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竜と思惑5

古来より日本人にとっては竜とは何なのか?

神・・・そう言っても違いは無いだろう。

正確には、自然の象徴の一つだ。

有名なところで、地元の伝説なので馴染み深いヤマタノオロチ伝説がある。

チョイ悪神様のスサノオさんが生贄になるはずだった少女を娶るために、ヤマタノオロチを酒で酔わせた後、暴行を加え殺害し、殺害後死体を解体中に尻尾から剣が見つかるという猟奇的な伝説だ。

さて、これをヤマタノオロチ伝説を現代風に解釈すると『川の氾濫を抑えて、生贄の風習を無くし、川から採れる砂鉄で剣が出来るようになった』となる。

川なんてサイズのものが竜に例えられるのだ。それと釣り合う竜の凄さがわかる。

まあ、ヤマタノオロチを竜に加えるのはいささか微妙になるけれど。

あとは、竜神に祈祷して雨を降らしてもらって飢饉が防がれたという伝説も日本各地にある。

因みにこれも現代風に解釈すると「火を盛大に焚いて空気中の不純物を増やして雲を発生し雨を降らす確立を少しでも上げる。或いは偶然」となる。

だが、竜が実在するのならばどうなる?現代風に解釈する意味は・・・・・薄くなる。実際にあった事かも知れないのだ。日本の歴史に介入している可能性は高い。それにより日本の古代史の解釈がどうなるか・・・・・正直想像つかない。

もともと、日本に伝わった竜という概念は、どちらかといえば中国から伝わってきたものだ。中国での竜は権力の象徴、そう言っても過言で無いほどの凄いもの。中国にも過去存在していたかもしれない。

西洋でも最強の怪物といえば、龍しかいない。悪魔もやばいが直接的な破壊力では劣る。悪魔はどちらかといえば人間の精神に作用するが、力の強さは竜のほうが強い場合が多い。西洋においては邪悪で恐るべき存在・・・それが竜だ。ここでも存在していた可能性がある。

それ以外にも、世界各地に竜の伝承はある。それらは全て、竜は人間では及びつかない偉大な存在ということが共通する。

そのような存在が・・・・・ラブリーでプリチーなのはどういうことでしょう。


目の前に竜がいる。その竜はその巨体にとっては少し小さな水皿のロッカーから水をピチャピチャ舐めとってる。結構可愛い、ラブリー。

因みに水なのは舐めて確認したので間違いない。「ペロ・・・これは青酸カリ!!」って呆けたら石井3尉に殴られました。いやまあ、アーモンド臭してないしなあ。因みに水は軟水、硬水というより、むしろ蒸留水。不純物一切なし。

そうそう、猫とか犬とかのユーモラスな姿を撮った動画は一部でAVアニマルビデオって呼ばれてるらしい。竜の水を飲んでいる姿は、それらに匹敵するくらいに可愛い。俗に言うギャップ萌え。不良が捨てられた子猫を拾ってたら胸キュンだよね?そんな感じ。

問題は・・・・飲んでる水をどうやって集めたかだ。空気中の水分を集めた可能性が高いがどうやって?手段は色々思い浮かぶが、一瞬しか目を離してないのに出来るものはない。ロッカーの容量は概算で1トン近くの水が入る。空気中の水分を手に入れるのは僕の思い浮かべるだけで二つ。

空気を凝縮させて、不純物たる水分を取り分けるのが一つ。コンプレッサーのタンクに水分が溜まるのと同じだ。

もう一つは、空気より低い温度の物体を用意して、それに空気中の水分を付着させる方法だ。よく冷えたビールのグラスに水滴が付着するのと同じだ。

だが、それらと今回は異なる。それらを行った痕跡が一切無いのだ。

気圧の変化、気温の変化は一切感じられなかった。

それなのに、水分を集めるのはどうやって出来るのか?わからない。

ならば、その状況で水を集めるか作りだすのは何と呼べばいいだろう。

奇跡か魔法の二択。

物理法則を無視したナニかを表すにはそれしかない。

だが、それでもわかることがある。

この竜マジ可愛い。今度動画をネットに上げてみよう上位に食い込むはずだ。

この可愛さは人類全体で見るべきだよね!!

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