-無情-
アーサーが失踪した。
昔仲良くしていたのが懐かしく思えるほど悲しかった。
俺も、アーサーも、アリスも12年の時を経て、能力が増えていた。
ちなみに、アーサーも3年に一回年齢を重ねていくので、18だ。
アスタ
年齢21
身長180
種族:
狐聖王
固有能力:
〔夢双:神幻月解放〕(極妖:神解放〕
称号:
幻想神
刀神:
夢双妖狐
能力:
〔賢者魔法:死雷)〔賢者魔法:死者蘇生〕 〔夢双:神再生〕〔夢双:変幻自在〕
〔物理強化〕〔混沌死〕
アリス
年齢20
身長160
種族:
龍王神
固有能力:
〔夢双王幻舞〕〔龍王:神解放〕
称号:
龍神
能力:
〔死反射〕〔龍波動〕
〔絶対神〕〔透明化〕
アーサーに関しては不明だ。
———アーサー視点
気がつけば俺は黒に染まっていた。
カリュブディルも黒色になり、名前がデスカリュブディルになっていた。
そして、何故俺はここにいるのか。
それは分かる。
———数日前
「アーサー様!」
「何事だ!」
「大悪人エンドレスが脱獄!」
「俺が探しに行く。」
この時から嫌な予感がしていた。
「俺の場所に来いよ。」
謎の幻聴。
俺の兄、アスタの兄でもある、カースの声がした。
俺は走り、探した。
声のする方向へ。
そうして、兄を見つけた。
兄の顔は思い出せなかったが、確実に兄だと確信したのが、この世に一人、異世界人だったからだ。
兄は、父、母に拾われたのだ。
だが、カースは、エンドレスの顔そのものだった。
一瞬混乱した。
昔殺されたはずの兄が目の前にいて、その兄が大悪人だったということで。
その時、俺は、昔過ごせなかった時間を取り返そうと、悪に寝返った。
そして、大悪人の仲間を集め、カリュブディルを祭壇に捧げ、黒に染めた。
そして、俺は神を辞退。
ただの王となった俺は魔王を名乗るため、試練を受けた。
ゼウスの兄弟、ダークゼウスのところへ。
試験など受ける気は無く、ダークゼウス本人を殺した。
そして、いつのまにか目から感情というものが抜けきっていた。
【主、称号:無情王になりました。】
悲しみなど消えて無くなった。
キツイなー