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乞食豚回顧録  作者: 早漏軒 法渓珍法老師
3/13

その3 ~転房

未決扱いの頃は午前中から近くにある裁判所で控訴審までは出廷していたが死刑確定者となった今は何もする事はない。


死刑確定者になってしまったので俗に言う「自殺防止房」に移される事になった。

刑務官が房の扉を開け及川に転房と伝える。

及川は少ない荷物を抱えて刑務官に連行される形で新しい部屋に移動する。


エレベーターに乗せられて階を移動する訳だが刑務官の指示で乗る位置まで決められている。

及川が所定の場所に立ったのを確認すると新しい部屋の有る階のボタンを押す。


「自殺防止房」の有る階に着くと刑務官に連行されてその部屋の前まで移動させられる。


刑務官が鍵を開けて及川に入るように指示を出すと及川は言われるがまま房の中に入る。

「自殺防止房」は文字通り、簡単には自殺出来ないような造りになっている。

窓は無いに等しく風通しは最悪。天井の証明は夜間も減灯はされるが明かりは点いたままで天井には監視カメラで24時間365日房の中を映している。


春先なのでまだマシだが夏になるとその通気性の悪さから房の中は40℃を超え、さながらコンビニのレジカウンターに有る中華まんの蒸し器みたいな状態になる。100kg超えの及川は蒸し器の中の肉まんみたいに蒸されるだろう。


そんな死刑確定者用の単独房に移された及川は徐々に自分が置かれた立場を身をもって知る事となるとはこの時は微塵も思ってはいないだろう。

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