4人の首には「奴隷紋」が付いている。
主人公の移動=美少女ホイホイ(笑)
「お連れしました。」
「全く、何時まで待たせる気だ。銅貨1枚だ。さっさと出せ、下民。」
キサラが前に出ようとした気配を察して一言。
「抑えろ、キサラ。」
「……はっ。」
そして、先程と同じく遺留品の特徴を聞くが、一応は問題無かったが……
「そこの3人を出すのであれば、金貨3枚出しても良いぞ。」
「……我が君。」
「抑えろ。」
「しかし……」
「命令だ。」
「……はい。」
獣欲丸出しの顔に、俺も殺意が芽生えるが我慢だ。
「先ずは、俺の後ろに居る3人は売る気は無い。」
「……良いのか? 貴族である儂に逆らって。」
「どう言われ様が3人を売る気は無い。」
「ふん。後で後悔するが良いわ!」
俺は、肥えた貴族が求める遺留品である「紋章が刻まれた短剣」を出す。
「ほれ、銅貨1枚だ。」
そう言って、銅貨1枚を捨てる様に俺に向かって投げた。
「白金貨10枚だ。」
「……何と言った?」
「買い取り金は白金貨10枚だ。」
「な、貴様ー! 冒険者風情が調子に乗りおってー!」
「白金貨10枚だ。」
「貴様ー!」
貴族のくせに語呂力ねぇな。
「コモーノ様、抑えてください。アレが無いと今後の予定が成り立たなくなります。」
「……ぐぬぬぬ……恵んでやれ。」
「はっ。……白金貨10枚です。」
俺は、白金貨を1枚ずつを念入りに調べた。
「確かに、白金貨10枚だ。」
「……」
当然、肥えたオッサンの血圧を上げる為だけに、調べる振りをした。
俺は「紋章が刻まれた短剣」を渡す。
執事らしき爺さんは、短剣をじっくり確めた。
向こうは嫌がらせ込みかもしれないが、別に返って来た物を確めるのは普通の事だから何とも思わない。
そして、肥えたオッサンと執事らしき爺さんが怒りを撒き散らせながら退室した。
「どうだ。公的立場は向こうの方が上だが、何も出来ず、牙を向く事すら出来なかった様は滑稽だっただろう?」
「はい! 我が君。」
「……ユーマ殿。」
「……ユーマ様、程々にしてください。」
「分かったよ、コトネ、リン。」
「我が君、幾ら仲間とはいえ、奴隷の者が……」
「キサラ、良いんだ。コトネやリンは、こうやって注意や苦言を言ってくれる。それはとても大切な事なんだ。」
「……我が君。」
「分かったか?」
「……はい。」
これで、思ってたよりも早く、今回の遺留品の買い取りは終わった。
折角、冒険者ギルドに来たのだからと、依頼書が掛けられている掲示板を見る事にした。
周りの連中が、キサラの美貌に、急かされる様に前に出ようとするが、キサラの殺気に似た凍える圧力で青くなり動けないでいた。
……うん。
何か気分良いな。
早朝のピークを過ぎているから、美味しい依頼は無いな。
残ったのはハイリスクハイリターンな依頼と、報酬はショボいのに難易度が高い依頼だけだな。
掲示板を順に見て、俺は森に行って適当にモンスターを狩る事に決めた。
翌日も同じ様に森に行き、適当に薬草採取したり、ゴブリン等を狩っていると、20人の冒険者に囲まれていた。
……まあ、俺達は分かっていたけどな。
「ガキ! てめえがユーマだな?」
「……そうだ。」
「なら、死ね。」
俺が答えたら、いきなりこうなった。
それなら、と俺も容赦はしない。
「雷撃弾!」
20人全員の両肩と両膝を撃ち抜き、無力化したのだが、コトネとキサラは、不満顔だ。
……見なかった事にしよう。
そして、リンは「言われる前にやる。」を実践中で、俺は何も言ってないのに、服と靴以外の剥ぎ取りを始めていた。
……何か、頑張っているから見ていると、5分程で剥ぎ取りが終わった。
「ユーマ様、終わりました。」
リンの、実に爽やかな笑顔だった。
とりあえずは、剥ぎ取り品はマジックバッグに仕舞い、交渉タイムに入った。
「君達の雇い主は?」
「……」
「そうか。」
「ぎ、ぎゃあああ……」
何度か、相手の短剣を使って相手の足に赤い絵具を塗ると正直に話す様になったのだけど、予想通り黒幕は遺留品で遭遇した貴族の「コモーノ」だった。
リンに衛兵を呼んで来て貰い処理をお願いして、俺達は衛兵を3人連れて男爵の「コモーノ」が住んでいる屋敷に行き、強制捜査を執行した。
衛兵の隊長は知っていたよ、「王家の短剣」を。
向こうは、調査の手が入るとは思っていなかったみたいで、証拠書類等が、隠す事なく執務室の机の上に置いてあった。
「黒」は、全員を領主館の地下の牢屋に、放り投げたが、コモーノは牢屋に放り投げるまで騒いでいた。
「白」は、一応は屋敷待機を命じた。
翌日、王都からの代行管理者達が到着した。
結果として、王都に帰る事になったけど、俺達の馬車の後ろを2台の馬車が追従している。
1台目は、エルフのフェリアとユピナ達3人で、2台目には、夫である領主の違法を正そうとした夫人「マーレン=メイズ=グレイザリア」とその娘「サンリア=メイズ=グレイザリア(15歳)」と侍女の「カーヤ(16歳)」と「フラウ(15歳)」だ。
……そして、4人の首には「奴隷紋」が付いている。
夫人達4人は、流石に知らなかったとはいえ、無罪放免にはならず、奴隷堕ちは確定だったのだが、マーレン夫人は、俺と一緒に居た奴隷紋を付けているコトネとリンを見て、俺に土下座したのだ。
「お願いします。私達を貴方様の奴隷にしてください!」
どうやら、マーレン夫人は、俺の人柄をサンリア達から聞いていた上に、コトネとリンの状態を見て、少なくとも表面上の安全を確信したマーレン夫人は、俺の奴隷を懇願したみたいだ。
……マーレン夫人が勝って、4人は俺の奴隷になった。
王都の我が家に到着した俺達は、恒例の説明をして任せた。
マーレン夫人達の説明をしたら……
「やっぱり!」×貴族令嬢奴隷達
と、いう御言葉を貰った。
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