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夢双妖狐  作者: ぽち
動きだす
9/36

-とある神々-


———アーサーがダークゼウスを殺してから1週間。


「ダークゼウスが殺された!?」

俺、ゼウスはダークゼウスの兄だ。

急いで用意して向かった先は漆黒ノ塔。

いわばダークゼウスの住処だ。

あいつの死骸は固定魔法で時を止めているらしい。


———漆黒ノ塔。

急いで最上階へ上がり、見に行った。

そうすると、血だらけのダークゼウスがいた。

「復活魔法陣は置いておきます。起き上がるには1ヶ月いりますがとりあえず、アホが起き上がったらこの紙を渡しておいてください。」

こいつの相棒、鷲族のアビスにそう言った。

「何処に行くんだ?」

「例の能力を持っている彼奴のところだよ!」

俺はそういい、鷲の能力をコピーした。

俺の向かった先は王都(アナザーキングダム)



———アスタ視点。

「ねぇねぇ。ゼウスさんの弟のダークゼウスくんが亡くなったらしいよ。殺したヤツは王冠かぶっていて、かなり若いヤツだって。

そのせいで失踪したアーサーって騒がれてるんだって。」

俺はその話を中途半端にしか聞いてなかったが、その部分だけはしっかり聞いていた。

そのことを聞いた瞬間に叡智神のことを思い出した。

ヨミは、俺の感情を理解できないらしい。

だが、俺自身も理解出来なかった。


その時、ノックが響いた。

こんな町外れの家に何の用だろうか。

「はーい...ってゼウスかよ!そしてお前まだ子供かよ!」

「俺は不老なんだよ!

ていうか本題に入りたい。家に上がらせろ。」

リビングに上げた。

今まで、そしてこれから、アーサーの話などもした。

「———ほうほう。月衛神か。」

そして、こんな話をされた。


まだ朝昼も無い世界に暴走した魔王が現れた。

魔王の持つ能力は、未知の神々だった。

魔王は、

元魔王に肉体だけ奪われる。

その魔王を封じ込めたのは、

炎結神の炎神。

風迎神の風神。

水檻神の水神。

陽創神の光神。

月衛神の闇神。

この全ての能力を持つ神が封印した。

炎で結び、風で迎え、水で檻を作り、太陽を創造し、月で守った。



「俺はどれも持ってないんだがな。

そして、今年がこの封印が解かれ、能力がばら撒かれる年だ。」

「私、陽創神(イザナギ)昨日手に入れたんだけど!」

「適合者はあと三人か。」


———俺、アーサーは、 色々な能力を奪った。

だが、感情がやはり欠落している。

俺の持つ神の能力は、

叡智神(メティス)

解析神(トト)

破壊神(シヴァ)


だ。

最近、エンドレスから頼まれ、神の能力を奪えと言われている。

そして、エンドレスから呼ばれた。

「そろそろアスタの元へまた行け。」

「なぜですか?」

「とある能力をヤツは持っているからな。」


続く









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