#2:パーティ結成
第2話目投稿しました~1話目は少し改変しましたが物語には影響はあまりありません。
ステータスについてですが話しがもう少し進み、物語に影響がなくなってきたら後書きに入れようと思っています。
第2話 パーティ結成
騒動ののち正式にパーティが決まった。結局俺はあの後3人と組むことになった。俺としては1人でいるのがベストだと思っていたが、元の世界で俺とそこそこ関わりのあった、この3人だけでも守ってやろうと思って同じパーティに入った。俺としてもこいつらが知らないところで殺されるところはあまり想像したくない。パーティはこんな感じになった。
吉川 光 E 男
佐倉 美涼 S 女
高梨 瑠光 S 女
川村 愛月 S 女
伊藤 良太 S 男
荒井 佳代 A 女
丸山 春香 A 女
山本 沙織 A 女
小笠原 宗吾 A 男
武田 大輔 A 男
上杉 壮太 A 男
橋本 寛太 A 男
神崎 優 B 男
阿部 小太郎 B 男
酒井 正人 B 男
石田 宗谷 B 男
宮本 星菜 B 女
高木 沙羅 B 女
高橋 大樹 B 男
北村 茂 B 男
上位ランクはこんな感じに分かれた。残りの20人のうち、Cランクは13人、Dランクは3人、Eランクは4人だったそうだ。なんであいつはとか、実力でちゃんと決めろとか言う声が聞こえた気もするが本来の実力でもこうなのだ....すまない。
訓練はこのメンバーで7日間行われた。7日間の間部屋をあいつらと一緒に過ごさなければならなかったのがなぁ...そして3人とも俺のことを拒まず普通に話しかけてくれた。やっぱりこいつら天使だわ。特に川村は。戦い方にはみんなだいぶ慣れてきた様子だった。俺は魔法もスキルも使えない設定になってるからなぁ...魔物と戦っているうちに使えるようになったことにすればいいか。
ダンジョンに入る際は基本的にはパーティごとの行動になるらしい。なので、そのためにパーティ同士でスキルを確認しあった後、1時間後に王の間に集合することになった。伊藤がすれ違い様に、
「佐倉さんたちに怪我を負わせたら許さないからな!」
と言ってきた。俺が弱いと思っているからって...性格悪いやつめ。ちなみに、武器は王様から支給されたものを高ランクの勇者から貰えるらしく、伊藤は攻撃力+10という結構すごい剣を貰っていた。ちなみに、僕も剣だ。ただ余りものの木の剣しか貰えなかった。攻撃力+1まぁ俺のステータスの前でこんなの誤差程度だし問題はないんだけどね。
部屋に戻ったあと、俺たちはステータスを見せ合うことになった。
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佐倉 美涼 Lv.1 〈勇者〉〈ウィッチ〉
HP 350/350
MP 520/520
SP 280/280
STR:21
VIT :22
INT :66
MND:46
AGI:32
DEX:70
LUK:60
●属性効果
火属性Lv.1
水属性Lv.1
風属性Lv.1
地属性Lv.1
●スキル
●魔法
<火属性>
ファイヤーボール
<水属性>
アクアボール
<風属性>
ウィンドショット
<地属性>
〔岩派生〕
ロック
●ギフト
【フォースマスター】
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高梨 瑠光 Lv.1 〈勇者〉〈魔法剣士〉
HP 500/500
MP 280/280
SP 100/100
STR:36
VIT :32
INT :36
MND:36
AGI:28
DEX:15
LUK:45
●属性効果
火属性Lv.1
風属性Lv.1
●スキル
●魔法
<火属性>
ファイヤーボルト
<風属性>
ウィンドショット
●ギフト
【魔剣使い】
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川村 愛月 Lv.1 〈勇者〉〈聖女〉
HP 400/400
MP 650/650
SP 60/60
STR:10
VIT :12
INT :52
MND:46
AGI:19
DEX:40
LUK:100
●属性効果
火属性Lv.1
水属性Lv.1
無属性Lv.1
●スキル
●魔法
<火属性>
ファイヤーボール
<水属性>
アクアショット
<無属性>
ヒール
●ギフト
【聖女の癒し】
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俺もさっき作った即席ステータスを3人に見せた。なぜか3人ともやる気をだしていたが。【フォースマスター】は炎、水、風、地属性の魔法を無詠唱で打つことができるようになるギフトだとか...ちくしょう...羨ましすぎる。【マジックソード】は魔法剣つまり魔法を付与したときの威力が上がるスキルでだ。【聖女の癒し】は回復魔法の効果が上がるスキルだ。そしてスキルやステータスを見て前衛が俺と高梨、後衛が佐倉と川村という編成になった。最初は俺のステータスのせいで後衛にさせられてたのだが、無理やり頼み込んで前衛にして貰った。そしてそのあとはいろいろなことを話した。去年、高校に入学してからの思い出とかそれ以前の話をしたりもした。俺はあまり話の内容を聞いておらず、話し合いが終わったころには俺は3人のことを名前で呼ぶことになっていた。ちなみに佐k...美涼は俺のことをヒカルと呼ぶようになっていた。
俺たちが王の間に着くと全員が集合していた。ティーシャ王女は第1王女のため、ダンジョンと言う危険な場所には案内させることはできない代わりに、第2王女である、サーシャと第3王女のフィーシャ、そして彼女らの護衛騎士がダンジョンまで案内することになった。
勇者たちが初めてのダンジョン探索に燃え、王様がそんな勇者たちに希望を抱いている頃
そんな希望とは反対に焦りを感じている3人の人物がいた。
――聖なる勇者がいないとなるとこの勇者召喚は失敗ですね...だとしたら、もう少し資料を調べてみる必要がありそうです。サーシャが私の地位を狙っているようですし...
聖なる勇者がいないなんてはずはない、だとしたら...さっさと聖なる勇者を見つけて、力を貸してもらって、あの生意気なティーシャを王位継承の座から落としてやるんだから。
姉上さまたちは、聖なる勇者を自分たちの利益のために使おうとしています。せめて聖なる勇者さまがだれか私だけに分かれば、保護も可能なのですが...
まだ、勇者たちはおろか王様や騎士たちですら知らなかった。3人の王女たちが聖なる勇者の存在を独自に探していることを。
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