効率の子
人間の感情を効率化することが
その内、できるようになったなら
僕等は誰も信用しないだろう
どんなに頭が良かろうと
どんなに心が綺麗であろうと
自分以外の人間を
信用できる者は居ないからだ
一番最初に信頼した人間が
自分自身であり
自分自身が裏切ることを認めないのが
人間だからである
自分が可愛いとは良い例えだろう
大抵は辻褄合わせをするのだ
自分以外の全ての人間は
自分を裏切る可能性がある
その可能性を
非効率的だと考えるだろう
裏切る可能性のある人を
手元に置いておくことで
リスク回避をする場合もあるが
その状態は信用や信頼とは
程遠いのである
僕等の効率化は
それぞれが個になる為に
やっていくことになるのだろう
そんな世界が
好きか、嫌いかは別として