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少女のプロローグ。
柊1
人間は、顔、頭、お金によって地位をつけたがる。
私、結目柊は地位の高い人間である。頭は良いしお金もち。
『立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花。』と口々にささやかれるほど美しい容姿を持ち備えている。
高校二年生になった私は、かれこれいくつの交際の申し込みを受けたかも今ではもう数えられなくなった。
そんなにたくさんの申し込みを受けても、心を射止められる様な相手には未だに会えていないが、いつか理想の王子様は私の前に現れるのか。そもそも私自身男性に慣れていないのだからしょうがない。
もしも、いつか心を射止められる様な素敵な人に出会えたのなら。
それは、とてつもなく愛おしいものであるに違いない。




