ギルドへ
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広場へと着いたユイ達は噴水の近くにあるベンチに座って今後のことについて話し合い始めた。
「さて、これからどうしようか。」
「何をするんですか?」
「そうだね、何をするにしても、お金もいるし・・・。」
ウィキ―とユイは、2人ではじめに話始めた。この時、リディキルの姿はなかった。広場へと向かっている途中で、気になることがあると言ってユイたちとは別行動をしていたのであった。
「リディキル達は気になることがあるって言って、別々になったけどなんとなく気配はあるからそれを追ってもいいんだけど、疲れちゃうしね・・・。」
「どうしましょうか・・・?」
ほのぼのと、噴水近くのベンチに座って2人で悩み始めたとき、目の前に大きな影がかかった。
「ただいま戻りました。」
「お帰り、リディキル。」
2人の目の前にかかった影の正体はリディキルだった。ユイとウィキ―が悩み始めたこのグッドタイミングで用を済まして帰ってきたのであった。
「用があるっていって出かけてったけど、何をしていたの?」
「この街の情報収集を少しと、これからの街についての情報集めです。」
ユイに問いかけられたリディキルは、情報屋を営んでいた時の営業スマイルでユイに笑顔を向けながら話始めた。
「この街はクエストの換金などもやっておりますが、武器の加工、修理を商売道具としてメインで動いている大きな街です。私達が言ったところはこの街でも評判のいい処なので良かったのですし、技術も素晴らしい処でした。」
「そうなんだ。リディキルが聞き出してきた情報なら確かだね。」
「しかし、ここからがユイさんが主としてかなり頭を抱える部分だと思います。」
「何・・・?」
「この街や国以外の街や国ではただの普通の街なのでギルドに入会していないと街に入国する際、入国税をはらわなければならないらしいです。」
「どのくらいかわかる?」
「そこまでは国によって違うみたいですし、そこまで詳しい情報はありませんでした。」
入国税の料金まで気になっていたリディキルは、諦めたような顔になったため、ユイはそれをみてこの街に情報がないというのを確信する。
「わかった。入国税でお金を払うより、ギルドへの入会金でお金払うほうが有意義なお金の使いかたって思うし、ギルドに入会しておこうか。」
「ユイ、やること決まりですか?」
広場のベンチから立ち上がるユイに問いかけたウィキ―。その応答にユイは何も言わず、ウィキ―をみて大きく頷くと、ウィキ―はベンチからおりてユイと手を繋いだ。
「ギルドにいこうか。リディキル、ウィキ―。」
「はい。ご案内します。」
「え?そこまで情報聞いてきたの?」
「私達がそんな浅はかなものだと思います?」
「思いません・・・。情報屋・・・恐るべし・・・。」
リディキル達がギルドの場所を事前に調べていることを考えつかなかったユイは、眼の奥が笑っていないリディキルの顔を久しぶりに見ることになった。だが、こうやって見るとリディキル達は頼ってほしい者たちなんだなと感じるユイなのであった。




