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#16:村防衛

7月2週間経過!暑い日や蒸し暑い日と変わるのに、暑さは変わりません(´・ω・`)

第16話目です!第10話からの美涼たち目線になっています!

今回から字数が少し増えています。

2019 7/14 20:58追記

10000pv&2500ユニーク突破しました!これからも頑張るので応援よろしくお願いします_(_^_)_


 「悪い、俺は用事が出来た。村は任せる」

 「ヒカルさん、用事って?」


 ヒカルさんはそう言い残すと、村の外に向かって走って行きました。村人や冒険者の中には「逃げたのか」言う人もいました。しかし、ヒカルさんはそんな薄情なひとではないです。さきほど、冒険者の一人と話した後に血相を変えて村を去って行きました。この騒動の原因を止めに行ったのか誰かを助けに行ったのだと思います。まったく、少しぐらい私たちを頼ってほしいです……でも村を任されているってことはやっぱり信頼されてるからってことなんでしょうか。なら、期待に応えないと。


「佐倉さん、高梨さん……いえ、美涼さん瑠光ちゃん。行きますよ!」

「私も協力するわ!」

「サーシャ……はい!一緒に頑張りましょう!」


「まずいぞ!村の中まで押し切られる!」


 入り口付近で戦ってた冒険者が叫びました。その瞬間叫んだ冒険者が吹き飛ばされ、なだれ込むようにしてゴブリンたちが入ってきました。


「みんな、行くわよ!『ファイヤー』」

「はい」

 

 美涼さんの放った魔法が、先頭の集団の一部を倒しました。しかし、それでもまだ押されています。私は吹き飛ばされてきた冒険者を治療した後、私も覚えている技を使ってみんなを助けます!


「水を司どる女神よ!『ウォーターボール』」


 【フォースマスター】を持っている彼女には到底攻撃魔法では及びません。詠唱も必要なうえに、威力も高くないからです。それでも、使える魔法があるんです。だからめげてなんていられません。――


――美涼が『ファイヤーウォール』を放った後、一瞬陣形が崩れたように見えた。私は迷わず、突っ込んだ。今のこの状況……接近戦で状況を崩す。魔法を放つのには詠唱がいるけど、剣に魔法を付与するだけなら詠唱がいらない。


「『風刃』」

 私はまず、剣から風の刃を飛ばす『風刃』を使って敵を攪乱させた。そして敵に向かって走っていき、『火炎斬り』を連続でお見舞いした。ヒカルの影響で、ステータスはかなり上がっている。今ならヒカルが居なくたって負けない!


 フィーシャ王女は遠距離から矢を放っていた。スキルも覚えたのか一度に複数の矢を放っていた。最初は私にも当たるんじゃないかと思っていたけど、一向にあたる気配がない。味方には矢が当たらないようにしっかり撃っているのかな。


 なだれ込むゴブリンたちを次々と倒していた。ふと美涼のほうを見ると、愛月に『チャージ』をかけてもらっている最中……美涼は何事にも冷静に早めにこなすからこの時間にMPを回復している。つまり今戦っているのは私と、フィーシャだけ。流石にこのゴブリンの数は多い、これを突破するにはやっぱり……


「フィーシャ、一気に攻めるわよ!」

「了解しました!」


 私が下がるとフィーシャがSPを大量消費してスキルを発動させた。


「行きます!『爆破の矢』『砂の矢』」


 放った矢が爆発して、ゴブリンたちを一掃した。そして砂を纏った矢で彼らの視界を防げたのか、動きが止まった。よし、これならいける。


「2人とも下がって!『ファイヤー』!」


 美涼は、MPを回復し終わったらしく魔法をたくさん放っていた。私は魔法は苦手だからな……サーシャも弓矢で援護しているがこの状況で魔法剣士の私では近づけない。あきらめて私は後衛まで下がった。


「お疲れ様です、瑠光ちゃん!」

「愛月こそ、お疲れ!」


 ちょうど冒険者たちの治療が終わったのか、愛月が私に話しかけてきた。可愛らしい笑顔を見ていると同性の私でも分かる可愛さでちょっと、いや、かなり妬ける。そしてこの娘と好きな人が被っちゃうなんて、でも私のほうが好きになったのは先だもん……小林さんたちもヒカルのこと好きっぽいし……はぁ、どうしたらいいんだろう私。


「瑠光さん、集中してください!」

「愛月ちゃん、ごめん……」


 いけない、悩むのは後!今は目の前の敵が魔法で消え去るのを待ちながら、避けてきた敵がいたら即座に倒す。今はこれに集中しないと!

 

 しばらくすると、今までゴブリンたちがなだれ込むように入ってきたのが嘘だったかのように、その流れがぴったりと止まった。目の前にはさっきまでのゴブリンよりも強いそうなモンスターがいた。こいつは、村に来る前に戦ったゴブリンジェネラル、それが5体。さっきはヒカルも居てゴブリンジェネラルは1体だったけど、今回はヒカルもいない。それでもヒカルの役にたちたい!ヒカルがこの場に居なくたって、見てなくても役にたったって言われるんだ!

 「みんな、怯まないで!この村の為に、ヒカルのために頑張るよ!」

 「ええ!」

 「はい!」

 「もちろんです!」


 私が気合を入れると、美涼、フィーシャ、愛月が元気のいい返事が返ってきた。良かった……みんなの戦気はなくなっていなかった。むしろ一番なかったのは私だったのかも。


「みんな、足元に気を付けて!『地ズラシ』」

 

 地面をずらす攻撃みたい。ゴブリンジェネラルたちが少し揺らいだのが見えた。


「『アクアシュート』」


 フィーシャがゴブリンジェネラルに水を纏った矢を放った。矢は確かに命中したけど、

相手を倒すことは出来ていない。だけど、相手の動きが一瞬止まった。こいつらを倒せるチャンスはココしかない。私は全速力で走った。


「『炎剣』『風斬』」


 私は風と火属性の技を使った。2,3回で倒せると思っていたけど、まさか1撃で倒せると思った。5体いたゴブリンジェネラルは3体になった。


「下がって!これで決める!」

「了解」


 私は美涼の指示に従って、後ろに下がった。そして美涼は杖に力を込め技を放った。あれはたしか風属性中級魔法『エアロストローム』だったかな。私も風属性の適性があるから分かるけど、威力はとても高い。そしてあっという間に残り3体のゴブリンジェネラルを倒した。これって私いらなかったんじゃないかな。


「お疲れ様」

「お疲れさまでした!」

「お疲れさまです」


 終わった後3人にそう言われた。でも、今回村の人たちを治療したのは愛月ちゃんだし、敵を足止めしたのはフィーシャ、敵を一番倒したのは美涼。私って本当に何もしてないな

これをヒカルが知ったら、笑われちゃうかな。


「そんなことはないです!瑠光さんだって十分活躍してました!」


 嘘、思ってたことが声が声に出ちゃった……皆は先頭に夢中だから気づいていなかったのか私には言わなかった。なのに、今私は口を滑らせて……攻められるのかな、もう一緒に戦えないのかな…… 


「いやでも、私いなくても倒せてたじゃん」

やめて、私が言いたいのはそんなことじゃない、でも……

 回復は愛月ちゃんがやっていたし、遠距離からフィーシャが矢で時間を稼いで美涼が魔法で敵を蹂躙する。私は前衛で邪魔してしまっていたのかもしれない。その割には美涼ほど倒してもいないし、フィーシャ王女のように威嚇射撃でたくさんの敵を足止めすることもできない。私のしたことと言えば、近距離で魔物を少し倒しただけ。私には何の利点もない。


「そんなことないわよ。確かに魔法で最後に決めたのは私だわ。でも、あなたがいなければ敵の陣形を崩させることもできなかった。それに、あなたは私たちの近くに来ないように守っていてくれたじゃない。本当に助かったわよ」

「そうだよ、私なんてゴブリンジェネラル1体も倒せてないし、普通のゴブリン倒したり、ゴブリンジェネラルの足止めをしただけですから……」

「みんながいたから勝てたんですよ!だから自分に対して否定的にならないでください!」

「みんな……」


 何も出来なかったと思ったけど、ちゃんとみんなの役に立ててたんだ。あれ、何だろ

頬に何かが。――


――


「……と言うことがあったんですよ。」

「ちょっと、そこまで言わなくてもよくない愛月!」

「でも可愛かったですよ?あの時の顔。王国貴族にも並ぶぐらい」

「フィーシャまで……からかわないでよー」


 俺は何て返したらいいの?いやゴブリンジェネラルが沸いたのは予想外だったが、しっかりと倒したことは褒めるべきなんだろう。何って言おうか……よし!


「お疲れ様!大変だったな。瑠光、大丈夫だお前は強い。役立たず何て俺が言わせない!」

「本当?ありがとう!」


 それまで、少し曇っていた顔が一気に明るくなった。良かった、言葉は間違っていなかった!


「じゃあ、ヒカルさん。今日は添い寝してください!」

「あ、私も!」


  愛月がそういうと、瑠光も同じように言ってきた。よく見ると瑠光の肩は少しビクビクしている。さっきのことがあったからだろうか、まだ完全にトラウマからは抜けていないのだろう。 


「私もしてほしいのだけど、今日は遠慮しておくは。2人と寝てあげなさい」


 この流れに美涼も乗っかってくるのだろうかと思っていたが、美涼はカッコいい先輩?周りに気を使える女性上司?そんな笑みを浮かべて言った。え……俺は添い寝確定なの?俺の思っていることは感じてくれないの?断ろうにも、2人が目を輝かせてこっちを見てくるので断りづらい。てかなんで、こんなに男の俺と寝たがるんだ?


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