解体屋
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オークキングを含めたオークの山をみて、更にはユイたちを交互に見返す解体屋のオジさん。その様子を不思議そうに見ているユイたちであったが、解体屋のオジさんの様子がなにかを決意した顔つきになったため、少し緊張した面持ちになった。
「オークキングがいたってことは依頼のあった場所にオークの住処があったってことだからその分の報酬も報告すれば出るぞ。」
「え・・・?ほんとですか?」
「あぁ、けどこの現状を知ってるのはこの街では俺だけだ。俺からギルドマスターに言っておいてやるよ。滅多にお目にかかれないオークキングもこの手で捌けるってんだからな。買取でいいんだよな?」
「あ・・・ありがとうございます!」
「肉以外は買取でたのんます。」
解体屋のオジさんによって今回の依頼の報酬の上乗せが確定したため、お礼をいうユイとちゃっかり注文をするラスフル。
「あと、従魔が増えたことも登録にいれておけよ、急ぎでやるからまた明日ここに直接来な!」
ユイの新たな従魔であるラスフルが加わったことも解体屋のオジさんは気づいていたようであった。必要なことが済み、作業小屋を後にしたユイ達は、従魔登録の更新のためにギルドの受付に戻り済ませたのだった。
ギルドも後にして、エクイプの街中を歩いているユイ達は今晩の宿に入ったのだった。宿の部屋に入れば、すぐさまシィネマは風呂に入れられ、土埃にまみれた衣類は洗濯に出した。風呂を済ませたシィネマは風呂に懲りたのか、リディキルと入れ替わって出てきた。
「あれ、リディキルに入れ替わってる。」
「はい・・・、相当、風呂に入れられたのが堪えたようでした。」
「やるだけやって、眼鏡が割れたのも気づいたいたのに変えてなかったから、戦闘以外は無頓着だもんねぇ・・・シィネマは。」
「えぇ、まぁ・・・。」
風呂から入れ替わってでてきたリディキルは宿の簡素な服を着ていた。そのため、明日までに返ってくるであろう服はリディキルのものに変化しているとリディキルからユイたちに説明をされたのであった。
次の日、日が昇ってからギルドの作業小屋にやってきたユイたち。
「おはようございます。ユイです。」
「おう、出来てるぞ。ご所望の肉はすぐそこだ。」
作業小屋をノックすると、解体屋のオジさんが快く出てきて中に入れてくれた。そして、捌かれたオークの肉の多さをみて圧巻とするユイ達。
「買取品がかなりいい値打ちものになったぞ、報酬金額だとかそのあたりはギルドマスターがくれるからギルドにもどって受付にいうと案内してくれると思うぞ。」
「わかりました。ありがとうございます。」
解体屋のオジさんが報酬についての説明をしてくれくれたお礼をユイはいうと、捌いてもらったオーク肉をラスフルのアイテムボックスに入れたのだった。




