『聖剣の門』 -秋月円命流奥伝- 巻の一
江戸開府から180年余。円熟を迎えようとする町人文化と商業経済の発展に華やぐ都市。天候不順や大噴火による度重なる飢饉に喘ぐ農村。揺らぐ幕藩体制を懸命に支えようとする老中・田沼意次と盟友官僚達。これに対し、権勢のみを手中に収めようとする刑部卿・徳川治斉の暗躍。混迷を深めてゆく世情と暗雲立ち込める政局を背景に、家康が黒田家へ託した秘書をめぐり、天命を負う若き剣者・新免右京之典へ次々と刺客が襲いかかる。“戦の無い安寧の世”と黒田家、そして自らの愛すべき人々の為に、奥義・秋月円命流の秘剣を縦横無尽に揮う右京之典が真っ直ぐに立ち向かう。爽やかなる眼と心を持つ眠れる若き剣者の永きに亘る戦いが今、始まる!
一章、古処千日参禅
2008/12/30 15:47
(改)
二章、円命流奥伝
2008/12/30 18:30
(改)
三章、秋月黒田家秘聞
2009/02/09 04:08
四章、旅立
2009/04/14 22:49
五章、塔の瀬越え
2010/04/23 00:03
(改)