竜と波乱1
硫黄島の朝は早い。
朝は6時の起床ラッパから始まる。
「ここで二度寝を抜くと一日が台無しになるんですよ。だから気が抜けない作業ですね」
朝の定番が始まった。
起床、点呼、二度寝、朝食、猫いじりに加え、喫煙からモーニングコーヒーまで、その範囲はあまりにひどい。
その定番を終えるともう出勤である。
今朝は彼の姿が見えない。どうしたのだろうか。
朝礼過ぎになって現れた彼に話を聞くと「敵に襲われた」のだという。
その敵は「二日酔い」というもので、居室の寝床に押さえつけられて身動きがとれなくなったらしい。
幸い彼に怪我はなかったが、月に数回はこの敵が襲ってくるのだという。
この島は島民の入れ替わりが激しい。
二年間この島内生活を行っているベテランは
「俺、この島から転勤したら結婚するんだ」と語る。
この島民を続けていく際、気をつけなければならないことは体調の管理だ。
運動の苦手な老人はそれに負けてすぐに太りだしてしまう。
「たまに、健康診断の結果、再検査とか届くんですよ。
もちろん運動する気はありませんよ。真面目に働いたら負けかなと思ってますから」
「最近は夜食など、深酒は止められるんですが、やはり自分はこれですね 」
と彼は仕込みの結果の腹を見つめる 。
健康診断の際に気をつけなければならないことはBMI指数だと彼はもらす。
彼の自堕落が現されるときだ。
「やっぱり一番うれしいのは朝食抜いたり腹を引っ込めたりして合格したときだね、また酒が飲めてよかったなと」
21時~23時までは居室で飲酒に精を出す。
「一度やめようかと思ったこともあるんです。
でもね、同僚で美味しそうに呑んでいるのを見たとき、
禁酒なんてできない!僕も部屋で一杯やるっ!
ってやっぱりこのみちにもどって来ちゃったんです。
同僚のせいです」
基本的な飲酒量は決まっているが、一緒に飲む同僚の嗜好に合わせ
多種多量な飲酒をしなければいけないのが辛いところ、と彼は語る。
「でも自分が選んだ道だからね。後悔はしてないよ」
「時々ね、わざわざウコンくれる女医さんもいるんですよ。
豚野朗乙って。ちょっと嬉しいですね」
そう恥ずかしげに語る彼はまさしく屑野朗の鏡だった。
~完~
・・・・・・・・・・すみません。ちょっと、現実逃避してました、はい。
ええとね、何というかね。ピンチなんですよ。
もう、逃れられない状態というか何というか?今そこにある危機?恐怖の総和?まあ、そんな感じです。
いや、ね、朝起きたら何故か隣に「幼女」が寝てたらどうしたらいいのでしょう。
あーはっはっは、誰かに見られたら死ぬ!社会的に死ぬ!邪神ア○ネス召還しちゃう!
しかも、この子服着てないよ!全裸だよ!マッパダカーニバルだよ!
もう積んだよ、僕の人生終わりだよ!もうゴールしていいよね!
と、とりあえず何か着せないと・・・・・・。
コンコン「入るよ~」ガチャ
田中2尉タイミング良いなあ。
見詰め合う二人。時が止まる。永遠はあるよ、ここにあるよ。
「等身大フィギアです」
「うん、そう。わかったよ。ペド2曹」
素敵な称号を手に入れた。