#3:ステータス神化の効果
第3話目です!
ヒカルたちのステータスについてです。
騎士たちの後に続いて勇者一行はダンジョンにレベル上げに向かっていた。
洞窟に着くと1人の騎士が
「それでは、これより勇者様方にはこちらのダンジョンにてレベル上げをしていただきます。今日は初日なので1階層より下の階にはいかないでください」
勇者たちの中にはおびえているものもいたのだが伊藤が、
「よし!みんな、魔物を狩るのにまだ抵抗があるかも知れないけど、僕たちは魔王を倒すんだ!そのためにも慣れる必要があるんだ!だからみんな今日からのレベル上げも頑張ろう!」
と言ったことで、クラスの連中が盛り上がった。こういう時にこういう存在がいると安心しますよ。しかしなぁ...俺はこいつらといるときに闇はおろか光属性の魔法やスキルを使うわけにはいかないからなぁ...他の属性を早く覚えて使えるようにしないと。
1階層はスライムがたくさん存在するエリアだった。駆け出し冒険者なら苦労するところだが、勇者にとってはなんてことないらしい。みんなあっさりと倒していった。ちなみに俺もスライムをを倒した。今日の狩りでは勇者たちはレベルがだいたい3に上がったらしい。ちなみに伊藤は4、俺のスキルの恩恵があった美涼、瑠光、愛月の3人はLv6、俺はLv10だった。どうやらあのスキルはレベルアップ時のステータス上昇値を上げるだけでなく、次のレベルまでの必要経験値も減らしてくれるらしい。有能!
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
吉川 光 Lv.10 〈勇者〉〈聖なる勇者〉〈魔王〉
HP 10000/10000
MP 10000/10000
SP 10000/10000
STR:8000
VIT :8000
INT :6500
MND:6500
AGI:7000
DEX:2500
LUK:1000
●属性効果
火属性Lv.1
水属性Lv.1
風属性Lv.1
地属性Lv.1
光属性Lv.10
闇属性Lv.10
無属性LV1
●スキル
ライトニングソード
ダークインパクトソード
●魔法
<火属性>
ファイヤーボール
<水属性>
アクアショット
<風属性>
ウィンドショット
<地属性>
〔岩派生〕
ロック
<光属性>
ライト
ジャッジメント
<闇属性>
ダーク
ブラックホール
<虹属性>
シックスエレメントバースト
●ギフト
【聖なる鑑定】
【高隠蔽】
【偽造】
【神の加護】
【ステータス神化】
【アイテムボックス】
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ついに俺は4属性を手にしたのだ。といってもダンジョン探索が終わってから気づいたので実際はまだ使ってない。そして虹属性という項目、前は空欄だったのだが俺がシックスエレメントバーストを使えるようになったことで勝手に名付けられたのかな?ここら辺は今度こっそりと使ってみよう。そういえばみんなのステータスはどうなっているかな?
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
佐倉 美涼 Lv.6 〈勇者〉〈ウィッチ〉
HP 2100/2100
MP 3120/3120
SP 1680/1680
STR:126
VIT :132
INT :470
MND:390
AGI:320
DEX:240
LUK:300
●属性効果
火属性Lv.3
水属性Lv.3
風属性Lv.3
地属性Lv.3
●スキル
●魔法
<火属性>
ファイヤーボール
<水属性>
アクアボール
<風属性>
ウィンドショット
<地属性>
〔岩派生〕
ロック
●ギフト
【フォースマスター】
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
高梨 瑠光 Lv.6 〈勇者〉〈魔法剣士〉
HP 3000/3000
MP 1480/1480
SP 600/600
STR:216
VIT :132
INT :216
MND:216
AGI:168
DEX:90
LUK:270
●属性効果
火属性Lv.3
風属性Lv.3
●スキル
火炎斬り
風刃
●魔法
<火属性>
ファイヤーボール
<風属性>
ウィンドショット
●ギフト
【魔剣使い】
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
川村 愛月 Lv.6 〈勇者〉〈聖女〉
HP 2400/2400
MP 3900/9300
SP 360/360
STR:60
VIT :72
INT :312
MND:276
AGI:114
DEX:240
LUK:600
●属性効果
火属性Lv.2
水属性Lv.2
無属性Lv.4
●スキル
●魔法
<火属性>
ファイヤーボール
<水属性>
アクアショット
<無属性>
ヒール
ヒーラー
チャージ
●ギフト
【聖女の癒し】
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
3人ともだいぶ強くなっていた。俺のスキルの影響ってここまであるのか。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
伊藤 良太 Lv.4 〈勇者〉〈勇者を束ねるもの〉
HP 440/440
MP 448/448
SP 672/672
STR:71
VIT :58
INT :52
MND:24
AGI:44
DEX:14
LUK:84
●属性効果
火属性Lv.2
地属性Lv.2
●スキル
火炎斬り
大地斬り
●魔法
<火属性>
ファイヤーボール
<地属性>
〔岩派生〕
ロック
●ギフト
【指導者】
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
あ、これは...うん。俺の能力によって補正されてるのとされてないのではこんなに変わるのか。これ、もはやただの雑魚だ。そして伊藤がこれなのでほかのクラスメイトたちはさらに弱いということになる。ただ、俺はこれからあの3人にどう説明をすればいいのかで悩んでいた。聖なる勇者のことを素直に話せば、ほかのことも問い詰められそうだが、このまま言わないで放置していたらあいつらが無意識に強大な魔法を使ってしまうかも知れない。こういうのは早いほうがいいか。そして俺は明日、自分の能力のせいで周りの勇者よりもステータスが高くなっていることを3人に話すことにした。
ブックマークや感想をいただけると作者の励みになります。
誤字脱字などがあれば指摘していただけると幸いです。