趣味のゲノム
「辛い時こそ、映画はあなたを救ってくれる。
追い詰められたとき違う価値観や考え方に
触れるのはいいことよ
それが物語の魅力なの」2004 MGS3 Para-Medic
私は、おおよそ3歳程度の頃から「ゲーム」というものに触れてきた
その中で、私は多くのゲームをプレイしてゲームの遺伝子、いわば「ゲームゲノム」をいくつも取り込んできた
もちろん、ゲームだけじゃなくって映画、アニメ、漫画といった様々なサブカルチャーの「ゲノム」も色々と取り入れてきたつもりだ
そして今現在、多くのゲノムを取り込んできた弊害が生まれている
「どの新しいゲームもかつて見た動き、ストーリーの流れを見てしまう」ことだ
代表的なものとしてDARK SOULSが取り上げられる「『DARK SOULS』(ダークソウル)は、フロム・ソフトウェアより発売されたアクションRPG、およびシリーズ作品名。」
DARK SOULSでは剣、槍を始めとした多くの武器が存在し一部の武器には特有のモーションが存在している
とどのつまり、最新ゲームで敵が剣を振るう動きがそのモーションに見えることがあるのだ
単純に剣を袈裟に振ると概ね同じ動きになることはわかっている、わかっているが比べてしまう
これが私が今感じている「弊害」である
他の点でも触れていこう
例えば、バイオハザードシリーズ「バイオハザードシリーズ(BIOHAZARD、欧米では: Resident Evil)は、カプコンから発売されているテレビゲームの一シリーズ。主なジャンルは「サバイバルホラー」」
このゲームは革新的であった、銃弾の不足に悩まされつつも多くの謎をとき襲ってくるゾンビたちを迎撃していく
道中では待ち伏せに近い敵の登場方法などを用意することで警戒させること常とする緊張感を持ったプレイが楽しめる
これを逆手にしばりプレイやタイムアタックに挑戦する楽しみも存在する楽しみ方の幅が広いとはこういうことだろう
さて、このゲームのゲノムを取り入れることで起きる弊害
それはすなわち「待ち伏せに対する先読み」だと思われる
DARK SOULSでも待ち伏せなどの奇襲は存在するが、今回は化け物の奇襲だ
さて君の目の前にドアがある、鍵がかかっていてどうやら窓越しに何かを見るとパスコードがわかる
なるほどな、とその何かを見つめると突然化け物が目の前に現れ襲ってくる
この流れ、意外とよく見るのではないだろうか
私はよく見るし、何なら驚かなくなってしまった
これではいけない、おそらくは驚くことによりゲームに対する緊張感が増し
いずれまた不意打ちが来ると備えることが大切なのだ
「ああ、じゃあそろそろ来るなぁ」と適当に構えていてはそのゲームにのめり込んでいるように私は思えないのだ
さて、今度はジャンルの話をしよう
私には愛してやまない、それこそ「人生の半分」と呼んで差し支えないゲームタイトルがある
1998年、「20世紀最高のシナリオ」と呼ばれたゲームがあった。
ステルスアクションゲームを確立したとも呼ばれる名作
METAL GEAR SOLIDだ「メタルギアシリーズ (METAL GEAR series) は、コナミデジタルエンタテインメント(KDE。旧・コナミ)が販売しているステルスゲーム」
このゲームの初プレイしたシリーズはMGSPWという作品だったのだが、ソレまでこのゲームをプレイしていなかった私に電流が走った
潜むスリル、敵をおちょくる楽しさ、ユーモアあふれるキャラ、濃密なストーリー、全てが私好みで私の人生観を変えるには余りある力を持っていた
案の定ハマってステルスゲームをやるようになり、ふと言われる「お前のプレイスタイルいつまで立っても変わらないよな!」
え、そうなのとか思っていたが確かによくよく考えればステルスゲームに対する攻略の仕方はいつも同じかもしれない
なんなら、他のゲームにちょっとしたステルス要素が加わった途端ふざけだす
ああ、たしかにいつも同じようなことしてるなと思わざるを得なかったのだ
話がそれてしまったが、何が言いたいかと言うと
「同じことをずっとしていると人はそれ以外の行動をしにくくなるのではないか」
ということなのだ
さて、色々と書いてきたが多分きっといまゲームを開発している人たちにも取り入れてきた「ゲノム」が存在し
その「ゲノム」の一部がかぶっている人も大勢いると思う
だから似たようなものを見かけるし、なれた手付きでふざけだす
ここ最近思うのは、そうした際にまず行うのはゲームを一度何も考えずに楽しんでプレイすることなんじゃないかなと思う
一度攻略してから「やっぱりこのモーション…似てるッッッッ!」とかやれば2倍楽しめると思うのだ
それに、かつての自分と同じような人たちが未来ある幼子にそのゲノムを繋いでいくのはとてもいいことなんじゃないかなと思うのだ