて気絶した後、最寄りの舞台端に片足を持って引きずって運んでジャイアントスイングで投げ落として退場。

 そんな喜劇をしていると、残った3人から2人を倒した奴が居た。


「Dブロック勝者69番と108番!」


 あ、俺は108番だ。

 やったー!

 そして、約3時間後に、予選2回目が始まったが俺は勿論勝った。

 良し! 予選突破で本戦出場だ!


「本戦参加者は、明日も同じ時間に来てください。」


 見事に実力を隠したまま予選を突破した俺は気分良く宿屋に帰って狐のお姉さんから「凄いですね。」と、お褒めの言葉を頂きました。


 そして、翌日の本戦。

 大会運営長の領主から一言。


「本戦も引き続き使う武器は、模擬戦用の武器だ。自分の武器じゃないと戦えないとか言う馬鹿をオレは強者とは認めん。

 大会参加者よ、満足出来る賞金を用意した。参加者には観客が盛り上がる戦いを期待する。以上だ!」


 その後は、普通に進行した。

 因みに賞金は、下から、ベスト8が金貨5枚で、ベスト4が大金貨2枚で、第3位が白金貨1枚で、第2位が白金貨10枚で、優勝者が白金貨50枚、という破格の金額だ。

 でも、裏で動く金はそれ以上という事が考えられるから、多分だが領主は裏で貴族達を呼んで賭けをしているな。

 そして、オークション参加資格が「ベスト4」以上か。


 まあ、頑張るか。

 ……俺の出番は16番目で最後か。

 過去の大会上位者が結構参加しているという事だな。

 順番が発表された後は、最初の2人以外は別室待機で、待機組は他の対戦を見る事が出来ない様になっているし、部屋にはスタッフが4人居て、目を光らせていた。

 そんな中、俺の外見に騙された馬鹿が近付いて来た。


「ねえねぇ。君は、その兜を取らないのかい? 是非、君の顔を見たいな?」

「……」


 勿論、無言で無視した。


「こっちから話し掛けたんだからさぁ。」

「……」

「なぁ、無視すんなよ。」

「……」

「おい! オレから話し掛けてんだぞ!」


 うるさい!

 俺はスタッフの方を向くと、スタッフが注意した。


「あまり酷い様なら、失格になります。」

「ちっ!」


 馬鹿は舌打ちをして、俺から離れた。

 そして、最後は俺と絡んで来た馬鹿が残った。


「その不細工な(つら)を更に不細工にしてやる!」


 見てないのに不細工とは酷い言い掛かりだ。

 この顔は、女神リアーシアのどストライクなのにな。


「では、次の対戦を始めます。ギャラン対ローズです!」




暖かい応援メッセージと星の加点をお願いします。


女神イシュトリアは、主人公の身体を創る時に、つい願望が入りまさした。

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