日常とバーチャル
続きを読んでいただきありがとうございます。
連絡です。前回の話を修正したので読み直しをお願い致します。
ミーティングで配役決めが意外と早く終わり、長期休みの課題をやる時間がとれたた。そのため、チカに勉強を教わったユイ。そのために午前中で終わるはずの部活が勉強もあったため、午後にまで少し伸びてしまった部活帰りの帰り道をユイとチカは一緒に帰っていた。
「はぁ~、一人じゃ一行に進まなかった課題がまさかこんなにも進むとは驚きだね。チカちゃんに聞いてよかったよ。ありがとう。」
「どういたしまして。こっちも理解できたなら良かったよ。」
「けど、まさか私が学園祭の出し物の新三銃士のルイ13世役だなんて・・・。」
部活のミーティングが早く終わり、長期休みの課題をこなしていたためその話をしていたユイとチカ。だが、急に思い出したかのようにユイは学園祭の出し物としてきまった新三銃士の配役についての話をし始めた。
「サルのブランシェ役じゃないだけいいんじゃない?」
「そうだけど・・・、それならまだトレヴィル隊長役のほうが良かったな・・・。」
「穏やかで元気なユイちゃんにはおじいちゃん役はちょっと難しいってアカネちゃんも言ってたし、ポルトス役のほうがよかった?」
「ポルトス役はやだ。」
「なら、身長的にも性格的にもちょうどよかったんじゃない?」
ユイの決まってしまった配役の今更ながらの我儘をチカは宥めるように話を聞いていた。
「そうだけど・・・、私に比べてチカちゃんはコンスタンス役じゃん!」
「コンスタンス役は確かに配役としては出番とかセリフもあまりないけど、かなり歳の差婚した旦那さんがいる役だけど?」
「そうだ・・・確か・・・旦那役のボナシュー役って・・・。」
「片桐君。」
「・・・すみませんでした。」
「彼も役に入ると豹変してしまうから・・・。」
ユイとチカと同じ演劇部員である片桐とは男子部員であるが、役に入ると豹変してしまうという演劇部員やユイとチカが通う学校内では有名な人物であった。
「流石に、ロシュフォール役は榎本君でミレディ役はアミちゃんっていうのは適役だったよね・・・。」
「そうだねぇ~、またファンクラブ出来そうだよ。」
2人の所属する演劇部には先ほどの片桐とはまた違った有名な人物で、格好いいと評判の榎本、美人と評判のアミがいる。
「また体育館の席が満員御礼になりそうだね・・・。」
「今度から入場料とったほうが良いよね・・・!」
「確かに!」
2人は他愛ない話をしながら、途中で別れてそれぞれの帰路に着いた。チカと別れた後は足早に家に帰り、部屋に入ると部屋魏にすぐ着替え、ゲームの準備をし始めたユイ。ゲームを始めるための準備は勉強を始める準備よりも数倍速い。
「さーて、約2日経っちゃったからな・・・向こうだと・・・うわ、約2週間・・・!」
現実世界とゲーム内の世界との時間を確認したら、焦ったようにヘッドセットを早速かぶって準備したユイ。そのまま、ベッドに横たわり電源を入れると、以前のようにまた眠るようにゲームの中に意識が飛んで行った。
ユイがゲームの中へと意識が入り、どんどんログインするのにIDやパスワードなど自動保存していたため入力されてゲームの世界に入り込んでいく。ログインの手順が終了すると、ユイは眼を開くと青一面のハジマリの場所、所謂、ホームへと戻ってきた。
「・・・戻ってきた。」
「ユイ!」
声のする方向に顔を向けると、ウィキ―、リディキルとシィネマの2匹が駆け寄ってきた。
「ただいま!」
「遅いですよ~!」
「ごめんごめん、こっちの世界と、時間の進みが違うみたいで・・・。」
「それは仕方ありませんね、それが分かればこちらも待つ日数がわかりますし。」
「ずっとこのままこの世界にいればいいのに~!」
「コレ、シィネマ。そんなことを言うんではありません。」
「ははは・・・。」
バーチャルの世界に戻ってきたユイは、この掛け合いが約2日ぶりだというだけでもなぜか懐かしさを感じた。
「遅くなったけど、街に戻ろうか。流石にその姿だと疲れるところもあるでしょう?」
「はい!」
ユイの言葉に同意する2匹は、ユイが設定の中かから【続きを始める】を見つけ、それを押すと、地面が光り、ワープするようにホームから出ていった。それに続くように2匹もワープしていった。




