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第2話 声にならない

ZZzz。。..ZZzz。。..

「凖希起きろッ!ゴルァアっ!!」


光の声に床で寝ていた凖希が気付きゆっくりと目を開けた


「うるせぇな。」


「うるせぇなだと!?お前が起きて時間通りにあの場所に来てたら俺らは全力で逃げなくてもよかったんだよっわかってんのか?お前は今回だけじゃない前から…」


「わーーかったよ。次から気をつける。」


「気をつけるだけじゃねぇだろ?謝れよ俺ら3人に。」


「ふぅーっ。。。いいじゃん。逃げ切ったんだから。」



あっやばいキレる〜笑


光は凖希の胸ぐらを掴み右手を振り上げた。


「優おさえろ。」



「うん。わかった。」


2人で光をおさえこむ


その横で煙草に火をつける凖希



「何でとめんだよ?お前ら言いたい事ないのかよ?」



「だって凖希だからな〜」



「凖希も反省してるみたいだしね。」



凖希が盗んできたCDの中にあった1枚を取り出し曲をかけた



「お前らは甘すぎるんだよだから毎回毎回問題が…」



スピーカーから流れでるそのメロディーに光は息をのんだ。



騒然とした部屋が一変し気が付けばみんな曲を聞き入っていた。


曲を聞き終わってから4人は目を丸くしそれぞれ顔を見わせた。


「あァぁアっッーーーーーー」


言葉にならない。自然と全員叫んでいた。



全く聞いた事がない曲


けど……



知ってる。




4人が音楽を始めるキッカケになった声



1度聞いたら忘れる事ができない声



叫んだ後4人はその場に立ち尽くしていた。


はじめて彼の歌声を聞いたあの時のように。

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